ILLUSION 解説

概略
 今となっては幻の一枚となってしまいましたが、  ソロアルバムの中では珍しい日本語の歌詞で、  久石さんのボーカルをメインにしたアルバムです。  大人のポップスを意識してめざした感じです。

Written by ほのか


Zin-Zin
一曲目は、都会の夜の片隅で古いジャズを弾く男…  というイメージで、久石さんのすこし憂いを帯びた  声がいい感じをだしています。

Written by ほのか

作曲 編曲久石 譲
作詞松本一起
Vocal、FairlightV & Other Synthesizers久石 譲
Electric GuitarHideo Saitoh
T−SaxJake H. Concepcion
ChorusDarek Jakson

Night City
このアルバムのボーカル曲の中でもっともアップテンポで 力強くて、明るいイメージがします。 カラオケがあるなら歌ってみたい! とくに間奏部分はパーカッションやビブラホンをおもてに出して とてもかっこいい感じに仕上がっています。

Written by ほのか

作曲 編曲久石 譲
作詞三浦徳子
Vocal, Backing Vocal, Fairlight V & Other Synthesizers久石 譲
Electric GuitarTakayuki Hijikata
VibraphoneHitoshi Hamada
StringsAsuka Kaneko Group
PercussionMotoya Hamaguchi
ChorusYasuhiro Kido
Kiyoshi Miyama
Junko Hirotani

81/2の風景画
メロディも歌詞の内容もマイナーで寂しげな感じですが  それを打ち消すかのようなドラムの響きが印象的です。  誰よりも憎いなんていいながら、あまりにも久石さんの声は  聴く人をふわりと包み込む優しさがあります。  

Written by ほのか

作曲 編曲久石 譲
作詞松本一起
Vocal, Backing Vocal, Fairlight V & Other Synthesizers高田みどり
Electric GuitarFujimaru Yoshino
PercussionMotoya Hamaguchi

冬の旅人
(シンセサイザーから始まる...)  前奏と間奏やラストの演奏の部分の中で(少なくとも)4回ずつ程のリフレイン音が  あったり、(前奏や間奏やラストの演奏部分  や)歌のサビの部分に入る前などに  演奏されるピアノの音が...  綺麗で華やかに聴こえます。
作詞は..松本一起さんが担当なさっており、 久石さんの...優しさを持ちつつ 「スコーン...」と、とおった歌声を  最大限に生かすかの様に、  随所にちりばめれた...シンセサイザーと  ピアノとストリングスなどの(楽器やサビの部分で歌われている...コーラス)との  コンビネーション(又は、ハーモニー)が...  絶妙です!!
又、(2000年7月現在では...廃盤になって  いる様ですが...)当時、(1989年1月から..  3月にかけて放映された)某テレビドラマの  主題歌として..(歌詞が..微妙に違っている) 同名の曲が、シングルCDでリリースされていました...。  

Written by ひさの なお

作曲 編曲久石 譲
作詞松本一起
Vocal, Backing Vocal, Acoustic Piano, Fairlight 3 &Other Synthesizers 久石 譲
Electric Guitar Fujimaru Yoshino
Strings Masashi Shinozaki Group
ChorusYasuhiro Kido
Kiyoshi Hiyama
Junko Hirotani

オリエントへの曳航
リズミカルなパーカッションと詠唱のような声が
エキゾティックな世界へと聴くものを導いてゆく…。
初期の久石さんのサウンドの特色がふんだんに盛り込まれ、
聴き応えのあるインストルメンタルです。
女性の歌声が聴かせるメロディはあくまで美しく、
いつの間にか、中近東あたりのどこかの町の
バザールにまぎれ込んでしまった…そんな気にさせる一曲です。
もちろん久石さんの声はコーラスで聞けます。

Written by ほのか

作曲 編曲久石 譲
Chorus, Fairlight V & Other Synthesizers久石 譲
Electric GuitarHideo Saitoh
ScatJunko Hirotani

illusion
こちらはどことなくジャズのかおりのする アコースティックサウンドで仕上げられたインストルメンタルです。 静かなピアノソロからはじまりますが、どこか物憂いそのメロディを ストリングスが彩っていきます。 バイオリンソロはCDのクレジットからすると篠崎正嗣氏だと思うのですが、 まさに絶品、ガラスのように繊細な響きで曲を クライマックスへ引っ張っていきます。

Written by ほのか

作曲 編曲 Acoustic Piano久石 譲
BassKenji Takamizu
StringsMasashi Shinozaki Group

Written by ほのか、ひさの なお at 2000.6.6 最終改訂2000.8.6
無断転載を禁じます。 Copyright(C) 2000 by ほのか、ひさの なお