カワノリの分布地点概要
地点AB・・・は地図に対応
地点      河 川 名  概        要
  A 白岩沢(入間川・有間谷) 有間谷の上流、落合の左側の沢合流点より500m遡上、道路工事で明るくなり着生量増加
  B 白岩沢(入間川・名栗川) 名郷部落の上流1kmの大場戸橋から左へ1km遡る地点、石灰石採取で濁り多し、極少
  C 山中沢(入間川・名栗川) 大場戸橋の直下から上流1kmの区間、多産する
  D 湯ノ沢川(入間川・名栗川) 山伏峠を1km下った地点、樹冠発達で日照不足、絶える
  E 外川(入間川・都幾川) 都幾川の上流、竹の谷の合流点を左へ500m、砂防ダムの上部、極く少ない
  F 久保谷(荒川・浦山川) 浦山川の上流、岳部落の対岸に合流する谷、多産したが浦山ダムにより水没
  G 細久保谷(荒川・浦山川) 川俣部落から右に1km遡った支流、沢にかかった橋の付近
  H 寺沢(荒川・川浦渓谷) 安谷川の支流寺沢部落から山翠荘までの区間、多産
  I 井戸沢(荒川・大血川) 大血川部落で大血川に流れ込む細流、僅かに産す
  J 西沢(荒川・大血川) 大日向部落から右の流れの1km上流
  K 鉄砲沢(荒川・大血川) 西沢へ流れ込む小さな沢、産量は極少
  L 不動の滝(荒川・中津川) 十々六木部落の手前で中津川へ落ち込む細流、着生僅か、付近に不動尊の小杜あり
  M 入波沢(荒川・中津川) 浜平部落で中津川へ流入する沢、ダムの周遊道路に重なって今後の生育が危惧される
  N 藤十郎沢(荒川・中津川) 秩父鉱山跡への分岐点より一つ手前の中津川へ落ち込む小さな沢、沢に架かる長栄橋のたもとに僅かに産す
  O 小森川(赤平川・小森川) 市場部落から白井差部落までの区間、かつては多産したとのことであるが現在は極少
  P 河原沢川(赤平川・河原沢) 志賀坂峠の手前、道路から上流300mの区間、僅かに産す
  Q 仁平沢(赤平川・河原沢) 坂本部落で河原沢川に合流する小さな沢、滝の岩面に僅かに着生
  R 北川(高麗川・北川) 北川上流、柏木橋の上流側50m区間に僅かに産す
 抜井川でカワノリを見てきました
 日本海に注ぐ河川で、唯一ヶ所、上流にカワノリを産す、と記録されている抜井川へ行って来ました。
 佐久町から国道299号線を十石峠へ向かって抜井川をさかのぼる。乙女の滝を過ぎ、地図上では滝と上流の新三郎沢の合流点とのほぼ中間地点(○印)で、左岸から枯れた沢が合流し、その沢に向かって右岸からここでは贅沢と思われる橋が架かっている場所。この橋の付近一帯に、多いとはいえないがカワノリがちらほら分布している。
 十石峠を越える方は、ご観察あれ。
    平成12年8月26日
    
      当日の状態
       am. 11:00
           気温    24.0℃
           水温    15.0℃
           pH      7.6
           COD     1.0以下