映画(とか)で楽しむオンラインゲーム





 こちらでは映画(とか)でオンラインゲームっぽいものを体験できる作品を紹介しています。




■デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!
 2000年放映
 監督/細田守
 関連サイト http://www.toei-anim.co.jp/tv/dejimon/

 1999年〜2000年にかけてテレビ放映されたアニメ、『デジモンアドベンチャー』の劇場版。
 ネット上に突然発生した怪物と、少年たちの戦いを描いた作品。よって、別にオンラインゲームがそのまま出てくるわけではありません。しかしオンラインゲームを嗜む人が観れば、なんでこれがオンラインゲームを扱った映画なのかがよくわかるかと思います。オンラインゲームで発生するトラブル(ラグ、AFK)は一通りやってくれます。
 とりあえずLDした友達を罵倒するのはよしましょう(笑)。
 ちなみにテレビ版の方は全然オンラインゲームっぽくないですが、登場する子供らが大変魅力的に描かれたよい作品です。元気な男の子・女の子ががんばる話が好きな人にはお勧めです。


■アヴァロン
 2001年放映
 監督/押井守
 関連サイト http://www.avalon-net.com/

 時代背景とかはよくわからないのですが、恐らくは十数年後の未来。そこでは、仮想世界で敵兵と戦うゲーム『アヴァロン』が絶大な人気を誇っています。主人公はその『アヴァロン』の名プレイヤーたる女性で、誰も行き着くことのできないと言われる伝説のゾーン(笑)にまつわる陰謀に巻き込まれていきます。
 ちなみに『アヴァロン』は、世界設定こそサバイバルゲーム的オンラインゲームを感じさせるのですが、ルール的にはEQに近いゲームのようです(ゾーンして逃げれるし)。私は正直言って映画が難解でストーリーがよくわかりませんでした。ですが小説版がありまして、こちらはの方がスッキリしていて(私的には)面白かったです。小説の方はメディアファクトリーより『アヴァロン 灰色の貴婦人』というタイトルで発売されています。


■バトル・ロワイヤル
 2001年放映
 監督/深作欣二

 高見広春原作の同名小説の映画化。舞台となる世界の設定が、原作と映画とでは微妙に異なります。
 簡単に言いますと、一つの中学のクラスがランダムに選ばれ、そのクラスの生徒が残り一人になるまで殺し合いをさせられるという飛んでもないお話です。死んだ親友の想い人だった中川典子を守りつつ、七原秋也はこの殺人ゲームから逃れる方法を模索しますが・・。
 さて何でこの作品がこのコーナーで紹介されているかと言いますと、他のクラスの生徒との駆け引きや、限界に追いつめられた生徒の行動が非常にオンラインゲームのプレイヤーと似ている風に感じたからです。他のプレイヤーと同盟して生き残ろうとする生徒、他の生徒をだまして生き残ろうとする生徒、理不尽な殺し合いを否定するため自ら命を絶つ生徒・・それぞれの生徒が取る行動は本当に様々です。命がかかってる分、こっちの方が生々しいですが。
 先にも書きました通り、無茶苦茶なお話で楽しくはないです。が、面白い作品です。とりあえず、原作者の方が描きたかったのは何も残虐な殺し合いのシーンではない、と思いたくなりました(とほほ)。


■ハンター×ハンター
 1998年連載開始(続行中)
 著者/冨樫義博
 関連サイト 週間少年ジャンプ http://jump.shueisha.co.jp/index2.html

 さてネタにつまってきたので映画ではなくコミックから(汗)。週間少年ジャンプで連載中の「ハンター×ハンター」を紹介します。単行本は現時点(2002年5月)で14巻まで発売されています。テレビアニメにもなったので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
 物語はハンターを志す少年、ゴンの冒険を描いた活劇物なのですが、詳しいあらすじは今回は割愛します。
 さて作中にはとあるゲームが登場します。その名は「グリードアイランド」。このゲームはハンターだけがプレイできる特別なゲームで、一旦ゲームを始めるとゲームにひきずりこまれ、あることをしないと出てこれなくなります。しかもゲーム中で死ぬことはプレイヤーの死と直結しているとか。死んだら終わりってあたりが、ディアブロ2のハードコアみたいですね。
 この「グリードアイランド」の中での冒険は、オンラインゲームそのものです。レアなアイテムを巡るプレイヤーの争いはもちろん、ギルドを作り集団でゲームをクリアしようとする者まで現れます。PK(プレイヤーキラー)との対決は予想範囲内でしたが、まさかチートプレイヤーまで現れるとは(汗)。なかなか凝っています。
 ちなみに「グリードアイランド」編は13巻から始まっていますが、それ以前のエピソードも大変面白い作品です。もしよろしければご一読を。