撮影日 2006年11月3日
撮影場所:上田市立浦里小学校
所在地:長野県上田市浦野237
サイトをご覧になった小宮さんの情報により訪ねる。長野自動車道麻績インターから修那羅峠を越え
国道143号線に入り青木村を経て上田市浦野をしばらく走り小路を左に折れた正面に
学校はあった。低学年の下校時か、校門近くで黄色い帽子がにぎやかである。駐車場を求めて
裏へ回った。黄地にパトロールと染め抜いたたすきかけの父兄の方に、職員室への案内を乞う。
来校者簿に氏名を記入、先生に写真撮影の許可を得る。山岡鉄舟筆書の額が在ると聞き
正面玄関に回る。以前は玄関屋外に飾られていたが、今は、屋内正面奥の上に飾られている。
浦里ではなく、浦野と書かれていた旧校名か。久しぶりに懐かしい校舎に出会うことが出来た。
古い校舎と中庭を挟み新校舎が建てられている木造である。次の世代につなぐ校舎である
なを、古い校舎は映画、テレビなどのロケに利用されている。
2012年9月5日、本校舎等二棟が全焼。電気系統のトラブルによる失火の可能性が高い由。
11月4日の中日新聞の記事「長野・上田の伝統校舎全焼」地域の誇り 再建必ずに・・・
「村の誇りだったのに」「切なくて、切なくて・・・」。火災当日、住民らは崩れゆく校舎の
前で涙を流した。と書かれ、「先人の思いを継ぎ、必ず学校を再建する」焼け跡を前に誓う。
の思いに胸を熱くした。再建を心から願う一人です。
(注)校歌二番の子檀嶺(こまゆみ)は校舎の裏山、5・6年生が毎年登る山である。
開校年月日 明治6年12月養正学校として開校、その後、浦野学校開校、現浦里小学校となる
現在の児童数 133名
卒業児童数 名程度
現校舎建築年月日、大正13年建築
校歌 作詞、勝 承夫・作曲、平井康三郎
1.みどりの山に かこまれて
いつも空気が 新しい
わが浦里は 希望の泉
なごやかな この庭に
たすけ合う この窓に
沸きたつ明日の 日本の力
2.子檀嶺(こまゆみ)の空 美しく
丘のみ寺の 鐘の音も
はるかに響く 平和な世界
自主の意気 はつらつと
歴史ある まなびやに」
なかよく育つ 楽しいわれら
3.由緒を語れ 石よ樹よ
松ふく風も 清らかに
わが浦里に うけつぐ気風
ひとのため 世のために
よく堪えて やりとげる
誓いも固く のびゆく母校