超大作の名に相応しく、そのストーリーは極秘、なかなか全貌は見えてきません。
確かに映画は何の予備知識も持たずに見たほうが面白いというのも事実。
公開の一年や半年前から、さんざん予備知識を詰め込み、手に入る関連商品は全て入手し、
封切り前のオールナイトに6時間並んで見た映画が、なんかオレが頭の中で見た映画と違う
とかいうこともよくあります。だから全く白紙の状態で、新鮮な驚きとともに
映画を見てほしいという制作者および映画会社の気持ちも理解はできます。
しかしオレことホークの情報網を甘く見てもらっては困る。
というわけでオレがハリウッドに潜入させたエージェントから、
期待の超大作『X-MEN』のスクリプトを入手したと連絡が入りました。
「旦那様、大変なもんが手にへえっちまったズラ！」
エージェント（オマー32歳、黒人）が、ロサンゼルス発、台北経由の大韓航空機にて
半死半生で持ち帰った書類を目にしたオレは驚愕（オマーには報酬のチョコレートを与えました）。
今回ばかりはあまりのショックに鼻水が止まらなくなりましたが、私にも知る権利と知らせる義務がある。
そして今日、あえてその書類に記されていたスクリプトの公開に踏み切ろうと決意したのであります。
超大作『X-MEN』（ゴールデン・ハーベスト製作、1時間27分）あらすじ
サイクロップス、ジーン・グレイ、ウルヴァリン、ストーム、ローグは
マンハッタンの下水道で暮らす、平凡なオタクだった。
しかしある日、下水道を流れてきた有毒廃液を口にしたことで、
5人はピザとラップとスケボーが大好きなミュータントに。
彼らの飼い主だったプロフェッサーXは、5人に正義の心と武術を教える。
ミュータント・ヒーローチーム、X-MENがここに誕生したのである。
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かくして5人のミュータントは、それぞれ刀、ヌンチャク、サイ、棒
（あー1個足りねえな、別にいいや）を手にして、悪と闘うことを決意するのだった。
合い言葉は「カワバンガ！」。チームワークも上々だった。
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coming soon! |
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その頃、プロフェッサーXと日本で修行を共にしたミュータント、
マグニートーが世界征服を宣言。自らの師匠をその手にかけたマグニートーは、
さらに憎いプロフェッサーXへの復讐を果たすべく、虎怪人セイバートゥース、
お色気担当ミスティーク、カエル人間トードを率いて、
X-MENに闘いを挑んできた。
