撮影日     2005年5 月10日

撮影場所:十津川村立竹筒小学校

所在地:奈良県吉野郡十津川村大字竹筒

西国三十三観音巡りで熊野本宮を詣でた帰路、国道169号線沿いで出会った校舎

山間の道路沿いにあり、目に入り車をとめた。バックし校舎に向けて上る。廃校後久しい。

偶然、郵便配達の方がバイクで勢い追いよく上ってこられ、校舎の片隅に消えられた。

多分ポストがそこにあるのだろう。「廃校は、随分前ですよ。」の声が返った。

眼下には、やがて熊野川と名を変える北山川が流れている。静かである。

竹筒地区は、十津川村の最も南にあり、和歌山県熊野川町と同町飛地に囲まれた所にある。

現在、人口は47名、高齢化率59.6%。学校は昭和46年3月24日に

十津川村学校統合計画により廃校となり、以後は和歌山県九重小学校に委託されたが、

当該児童がいない現在は、新宮市と委託契約を結び対応している由。

現在の利用状況 地域の集会所、高齢者のデーサービスとして利用。

参考 十津川村の現在の小学児童数197名、中学生数109名

古来、十津川村は、壬申の乱、保元の乱、幕末の天誅組等、日本の動乱期のたびに登場した古い村である。

開校年月日 明治6年8月3日、開校時児童数 38名(男子35名、女子3名)

児童数の変遷 明治25年43名、明治37年43名、昭和4年56名

廃校時の児童数 13名

開校以来の卒業児童数 1,000名程度

現校舎建築年月日、昭和33年1月

校歌は作られていない。