CURVED MUSUC 解説
久石ワールドがおりなす透き通ったCF曲の数々

注意:楽器別解説は曲に登場するすべての楽器を表しているわけではありません。
A RING OF THE AIR
この曲はマリンバ系の音色による透明感のある音楽です。左右が違う音程で力強い感じのリズムにあわせたフレーズが何とも言えません。
作曲 編曲 演奏久石 譲
TIME0分43秒

THE WINTER REQUIEM
この曲は落ち着いた雰囲気の、少し都会的な雰囲気のコード進行に合わせて曲が展開されます。前奏や間奏のバイオリンソロの演奏はメロディーをより柔らかくしています。TR−808のドラムとシンセベースがゆったりとしたリズムを刻みます。久石さん本人によるヴォーカルも大人っぽい雰囲気を演出。
作曲 編曲 演奏 Vocal久石 譲
作詞宇多田照實
ViolionAsuka Kaneko
DrumsSoul Tohru
タイアップMAZDA Familia 4WD
TIME4分48秒

WHITE SILENCE
この曲はシンセ音色中心で、ふわっとしたボイス音が曲を構成しています。タイトル通りホワイト一色といった感じの音楽です。
作曲 編曲 演奏久石 譲
CelloHitoshi Watanabe
タイアップ資生堂UVホワイト
TIME1分04秒

OUT OF TOWN
この曲はポップな感じのTR−808のアナログドラムが光り、乗りの良いメロディーが歌われます。伴奏はシンセ音色が中心で、左右のピコピコという感じのずれたシンセ音、奥ではとなりのトトロでも出てきたようなマリンバ系音色のバッキングが響きます。歌は女性のヴォーカルが中心に元気よく展開されます。
作曲 編曲 演奏 Vocal久石 譲
作詞飯塚洋美
CelloHitoshi Watanabe
VocalHiromi Iizuka
タイアップキャノン キャノビジョン8
TIME2分39秒

A VIRGIN & THE PIPE-CUT MAN
この曲はメロディーというメロディーは有りませんが、いろいろな面白い音が集まって曲が構成されます。ブーブブッブブーという音色が印象的です。とにかく面白いです。
作曲 編曲 演奏久石 譲
タイアップ東海ベスタ バイオパイプ
TIME0分56秒

794BDH
この曲はファイナルファンタジーの戦闘シーンの音楽?!、といわんばかりのゲーム音楽的な曲です。タタタタという単調なリズムに乗せて緊張感の有るコード進行に合わせたメロディーが展開されます。
作曲 編曲 演奏久石 譲
タイアップMAZDA Familia 4WD
TIME3分00秒

ZTD
この曲はまさにデジタルロックといった感じの音楽です。アップテンポの激しいリズムの曲です。歪みに歪んで今にも壊れそうなくらいのエレキギターが炸裂します。衝撃音的な音色も特徴的です。
作曲 編曲 演奏久石 譲
Electric GuitarTomofumi Suzuki
タイアップ日産 フェアレディZ
TIME3分49秒

PUFF ADDER
この曲はダルシマーがメインとなり曲を構成しています。そのフレーズは独特で印象的です。マリンバ系の音色によるバッキングも光ります。
作曲 編曲 演奏久石 譲
タイアップ小西六 コニカ望遠王
TIME1分11秒

A RAINBOW IN CURVED MUSIC
この曲はこのアルバムの代表的な曲です。発表は1986年なのですが今聴いても、全く違和感を感じません。むしろ未来的で先端的な雰囲気に満ち溢れた曲です。はじめは4泊ごとのドーンという感じの荘厳なベル系の音色に合わせて久石さん本人のヴォーカルが展開されます。次のフレーズはメロディーラインが何ともかっこいいです。その後ドラムとベースが入ります。その動きはとても単純なのですが見事に曲にマッチしていて、久石さんの編曲の巧妙さが分かります。ヴォーカルに対するコーラスは4度が中心で幻想的な雰囲気となっています。間奏からは16ビートでTR−808も加わり重厚なリズムとなります。
作曲 編曲 演奏 Vocal久石 譲
作詞宇多田照實
タイアップ東洋タイア トランピオ
TIME5分45秒
楽器別解説
シンセベース単純だが曲に見事にマッチ。
ドラム生のリアルさ。後半TR−808も登場。
左右シンセ音前半のフレーズをきらびやかに。
ベル音前半の荘厳な雰囲気を作り出す。
クリーンギターさりげなく演奏。
ヴォーカル同じフレーズを繰り返す。
コーラス4度中心。

SYNTAX ERROR U
この曲はα-BET-CITYのSYNTAX ERRORのニューバージョンです。基本のフレーズは同じで新しく加わったのが、バイオリンの弦をこする音をモチーフにした効果音的部分が加わったことです。やはり何度聴いても難解な曲です。(笑)
作曲 編曲 演奏久石 譲
タイアップ日経産業新聞
TIME2分44秒

"CLASSIC"
この曲は久石ミュージックではよく使われる、もやっとしたシンセボイス音が主体となって音楽を構成しています。すこし寂しげな旋律です。
作曲 編曲 演奏久石 譲
タイアップサントリー クラシック
TIME1分05秒

FLOWER MOMENT
この曲もシンセ音主体で、マリンバ系音色の機械的なフレーズの伴奏に合わせての旋律です。メロディーは独特のものがあります。
作曲 編曲 演奏久石 譲
タイアップオリンパスOM2
TIME1分21秒

月の砂漠の少女(歌劇”真珠採り”より)
この曲はダルシマーを中心に月の砂漠の少女のメロディーが演奏されます。その旋律は何とも切なく、寂しい感じのメロディーです。TR−808を利用した技巧的なドラムが曲のリズムを作っています。途中ナウシカにも登場するオルガン音色で、sus4中心のコードをベースに瞑想的なフレーズの演奏があります。その後は転調して、いっそう重厚な演奏なり最後は切ない感じを残しながらフェードアウトして終わっていきます。
作曲George Bizet
編曲 演奏久石 譲
タイアップ日立 マスタックス
TIME5分31秒

スタッフ、使用機材等
All Songs Composed & ArrangedJoe Hisaishi
LyricsTeruzane Utada & Hiromi Iizuka
ProducerJoe Hisaishi
DirectedMakoto Shinohara
Production SupervisedHikohide Iyogi(Wonder City)
Recorded & MixedAtsusi Kagi(Heavy Moon)
Suminobu Hamada(Wonder City)
Kiyoshi Okabe(Wonder City)
Assistant EngineersHideaki Arai(Wonder City)
Tsuneharu Mitsuda(Studio Two・Two One)
Hideyuki Kohno(Sound Man)
Cutting EngineersTohru Kotetsu(JVC Cutting Dept.)
Digital MasteringKikuo Nikura
Recorded & Mixed atWonder Station
Hitokuchizaka Studio & Studio Two・Two One
Tokyo Japan
Recorded fromWinter '85 to Summer '86
Artist Manegement & InfomationWonder City Inc.
Art Direction, Design & PhotographyIssey Kogure
Special Thanks toMAZDA, SHISEIDO, CANON, TOKAI-VESTA,
NISSAN, KONISHIROKU, TOYO TIRE & RUBBER,
NIKKEI SANGYO SHIMBUM, SUNTORY,
OLYMPUS & HITACHI.
Thanks toHEAVY MOON
Katsuyuki Handa(Studio Two・Two One)
Teruzane Utada for nice feeling lyrics.
Joe Hisaishi playsFAIRLIGHT CMT UX & V
PPG Wave 2.2, Prophet 5, DX7
Mini Moog, Lindrums, TR-808 and Voice
Synthesizer OperationYasuko Fukuoka

Written by HeeFoo at 2000.5.2 最終改訂2000.5.2
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