ダイヤルXをまわせ!にもどる

5/27/2006

と気がつけば昨日から全米公開だったという『X-MEN3』こと"X-MEN:The Last Stand"、邦題は『X-MEN ファイナル ディシジョン』(やーね )ですが、いやどうしましょうかね。明日以降何かやります!何か!

5/16/2006

『X-MEN3』こと"X-MEN:The Last Stand"、邦題は『X-MEN ファイナル ディシジョン』だそうです。なんで?
日本の20世紀FOXという会社、以前から日本人に全く馴染みがないであろう単語の含まれる原題をそのままカタカナ表記したり(『ホワット ライズ ビニース』とか『ロード・トゥ・パーディション』とか。*)、あるいはいったい何十年前よというセンスの邦題をつけたり(『愛ここにありて』とか『あなたのために』とか)、まァいつもそのいずれかで楽しませてくれますけれども、今回はそれらメソッドの合わせ技と言いましょうか。『X-MEN ファイナル ディシジョン』。原題に全く含まれないカタカナを使ったオリジナル・タイトルをでっち上げるという、凄い新機軸だ。別にラスト・スタンドでいいじゃんと思うんですけどねえ。スタンドとか言うと日本人はガソリンスタンドか何かと勘違いするから、とかそんなお気遣いでしょうか。変なの。

*『子連れ狼』を下敷きにしたマンガが原作の『ロード・トゥ・パーディション』、これはどうあっても『冥府魔道』という邦題にすべきだった。そのほうが原作描いたマンガ家だって喜んだと思う。それにしても『ホワット ライズ ビニース』は「ワールド オブ エレガーンス」に似ている。細川俊之です。♪ルールールー ワールド ワールド

5/3/2006

5月になりまして。『X-MEN3』、いよいよ今月末全米公開というのでぼちぼち本編映像が出てまいりましたね。まァ正直言って特にビックリしたなあということもない感じでございますが(だって何かねえ。せっかくの特出しなんだから。もうちょっと派手なフッテージはないものか)。特筆すべきは第2部で顔見せ程度に出てきたロシア生まれのミュータント、コロッサスが今回も登場してウルヴァリンとの合体殺法、ファストボール・スペシャルを見せるところぐらいでしょうか。ファストボール・スペシャル、しびれる名前だねえ。怪力自慢のコロッサス(性格は暗い)がウルヴァリンを敵に向かって全力で投げつける必殺技であります。投げられてワーと宙を飛んだウルヴァリンが着地点で暴れるだけ暴れて終了。簡単だなあ。まァしかし、この原始的でありながら飛距離と破壊力に物を言わせる感じがいいのです。「脳天崩しオランダ風車」のようなものですね。



写真は2004年に始まった新しいコミックのシリーズ、『Astonishing X-MEN』からの一コマ。一コマといってもドドーンと見開きであります。(いろいろあって)死んだと思われていたコロッサスが戦線復帰、満を持してファストボール・スペシャルを決めた場面でありました。まァ毎回毎回、死んだはずのお富さんが復活してきますと何かあーあ、という気分になるものでございますが、しかしこの実に頭の悪い見開きをババーンと見せられてしまっては、興奮のあまりオシッコを漏らしながら全てを許してしまうのでありました。
でこの『アストーニッシング・X-MEN』はTVドラマ『バフィ』の売れっ子脚本家、ジョス・ウェドンが原作を手がけるシリーズというのが触れ込みであります。まァでもジョス・ウェドンといったら『バフィ』じゃなくて『エイリアン4』だよ君ィ!エイリアン・シリーズ最高傑作の(と主張している人を、オレは自分以外に見たことがありません)!マンガはまァ、お話自体は正直言って何ということはない感じでございますが、映画から入った読者にも分かりやすく丁寧にX-MENシリーズをやっております(だってもう、30何年やってるシリーズ『The Uncanny X-MEN』なんて何がどうなってるのか追いかける気にもならない退屈な代物なのだ。というかX-MENのコミックシリーズは現在4つもあり、それぞれに問題はあるのだが、その話はまた次回)。

そういえば今回の劇場版第3部にてキーパーソンとなるジーン・グレイは原作マンガでは既に故人、新シリーズ『アストーニッシング・X-MEN』は彼女の死の直後から幕を開けたのでした(2年前にジーンが死んだ頃のエピソードは無闇に暴力的でヤケクソで、物凄く面白かったのですが、その話もまた次回。全部次回。やる気あんのか!)。

それはそれとしてこの『アストーニッシング・X-MEN』にはラオ博士なる科学者が登場、人類のミュータント化を一種の病気と断定します。博士が作ったミュータント治癒への特効薬を巡って組んずほぐれつの物語が展開するのですが、劇場版『X-MEN3』はどうやらこのストーリーラインを下敷きにしている模様。ということは先日お話ししたジーン・グレイ復活が物語の縦糸、そしてミュータントは病気か否かという話が横糸、ということになるわけでございますな。そこへ25人を超えるミュータントが続々登場。いよいよ収拾がつかなくなりそうな予感がしてまいります。次回はそんな多すぎる登場人物のお話もしましょう。するったらする!

4/28/2006

いうわけで3年ぶりの再開から2回目でございます。
来月全米公開の劇場版X-MENシリーズ第3部、原題は"X-MEN:The Last Stand"。ラスト・スタンド、つまり最後の抵抗ということですな。しかし第1部はX-MENと悪役マグニートーがミュータント同士で内輪揉め。第2部はX-MENとマグニートーが一時休戦して頭の狂った反ミュータント主義者と戦いました(カナダの僻地で)。よくよく考えてみるとスケールの小さい話だったんだなあ。そして今回が最後の抵抗。お前ら今まで何か抵抗したのか、という疑問が頭をよぎります。

そういえばスティーブン・キングが何とかいう変名で書いた『ロードワーク』という小説がありました。ロードワークというぐらいだからボクサーの物語だろうか。ロッキー・バルボアもよく早朝からドヤ街を走り抜けていたものです。『ロッキー2』だか『3』だとロードワークするロッキー・バルボアのあとを物凄い数のガキがワーとか言って追いかけるんですね。そしてロッキーは港まで走り、海にドボンと飛び込むと追いかけてきた子供たちもドドドドと海に落ちていくのであった。それでスティーブン・キングの『ロードワーク』、これはボクシングとは何の関係もない話でした。ロードワークつまり道路工事。そ、そっちか!高速道路の工事をするからというので自宅からの立ち退き勧告を受けた男。近所のクリーニング工場で長年働いてたんですがそこも取り壊しが決まり、俺ァここを動かんよと何か知らんが依怙地になってたら女房にも逃げられる。仕事もクビになってしまった。何もかも道路工事のせいじゃねえかと工事現場をダイナマイトで吹っ飛ばし、最終的には残ったマイト抱えて自宅に篭城するという、こんな煮詰まりきった話で500ページぐらいはある嫌な小説です。未読の方のために結末は書きませんが、まァでも自宅にダイナマイト仕掛けて立てこもったら最期はこうなるわなあという幕引きも含めて、実にヤケクソで素晴らしい物語でございました。しばらく絶版になっていたこれが数年前に復刊された際、『ロードワーク』というタイトルが『最後の抵抗』に変更されていたという、まァX-MENとは何ひとつ関係ないお話でございますけれども。

さて劇場版シリーズ最新作にして(今のところ)最終作となる『X-MEN3』、前作で殉職したジーン・グレイ(ファムケ・ヤンセン)がさっそく蘇ってまいります。第2部のラスト、死の間際にハゲ(プロフェッサーX)の身体を借りて役立たず(サイクロップス)と抱擁したりするのは気持ち悪いのでやめてほしかったものの、自らのXパワーを最大出力にして仲間たちを救うジーンの姿には目頭が熱くなりました。思わずジーンと来た。それがもう蘇生してしまうというのだから呆れた話ですが、まァ死んだはずの登場人物が何食わぬ顔で生還するのはアメコミ界の常識でございますから細かいことは言わない。

(しかしちょっと早すぎやしねえかという気もしますよ。だって前回の今回よ。昨日の今日よ。せめてもう1クッションほしくないか。これじゃ何だかさっき別れた人とホームのあっちとこっちで再会しちゃったみたいではないか)

何はともあれ帰ってきたジーン・グレイ。お前こないだ死んだだろう、と冷たいことを言うわけにもいかんのでX-MENは彼女を再びチームに迎えます。しかし不思議なこともあるもんだ、ミュータントの世界にはまだまだ謎がいっぱいあるねえとか呑気なことを言ってですね。いやまだ見てもない映画ですからそんなこと言うかどうか判りませんが、しかしジーン・グレイはもはや我々の知る彼女ではなかった。(いろいろあって)ミュータント・パワーの暗黒面に堕ちたジーンは破壊と混沌の権化、ダーク・フェニックスとして生まれ変わっていたのである!そんなわけで今回、X-MENはいつものマグニートーに加え、もと身内のジーン・グレイをも敵に回して大変なことになるのであります。どうやらこの劇場版第3部、X-MENコミック史上でも屈指の名作と謳われるエピソード『ダーク・フェニックス・サーガ』を下敷きとしている模様(その粗筋、およびジーン・グレイと宇宙生命体フェニックスの関係を含む一部詳細は昔書いたこれとかを見ていただきたい)。まァ第1作の時からファムケ・ヤンセン、いい女だなあとか言ってポヤーンとしてきたオレとしては、彼女が今回ようやく表舞台にドカーンと出てきて嬉しい限りですよ。だいたいハル・ベリーのストームなんかギャラが高いばっかりで何もしねえんだから。それでも世間的な注目度はあっちのほうが全然高いんだからやってらんねえよ!それはそれとして今回の映画がベースにしたとおぼしきエピソードがもう1本あるのですが、その件については次回に続きます。

4/25/2006

無沙汰しております。
実に3年ぶりの更新でございます。すごいねえ。何たって3年前に生まれた赤ん坊がもう3歳になる年月だもの。しかし3年前に94歳だった人が97歳になる年月だと考えれば全然大した問題じゃないですよ。ということで3年ぶりに帰ってまいりました。何で今さら思い出したように更新するのかといったら新しいX-MENの映画が来るからですよ!しかも来月全米公開!ら、来月!

というわけで何もしないのもアレですし、ぼちぼち何かやります。何か!やるったらやる!

さて前2作を監督しましたブライアン・シンガー、この人「映画は第3部まで作る!だから僕にとって第2部の位置づけは『帝国の逆襲』ということになるヨ!」とか調子のいいことを言ってたくせにシリーズを途中で投げ出し、『スーパーマン・リターンズ』の監督に納まってしまった。飽きっぽい人だねえ。まァ同じことばっかりやっててもしょうがないとか、あっちのほうがギャラが高いとか、新スーパーマン役の何とかいう俳優が若くていい男だとか、理由はいろいろありましょうが、とにかくブライアン・シンガーは去った!しかし同じことばっかりやっててもしょうがねえとマンガ映画の監督を降りて、何するのかと思ったらまたマンガ映画かよ!というあたりが実にバカっぽいですね。
とにかくそんな衝撃のダブルクロスがありまして、シリーズ新監督に任命されたのが!ブレット・ラトナーでございます。と聞いた瞬間、第3部に対するモチベーションがちょっと、というか相当下がった。というのもこの人のフィルモグラフィが『ラッシュアワー』(98)『ラッシュアワー2』(01)『レッド・ドラゴン』(02)、何かねえ、凄く下手というわけでもないが凄く上手いわけでもなく、この人といえばコレ!コレよ!というサムシングがあるわけでもなく、まァ何と言いましょうか……ねえ……このさんざん引っ張った末の小物感。たとえば楽しみにしていた晩メシにスパゲティ(ナポリタン)が出てきた感じ、と言えばオレの気持ちがお分かりいただけるでしょうか。だからといってブライアン・シンガーがそこまで大物だったのかといえばそうでもないんですがね。ていうかこの人たちもオレに大物だ小物だ言われたくないと思いますけどね。ハハハ

そんなわけで劇場版第3部の情報については何も触れなかった3年ぶりの更新でございました。まァこれがどんな映画になりますか、明日あたりからぼちぼち触れてまいりたいと思いますよ!ところで気になる日本公開は秋だって。あ、秋!

5/3/2003

日は『X2』先行オールナイトに行ってきました。と思ったら本日5/3からロードショーだったのね。オフィシャルサイトでは本国から1週間遅れの5/10公開、となってたように思うんですが。封切日ぐらいはしっかりアナウンスしてもいいんじゃねえかと思いますよ!オレも来週までは更新をサボれると思ってたのになあ。まァそれはそれとして本日2回めのX2を見てまいりましたが、なんだか2度めのほうが面白かったみたい。いろいろ言いたいことはありますが!

ただまァ映画が終わってからビールをたらふく飲んで腹が苦しいので、ちょっと気になる小ネタだけ拾っておきます。とりあえずみんなが気になるミュータント特別出演関係、予告なんかにも姿が見えるコロッサスを始めとして
シャドウキャット(壁抜けミュータント)
ジュビリー(韓国系ギャル)
サイリーン(口から超音波を発する。寝込みを襲われてキャーなんて絶叫して窓ガラスを割ってたのがそうです。原作ではバンシーなる、同じく口から超音波を発射するミュータントの娘。ということはジャガーノートの相棒、ブラック・トムの姪)
アーティ(映画の頭とお尻で変なベロを出す少年ミュータント。原作では思っていることを絵にして喋るという、世にも使えないミュータント)
それに
ガンビット(ミスティークがストライカー大佐の基地に潜入した際、コンピュータのモニターに名前だけ登場)
あとは
ビーストことヘンリー・マッコイ博士がTVのニュースでミュータントの危険性を説いてたぐらいですな。獣人ビーストは脚本の決定稿手前まで映画に登場予定だったらしいですが。

今回はこんなもんでしょうか。まァただでさえ人数が多いので、このうえ特別出演の連中にまで時間を割いてら時間がいくらあっても足りないしね。そういえばマーヴル・マンガ映画には必ず顔を出すスタン・リーおじさんの顔が今回は見えませんでした。いや実は顔出してたと気付いた方はご一報くださいませ。というわけでずいぶんいい具合に酔っぱらってますので本日はここまで!いつの間にか公開中のX2、連休が残ってるうちに見に行くというのはどうですか!お客さん!

4/29/2003

いうわけで見てまいりました『X-MEN2』。
結論から言うとね、オレはいいと思いますよ今回!

ネタが割れちゃうといけないのであれこれ細かい話は公開後にしようと思いますが、前作に比べれば格段にエキサイティングな映画でしたわ。まァこれは前作があまりにもエキサイティングじゃなかったせいでもあるんですが。あと今回長いですよ。尺が。対前作比で20分は長いんじゃないか。いや長けりゃいいってもんでもないし、オレは「映画はだいたい100分以内に終わってほしい会」の会員でもあるんですが。でも前回、主要キャラクター紹介が終わったと思ったら映画も一緒に終わっちゃったことを考えれば、今度のはかなりお腹一杯になりますよ。それでも脚本だけはもうちょっとまとめたほうがいいんじゃないかと思うのだった。話が進んでるようで全然進んでなかったりするし。スケールがデカい話のようで相変わらず小さかったりするし。

滅多やたらに登場人物の多い『X2』(そういえばオープニング・タイトルには『X2』と出ました。どっちなんだよ結局)、話がどうにも転がらないのはそこにも原因があるんじゃないかという気もします。そんな中でもマグニートは思った通りのヘタレでした。でも今回はそれ以上にハゲメガネがヘタレ中のヘタレだったよ…*1 もう何しに出てきてるんだお前らはと。ただでさえ人数多いんだからよ、あんたらだって主体的に動いてくれないと困るんだよ!と自動車工場の管理職のような苦言を呈したくなります。まァでもそのぶん、ウルヴァリンがあっちこっちでブッスブッスと殺しまくったり新キャラ・ナイトクロウラーとかパイロもそれなりの活躍を見せたりするので許してやりましょう。あとオレの懸案事項だったファムケ・ヤンセンの扱いですが、終盤も終盤になって思い出したように大活躍するのでビックリしたなあもう*2

そういえばコロッサスも出てきました

でまァ結局、あくまで前作と比べてという但し付きですが、それでも今回は気合い入れて作ってありますよ。思わずビックリさせられるような、マンガ映画なりの絵づくりもあちこちで見られたし。というわけで監督ブライアン・シンガーに言わせればX-MEN版『帝国の逆襲』(それはどうかと思うが)という『X2』、前作の2倍は楽しめることを考えれば第3部はきっと3倍楽しめるはずなので、そのためにも今回を見逃す手はないとオレは思うのでした。というわけで次回更新は5/10の公開後あたり、どうでもいいような小ネタ盛り沢山でお送りする予定です。

下記ネタバレにつき反転してあります。見てない人はもうしばらく我慢のこと
*1
ふたり揃って最初のほうで拉致されたっきり、結局最後までチームの足を引っ張るだけなのだ。仕事しろよお前ら!

*2 なかなか映画が終わんねえなあと思っていたら最後の最後でファムケ演じるジーン・グレイがいきなり死亡、この場面でジーンの全身からオレンジ色のフレアがビヨーンなんて出てるので(このシーン以外にも瞳の中で炎が燃える場面なんかもあったりして)、ということはジーンは次回作でフェニックスとして復活、場合によってはフォースの暗黒面に転落してダーク・フェニックスとなり、X-MENの敵となるんだろうが、映画の中でそれらしい説明は一切なく、死んだら死にっぱなしなのだった。大丈夫か?

4/13/2003

1
か月半のご無沙汰でした。ちょっと気を抜くとすぐにこうやって間が開いてしまいますが、オレの気の抜きっぷりはちょっとどころじゃないぜ。というわけでオレが古新聞の整理やタイヤのローテーションに多忙な日々を送っている間に、そういえばX-MEN2の公開まで1か月を切っていたのです。何てこった!ところでタイヤのローテーションというのは自動車のタイヤが4つとも均等に減るように、それぞれの位置を入れ替えることです。まァ忙しい時にすることじゃないですわね。ていうか自動車持ってないですが。もっと言えば免許も持ってないです。だから嘘はやめろよ嘘は!まァ更新をサボるからこういう言い訳が長くなるんですが!

そういえばこういうマンガが出てます。要は映画版の原作コミックですね。昔っからマーヴルは自分ちのマンガが映画化されるとこうやってムービー・アダプテーションを出します。で毎回毎回、いかんいかんと思いながら映画の公開前に全部お話をダイジェストでバーッと読んじゃって何かザーッと醒めるんですな。まァ2時間からの映画を30ページ前後のマンガに詰め込むからまァそんなに面白いもんでもないんですが。ネタも全部割れちゃうしねえ。なので今回は読まないどこう、と思ったんですが読んじゃった!バーッと!で何か醒めちゃった!ああ… 
でも前作に比べれば○○○○○○○○が○○○○されて○○○○○○が○○○○と○○したり(ああ…全部判っちゃった…)いろいろイベントが目白押しっぽいので、順当に行けば割とエキサイティングな映画になるんじゃないか。そんな気がします。何しろ前作はエキサイトメントに欠けること山のごとしだったからねえ。だが済んだことはもう言うまい!というわけで来月3日から全米公開のX-MEN2!日本公開は翌週10日!何か知らんが頑張ってくれ!オレも頑張るよ!

しかしマンガの表紙も新ポスターもド真ん中にはストームが。例によってファムケなんか影も形もねえよ!どういうことだよ!アカデミー賞ってそんなに偉いのかよ!偉いんだろうなあ…でも今回は最近ちょっと(オレの中で)流行ってるケリー・ヒューに期待しよう。そういえばこないだ『ブラック・ダイヤモンド』なる映画を見まして、ケリー・ヒューは西脇美智子みたいな感じで大活躍してました。いや中活躍ぐらいか。

オフィシャルサイトでは新しい特出し映像が見られますよお客さん。こちらの新クリップなんか見るってえとどうやら今回は新ミュータントのパイロが大暴れっぽいですな。実は前作にもほんの3秒ぐらい出てきてました(ほとんど背中のみ)。まァなかなかの色男でギャルが伽ーなんて言いそうな感じですが、この炎を操るミュータントは原作じゃこんな人ですから。気をつけてくださいよお客さん。というわけで新キャラクター紹介とか古新聞の整理とかタイヤのローテーションとか盛り沢山の次回に続きます。

2/26/2003

1
週間のご無沙汰でした。それでも1週間のご無沙汰ぐらいここでは屁でもないということを、いつも見にきてくれている君たちならよく知っているはずだ!むしろ1週間に1度更新がなされることに気持ち悪ささえおぼえているかもしれない!だがそれは言いがかりというもんだよ!ええ?私ァね、できるもんなら毎日だって更新しようと思ってるんですよ。では3000万円いただきますぜ。ということで最近は『ブラック・ジャック』ばっかり読んでますよ。それはそれとして『デアデビル』を見てまいりました。詳細は来月発売の『映画秘宝』41号に書く予定ですのでひとり20冊買ってください。いろいろありますがこちらには書きません。私ァね、金にならないことはしない主義なんだ。というのは嘘でただめんどくせえだけなんです。ははは
さてネットをフラフラしてましたら、『X-MEN2』のこんなプロモーション画像が。



今回のメインキャストがズラッと並んでますが、デスストライク(左から2番目)、ナイトクローラー(右から2番目)が新キャラクターですな。このへんの紹介はは下のほうでしましたが。まァ問題は新キャラクターよりも右から3番目のローグでしょうか。大福みたいな顔してますけど。なんか萬屋錦之介の『子連れ狼』かと思いましたが大丈夫でしょうか。ていうかオレの大好きなファムケ・ヤンセンがいないじゃねえかよ!どういうことだよ!もう見に行かねえよ!と一瞬不買運動を起こそうと思ってしまいましたがちゃんと出ますよ。でも何で毎回毎回オバサンみたいな髪型なんだろうなあ。こないだは変なポニーテールでねえ。なんかスーパーのレジ打ってるみたいな生活感丸出しだったし。まァでも何でオバサンみたいな髪型なのかと言ったらファムケが実際オバサンだからなのかもしれません。だけどオバサンパーマといったらあなた、天龍だよ!天龍ばりのパーマをあててからオバサンパーマを語れということですよ!何の話だっけ…



天龍


そういえば前作のときにもこんなふうにズラッとキャストを並べてましたが、



この中で今回、レギュラーから外されてしまったのはセイバートゥーストード。セイバートゥースを演じたタイラー・メインなるプロレスラーくずれは第3作まで出演契約を結んで云々なんて話がありましたがどうなったんでしょうか。まァでも大根だったしねえ。あと結局トード役の人は今後の人生、「ダース・モールでお馴染み、レイ・パーク来たる!」なんつってサイン会で生計を立てていくつもりなんでしょうか。それも人生か…ということで次回に続きます。


2/19/2003

て『デアデビル』も公開からそろそろ1週間でございます。そのへんの情報もぼちぼちお伝えしてまいりますよとか言っておいて何もしてませんが。やると言ったらやる!とは言い切れないよな…と、ここまで付き合っていただいてると皆さんも何となく感じてられるんではないか。まァ小さいことにこだわってると立派な市民にはなれませんのでそれはそれとして、全米の『デアデビル』上映劇場にてビッシビシ流れております『X-MEN2』新予告篇がネットにも登場だ。予告が見たけりゃデアデビルを見に来いコラーとか、はるばるアメリカからそんなメールを寄越されてもなあと思ってましたがこれでひと安心なのだった。それで新予告篇ですが、なんか凄そうだよ!凄そうっつうか何つうか!少なくとも第1作よりは完全燃焼できそうな予感がするよ!まだ油断はできませんが!
で今回新キャラクターが大挙登場してますので、そのへんの紹介は明日以降やります。やるって!

2/12/2003

んなDVDが届きましたよ。
バージョン1.5といってもいま流行りのディレクターズカットというわけではありません。本編プラス特典映像がグワッと入ったスペシャル・エディションですよ。ていうか本編のDVDはもう持ってるのでオマケだけ売ってくれねえかなあ。でもまァ何というか、「オリジナル版ではカットされていたプロフェッサーXとマグニートのねちっこい絡み(@サウナ)を40分ぐらい収録したディレクターズカット完全版!これが監督ブライアン・シンガーの夢見た、『X-MEN』の本当の姿だ!」なんて言われても物凄く嫌な気分になるだけですから、本編がそのまんまでも全然問題ありません。そういえば「公開時にはカットされていた幻のシーンがいま蘇る!」なんて言われて見てみたらオッサン2人がいっしょに風呂に入ってる場面だったというのは何の映画でしたっけ。『アラビアのロレンス』かな。あんまりいい加減なこと書いちゃいけませんね。しょうがないので明日調べます。本日のところはオレのそういうやる気だけを評価してください。でもほんとに古今東西名作駄作を問わずディレクターズカットは禁止にしたいですね。『地獄の黙示録 特別完全版』のDVDだってオレはそんなもんいらねえんだ!というわけで今から捨ててきます。とまァいろいろ勝手なことを書いてますが、このX-MEN1.5なるDVDの内容は実際のところよく判りません!まだ見てないからな!聞くところによると劇場版第1作の未公開映像やらメイキングやら何やらが5時間ほど収録されておるんだそうです。ほう…
しかし3年ちかく前に公開された映画のメイキングとか今さら見せられてもねえ。そんなもん最初のDVDに入れときなさいよ。ねえ?あっ!でも『X-MEN2』の特出し映像がギュッと入ってるそうですよ奥さん!というわけで明日あたり見てみます。キャッホー

れからもうひとつ、いよいよ明後日から全米公開される実写マンガ映画デアデビル』の劇場で『X-MEN2』の最新予告篇がかかるんだそうです(ので、ぜひお近くの映画館に『デアデビル』を見に来てネ!というメールが来ました。お近くの、ってアメリカじゃねえかよ。近くないよ)。盲目の弁護士ヒーローが真っ赤な服着て縦横無尽に大活躍する(そう書くとどんな映画だよと思いますが、どうやらそういう映画です)の『デアデビル』、X-MEN2以上に、というと語弊がありますが、まァ同じマーヴル・コミック原作ということもあってオレはいろいろな意味で楽しみにしているのです。でも明後日ってバレンタインデーですよ。そんなもんお前、俺に関係あるわけねえだろというガイズが全米の劇場を埋め尽くすのでしょうか。しかも映画本編より『X2』の予告見たさに。そういうわけで何だか『X2』の前座扱いされてる感じがなくもない『デアデビル』の話もそろそろしていきたいと思ってますよ。というわけで明日もしくは明後日ぐらいに続きます。



1/22/2003

断してたら年が明けましてそろそろ2月でございますが。今年はビッシビシ行くからな!そういうわけでオフィシャルサイトでは新しい予告篇が公開されてます。新しいったって1か月前にはアップされてたようなのでちょっと参っちゃいますけどね。ははは
さてこの新予告で目を惹かれるのが何か変なシッポの生えた青黒い新キャラクターじゃなかろうか。この人は名前をナイトクローラーという、テレポーテーション(瞬間移動)能力を持つミュータントであります。本名カート・ワグナー、陽気なドイツ人ですよ。ドイツ人が陽気だなんて知らなかったよ!オレが知ってるのは黒人が泥棒でメキシコ人が豆ばっかり食っててポーランド人はバカ、あと日本人はLとRの発音の区別ができないとかそんなことばっかりだよ!えーそれでこのナイトクローラー、マンガではミスティークの息子ですよ。ミスティークと、えー何とかいうヨーロッパの貴族だったか何だったか忘れたが、その間にできた子でねえ。しかしまァこの子が生まれたときから変なシッポは生えてるし肌が青黒いし指は3本だしというので「悪魔だ!悪魔の息子だ!」と迫害されて川に捨てられたのであった。ひどい話だなあ。で行く先々で石を投げられたり棒で叩かれたり水飲み場が別だったりという差別を受けつつも、持ち前の運動神経を活かしてサーカスで明るくサバイブしていたのであります。えらいねえ。なんだか全然解説らしい解説になってないのはいろいろ調べるのが面倒くさいからです。この人はBAMF!という爆発音とともにテレポートするんですが、その際に硫黄の匂いのする煙が周囲に充満してそれがずいぶん臭いらしいです。まァそういう草津温泉みたいな人ですよ。
マンガ版では1975年に初登場した古株ミュータントで、それから約30年地道にやってきてますが(途中でエクスカリバーなるX-MENイギリス支部を任されていた時期もあり。エクスカリバーは1999年に解散)、今回の映画版でどういう役回りを演じるかは不明。ファムケに看病してもらってるスチルが出回ってますね。だからオレも看病してくれ!2年前から言ってるじゃねえか!しかしそんなことを2年間も言ってるオレは大丈夫なんだろうかという疑問が、いま一瞬頭をよぎりました。



10/29/2002

X
-MEN2、日本公開は2003年5月10日に決定した模様ですよ。

10/24/2002

料がどこにあるんだか判らなかったり、まとまったことをガーンとやる気力が何となく湧いてこなかったりするので当座はこういう形式で進めますよ。何かデカイことをやる気力はないんだけど何かしなきゃという気持ちはなくもないと。今日のところはそこを評価してほしい!

というわけで来年2003年5月2日全米公開の『X-MEN2』(結局『X2』なるタイトルはボツになったみたい)ですが。マンガ映画といったら何が気になるかって、まァ今度の悪役は誰なのよ!ということですよ。こないだの第1作では何といってもマグニートーのヘタレっぷりが炸裂して全世界のファンを大いにションボリさせました。何だこのオッサンは!ふざけんじゃねえ!とオレたちから石を投げられたイアン・マッケランはその後『ロード・オブ・ザ・リング』で男を上げましたが。でもオレは前回のマグニートーのショッパさを一生忘れん!今回もショッパかったらどうしよう!そんなわけで前作のラストで捕まって、プラスチックの監獄に叩き込まれたマグニートーはどうやら今回もブタ箱暮らしの模様。しょっぺえ〜。それじゃ映画になんないじゃない、と思ったら今回は第3勢力が出てきます。ウィリアム・ストライカー将軍(写真右)、ミュータント殲滅に命をかける軍人であります。これは殆ど映画オリジナルのキャラクターですな(ストライカーなるキャラクターは原作にも出てきましたが)。オフィシャルサイトで予告篇なんか見るとこのオッサン率いる突撃部隊がX-マンションに夜襲をかけたりしております。きっとX-MENはヒドイ目に遭わされますよ。ものすごいミュータント狩りが繰り広げられますよ。みんなもうバラバラですよ。ナパームで石器時代に戻してやれですよ。オレは自他ともに認める狂った軍人フリークなので、この中尾彬みたいなオッサンがどれだけ無茶苦茶なことをやってくれるか楽しみでなりません!狂った軍人最高!ミュータントがサーフィンするか!

しかしあんまりオッサンばっかりでも、何か新橋のサウナみたいな映画になってしまう。じゃあ何が必要かといったら君ィ、ギャルに決まっとるじゃないか!というわけで前作のミスティーク再登場に加えて、今回はレディ・デスストライクなる新キャラクターが出てくるよ君ィ!このレディ・デスストライクを演じるのがケリー・ヒュー、この人こないだ『スコーピオン・キング』に出てました(ふんどし着用)。いいねえ。レディ・デスストライク(本名ユリコ・オオヤマ)の親父は、世界で最も硬い金属・アダマンチウムを人間の骨格に移植する技術を開発した科学者だった。でその娘のユリコ、全身に無理矢理アダマンチウムを埋め込まれたウルヴァリンが、親父の開発した技術を盗んだと思い込んだ。酔っ払ったところを政府の秘密組織に拉致されて勝手に改造されたウルヴァリンにしてみれば言いがかりもいいとこですが。ていうか何をどうすればそういう思い込みができるのか。しかしユリコはその思い込みのあまり、自らを殺人サイボーグに改造してウルヴァリンの命を狙うのである!どういう話だよ!でまァ映画でそんな話をやるわけにもいかないようで、両手に鉄の爪を備えた殺人フリーク、レディ・デスストライクのキャラクターだけが使われるみたいですな。

映画版レディ・デスストライク

こっちは原作版。全身のアダマンチウムを剥がされた直後のウルヴァリンを襲った際、アダマンチウムがないんならもはや自分の追いかけた男ではないと知って、泣きながら撤退した(実話)。基本的にものすごい自己完結型。



まァそんなこんなで、前作よりは選手層が厚くなったような気がしないでもないX-MEN2悪役はあんまり難しいこと言ってないで取り敢えず大暴れしてほしいもんであります。どうせもともと頭の狂った人たちなんだし。それにきっとマグニートーはマグニートーで監獄の中で事件の鍵を握ってたりするんだろうし。それでFBIの新人捜査官にちょっかいを出したり、看守をブッ殺して救急車で脱走したりするんですよ。ということで次回更新に続きます。