第7回 ゆったり伊豆の旅
Ver.1.01 2000/06/15
Ver.4.01 2001/09/30
1、日 程 平成11年5月21日(金)〜22日(土) 天気:晴
2、目 的 家族旅行 (同乗者:妻)
3、場 所 伊豆半島一周
4、ドライブコース
[1日目]5/21(金) 晴
31km 42km 小田原厚木道路 55km 64km箱根新道
自宅────厚木IC────平塚料金所────小田原料金所────山崎料金所
7:30 8:30 8:40 8:50 9:00--05
78km 86km 87km 103km
────箱根峠────十国峠────伊豆スカイライン入口────亀石峠SA・IC
9:25km 9:35--45 10:05--11:00
153km 160km 166km 170km
────恋人岬────昼食(磯の宿)────沢田公園露天風呂────松崎なまこ壁
12:15--13:15 13:30--14:20 14:35--15:20 15:30--50
R136 223km
────蛇石峠────蛇石────マーガレットライン────NEC下田荘
(右折) (波勝崎付近)16:30 17:15
[2日目]5/22(土)
229km 233km 236km(お吉の墓)
下田山荘────郷土資料館・了仙寺────ペリーの像────宝福寺────
9:40 9:50--11:05 11:10--15 11:20--12:00
260km 269km 274km
河津七滝(昼食・滝見物・踊り子像)────天城隧道────道の駅・天城越え
12:50--14:20 14:50--55 15:05--20
302km 伊豆スカイライン 箱根新道 356km
────修善寺────冷川IC────亀石峠────箱根峠────山崎IC
16:10 17:00 17:10--15
359km 365km 小田原厚木道路 378km 389km R246
────箱根IC────小田原料金所────平塚料金所────厚木IC──
17:20 17:25 17:30 17:41
R129 R16 414km R16Bypass 420km
────橋本────御殿山料金所────(GAS)自宅
18:45 19:00
5、内 容
今回は妻と二人でゆったり伊豆を旅することにした。以前、バイクツーリングで伊豆
には数回来ているので「見所」はよく分かっている。今回のドライブは西伊豆の景観を
楽しむことと、「伊豆の踊り子」のルートを逆走して、そのポイントを見ることにした。
[1日目]]5/21(金)
(1)いつものルート
天気は良好で良いドライブ日和である。いつものルートで八王子から16号バイパス
、R129で厚木、小田原厚木道路で箱根湯本へ、いつもツーリングの時に集合場所と
している山崎PA(料金所隣)でトイレ休憩。箱根新道を経由して、箱根峠、熱海峠、
山伏峠そして、亀石SAの「スカイポート亀石」でコーヒーブレーク。ここで定番の「
ウインナーコーヒー」400円也を楽しむ。レストランの外も散策し、「若人の像」を
見学した。
ここは何回も来ているが、この像の存在を知らなかった。何故ならば箱根から伊豆方
面に向っていると全く見えないところにあるためだ。又、「スカイポート亀石」の中で
は富士山を専門に撮影しているカメラマンの作品を沢山展示しておりそれらを観賞した
。
結構ゆっくりしてしまい、約1時間も費やしてしまった。これらの写真は絵のようで
本当に美しい。
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「スカイポート亀石」と 愛車TOYOTA PROGRES |
亀石SAにある「若人の像」 |
(2)西伊豆へ
亀石峠ICから一般道に降りて、修善寺経由で土肥へ向かう、1時頃松崎近くの和風
食事処「磯の宿」で昼食。ここは案外落ち着いていて良いところだった。一人2,20
0円以上するがそれなりの良い料理を食べさせてくれた。この店には落語にまつわるも
のが一杯飾ってあり落語の太鼓の音がBGMとして流れている。店の女将に聞いたら、
たまたま、落語好きのお客に気に入られ、自然と落語関係の人達が集まる様になったと
か。有名落語家の色紙も沢山飾られていて、今では定期的に(1回/月)この店で「寄
席」を開くのだそうだ。
(3)沢田公園の露天風呂
ここはインターネットでも紹介されている町営の小さな露天風呂で、堂ヶ島の海に面
した断崖絶壁の上に作られている。ここから見る堂ヶ島の景色は最高。
若いカップルが時々入浴に来る。ウィークデーなので二人で入れることを期待してく
るようだが、少しづつ途切れずに入浴客が来るので、二人だけでの入浴は出来ない。若
い女性3人での客は風呂から上がり、この近くの岩の上で「川の字」になって昼寝して
いた。
(4)恋人岬
ここは昔から地図に記されていて有名だ。最近は訪れるカップルも多く町が金を掛け
て岬まで行く道を整備し、木製の橋状の道を作ったり、展望台を作ったりして、益々、
よい観光場所となった。若いカップルが多いが昔若かったカップルも時々見える。我々
二人のその一組だ。
(5)松崎のなまこ壁
松崎の「なまこ壁」は妻が旅行雑誌で見つけたもので、私はこの町を何度も通ったが
全く知らなかった。こうして、ゆっくり町の景観を見るのも結構楽しいものだ。
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松崎の「なまこ壁」 |
橋も「なまこ壁」風 |
(6)西伊豆のワインディング
西伊豆の道路はいつも空いていて、その上、どこからでも海が見下ろせる良いルート
だ。その上、カーブも多いので、ツーリングやドライブを楽しむにも格好の場所だ。こ
こでも、トヨタ自慢の小型高級車「プログレ」の能力を十分に発揮してくれた。バイク
と異なり、私は4輪ではあまり運転を楽しむということはないのだが、今回のこの西伊
豆のワインディングは「ドライブの楽しさ」を味あわせてくれた。
(7)下田荘
会社の保養所「下田荘」を宿にした。ここは、良く管理されていて清潔だ。料理も申
し分ない。一つだけ難点は、開店40分も経過しない内(私が席についてから10分後
)に夕食の片づけを始めて、ガチャガチャとうるさいことだ。おまけに、残飯を入れた
ポリバケツを持って歩き廻るのには閉口した。旅人は夕食が何よりの楽しみなのにこれ
では台無しだ。CSの点では落第点を付けた。勿論改善をお願いする旨のアンケートを
出させてもらった。それ以外は、若い管理人さんは良くやってくれ、感謝している。
[2日目]
(1)お吉の墓
下田は何回も来ているが、市内の観光は殆どしたことがない。今回は郷土資料館・了
仙寺、ペリーの像、宝福寺を訪れた。
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史蹟・了泉寺 |
了泉寺の内部 |
ここにもお吉の墓がある |
宝福寺は「唐人お吉の墓」のあるところで知られており、観光客も多い。
お吉は米大使ハリスの妾として知られているが、この人の生い立ちや末路については
殆ど知らなかった。当時の下田一の美人だったことがこの人にとって禍して哀れな末路
をたどるのだが、今の世でも本人の力ではどうしようもない運命があるのだと思うと、
今我々が置かれている立場や環境は本当に幸せだと思う。
ここで思った単純な疑問は、何故「唐人お吉」なのだろうか?「唐人」とは中国人と
いう意味だと思うのだが、当時は唐人イコール外国人だったのだろうかと単純な疑問を
抱いた。
梅雨に来てお吉の墓に涙する
(2)伊豆七滝(ナナタル)[伊豆では滝をタルと呼ぶ]
伊豆半島の中央を通る下田街道(伊豆の踊り子が通った道)の途中に、現代に有名に
なったループ橋がある。この橋の付近に伊豆七滝(ナナタル)がある。ここには名称の通
り七つの滝があり、その中でも最も大きい大滝(ナナタル)のところに大滝館という7つ
以上の種類のある温泉宿がある。今回はここには入らなかったが、一度入ってみる価値
はある。
ツーリングで一度入ったので今回はパス。
この先に初景滝(ショケイダル)があり、そこにはあの「伊豆の踊り子」で有名な
「学生と踊り子の像」がある。ここは旅行誌などで写真入りで紹介されているからよく
知られている。勿論、ここで記念撮影をしたが、ここで最も感激したのは、旧下田街道
である。丁度この滝のところに降りてくる急な九十九折りの道があるのだが、今でも周
囲の樹木に捕まらないと登り降り出来ないほど急なのだ。しかも、道は常に湧き水で湿
っている土と砂利の道なのだ。
こんな悪い道をよく「踊り子」が日本の着物で降りてきたものだと思うと、感慨深く
また感心してしまう。今回、意外な収穫があった。
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踊り子と学生の像 |
初景滝(ショケイダル) |
大滝(オオタル) |
(3)天城隧道
今回のルートは下田街道を南から北へ踊り子の通った道を逆行する形で北上した。地
図で調べた通り「鍋先トンネル」を抜けてすぐに鋭角の右折で旧天城峠のルートに入る
。ここは車一車線しか通れない狭い道。そして、ハイカーの道でもある。だから、我々
、四輪や二輪の人はハイカーの妨げにならないように静かに走らなければならない。
今日は季候も良いのか。この「天城隧道」を通る車が多い。私がトンネルに入ろうと
したとき、2台の車が反対側から来たので、入り口に入らず少し戻って、2台の車の通
過を待った。そして、自分の車がトンネルに突入し少しすると反対側の入り口に車のラ
ンプが見えた。即、前照灯を上向きにし、こちらが優先である旨の合図をした。相手も
気づきすぐにバックしてくれた。
トンネル内は舗装されているが、車一台と歩く人一列で一杯の幅しかない。徒歩の人
は多分怖いに違いない。トンネルを抜けると小さな休憩所があり、この山の中なのにき
れいに清掃された水洗トイレがついている。
「天城隧道」はあの「伊豆の踊り子」に出てくる石造りの隧道(トンネル)で当時の
ままだ。勿論、路面はコンクリートで綺麗に舗装され、内部の証明器具も喫茶店のそれ
のように洒落ている。
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「天城隧道」の入口 |
(4)伊豆スカイラインのドライブは楽しい
ここからは、「淨蓮の滝」「修善寺」を経由して冷川ICから伊豆スカイラインに入
る。
ここは自動二輪で何度も来ているのでルートはよく知っている。
伊豆スカイラインは割合車が少なく路面は良く、ワインディングは多いので二輪車に
は最高のコースである。ここを、今回は四輪で走る。再度、プログレのワインディング
の走行テストが出来る。
昨年11月末にプログレで来たとき以上の高速でこのワインディングを走ってみたが
、プログレはカーブでも車が傾かず水平のまま曲がることが出来る。最高!。しかし、
どんなに頑張っても自動二輪のような高速で走ることは不可能だ。
それにしても、「ヨー慣性モーメント」を最小限に押さえたプログレの設計は本当に
素晴らしい。益々、プログレが気に入ってきた。車の性能に余裕があるので気持ちもゆ
ったり走ることが出来た。
(5)帰りも順調
帰りは、亀石峠SAはパスし、山伏峠、熱海峠、箱根峠、を経由し、箱根新道で箱根
湯本に降り、小田原厚木道路、R246、R129,R16と順調に流れた。
今回も快適なドライブを楽しめた。
6、費 用
ガソリン 4,968 (2843+2125)
高速道路 4,130 ((250+350+350+250)X2+410+100+460+760)
宿 泊 10,000 (5000X2)
飲 食 8,265 (945+4620+2100+600)
露天風呂 1,000 (500X2)
宝福寺 900 (450X2)
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合 計 29,263
7、走行距離
総走行距離:429.4km 燃料:46.4L 燃費:10.9km/L
(TOYOTA PROGRES ODO:XXX00 km) (24.4+22.0)
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