ベスビオ火山に登ってきました

お!煙が見える!今でも活火山のベスビオに登る
 ベスビオ火山
 西暦79年の大噴火でポンペイの町を埋もれさせた、あまりにも有名な火山だ。現存するヨーロッパ大陸唯一の活火山。数年前ポンペイの遺跡を見てからどうしても登りたいという思いが実現した。1944年の噴火時に溶岩が流れた跡をはじめ、噴火口を見学、フニクリ・フニクラの登山電車廃駅を見に、いざ!ベスビオ山へ。<2007/5/12>
 さいわい現地在住の祝さんの案内で、ゆっくり、たっぷり堪能できました。
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案内してくれたIWAIさん 火口(絵はがきから)
整備された道 噴火口を覗いて
★べスビオ登山情報
*登山道は比較的整備されている。約1000M地点まで車で行くことができる。そこから噴火口までジグザグの登山道を登る。標高差150M余の登山だ。火山の標高は1277Mだが、火口が覗ける登山道の海抜は1167M。サクサク歩いて約30分ほどで噴火口の外周道路に到着できる。

*標高もそれほど高くないのでハイキング気分で十分楽しめるが、靴は運動靴のほうがいいでしょう。
ベスビオ国立公園<Parco nazionale del vesuvio>
入山時間:09〜17:00(夏季)
入山料:6.50Euro
施設:入り口チケット売り場にトイレ、BARあり
登山道内施設:3軒のみやげ物屋あり
最高地点を目指す登山者
べスビオ火山情報
小プリニウスによって細かく観察されていることから、西暦79年に襲った大噴火の規模がいかに大きかったか?がよくわかる。現在の噴火口は深さ200M、直径600M。実際登ってみると、あんな大噴火を起こした割には結構小さい?よく見ると所々から煙がうっすら登っている。そう、ベスビオはいま眠っているようだが活火山です。煙からは硫黄の匂いがしています。
ベスビオが一番活発に活動をしたのは1631〜1944年の噴火までといわれています。当時はその噴火の様子を見るべく世界各地から観光客が訪れたようです。。ケーブルカー(フニクリ・フニクラの登山電車)は1944年の噴火で溶岩に埋もれてしまいました。1990年国立公園化されたときに、完全に撤去されたようです。
★火山博物館(旧ベスビオ火山観測所) Osservatorio vaseviano
 1830年〜1859年ナポリを支配したフェルディナンドU世の命令により、世界初の火山観測所として1845年9月28日に完成。当時観測に使われた器具や地震計、噴火のメカニズムやべスビオ火山の歴史などが展示されている。
 建物はフランス風の瀟洒な造りで、正面テラスから左手に悠々としたベスビオ火山が一望でき、正面にはカプリ島も見える素晴らしいロケーションの地です。



開館時間:土、日の10:30−13:30
料金:無料