地上の楽園 解説
人間にとっての死をテーマにしていた

注意:楽器別解説は曲に登場するすべての楽器を表しているわけではありません。
The Dawn
この曲は歌もので、まず幻想的なシンセ音色の前奏から始まります。そして歌に入ります。コード進行に対しベース音(シンセべース)の音程が変わらず、緊張感の有るフレーズです。サビではシャッフルのリズムとなり、バックのピアノが力強くなります。間奏はベース音とピアノのフレーズのが上手くかみ合って、感動的です。最後はヴォーカルだけになり余韻を残して終わります。
作曲 編曲 演奏 ヴォーカル久石 譲
作詞Tim Jensen
TIME4分57秒
楽器別解説
シンセベース曲の雰囲気を決める特徴的なフレーズを繰り返す。
ドラム乾いた音でカン、カンと言う感じで心地よい。
シンセ音いろいろな音色を多彩に使用。
ピアノ幻想的な雰囲気を作り出す。サビでは力強い。
パンフルート系音色イントロなど随所に登場。
ディストーションギターコードバッキングやアクセント的フレーズ。
ヴォーカル本人(おそらく)中心にコーラスが加わる。

She's Dead
この曲は前奏のクリーンギターの恐ろしげでミステリアスな雰囲気の演奏から始まります。クラブ系のリズムのアナログドラム(TR−808系)に合わせて曲が展開されます。Aメロではラップ調の歌詞がリズミカルに歌われています。ヴォーカルは全体的に力強く歯切れが良いです。「She's Dead、She's Dead」と繰り返されるフレーズが印象的。
作曲 編曲 演奏久石 譲
TIME6分26秒

さくらが咲いたよ
この曲は女性のヴォーカルによる歌ものです。とても意味深げで重たい歌詞なのですが、軽やかで日本的なメロディーと上手くブレンドされ、独特の世界を作り出しています。歌詞とメロディーの兼ね合いがすばらしい!伴奏はエレピ(DX系)が中心にシンセ琴と言う感じの音色、マリンバ系音色、ピアノ、太鼓的音色と多彩です。
作曲 編曲 演奏久石 譲
作詞Arika Takarano
TIME4分34秒

HOPE
この曲は男性のヴォーカルによる歌ものです。この曲も前奏やAメロでベース音が一定で緊張感があり都会的な雰囲気を作り出しています。サビの部分は壮大なメロディーでコーラスが加わり重厚になります。歪んだギターの間奏が渋い。サビが繰り返されフェードアウトで余韻を残しつつ終わります。
作曲 編曲 演奏久石 譲
作詞Bill Nelson
TIME5分23秒

MIRAGE
この曲はインストものです。Aメロの部分は少しアダルトな感じのピアノのフレーズが曲の雰囲気を決めています。パーカッションが凝っています。サビ的なフレーズは一転しダンス系のリズムのアナログドラム(TR−808系)に合わせ、左右のシンセ音、アナログシンセ(Sawウェーブ系音色)でとても壮大な感じのするメロディーが奏でられます。
作曲 編曲 演奏久石 譲
TIME4分55秒

季節風(Mistral)
この曲は前曲から続きになっています。(曲は変わります)今までと変わりとてもさわやかなメロディーの曲です。エレピ(DX系)が中心の軽やかな伴奏が曲にマッチしています。コード進行がとても複雑で久石譲の音楽レベルの高さがうかがえます。
作曲 編曲 演奏久石 譲
作詞Ros Swan
TIME4分57秒

GRANADA
この曲はリズムが変わっていて、Aメロでは5拍子が2小節、2拍子が1小節の繰り返しになっています。(あくまで個人的な解析)サビ的フレーズでは普通の4拍子になります。この曲はインストですがAメロ部分のピアノがミステリアスな雰囲気を漂わせています。間奏的な部分では弦楽器の力強く荘厳なフレーズが演奏されます。
作曲 編曲 演奏久石 譲
TIME4分59秒

THE WALTZ(for World's End)
この曲はタイトル通り3拍子の曲です。アコーディオンのなんのとも言えない哀愁漂うメロディーから始まります。バイオリンソロはも続いて同じメロディーを演奏します。同じメロディーですが表情が変わります。バックのピアノも味のある演奏です。
作曲 編曲 演奏久石 譲
TIME3分50秒


Lost Paradise
この曲は久石さん自らが作詩を手がけています。とても独特の世界観を築き上げています。曲の構成はAメロ、Bメロ、サビと言った具合になっていて、3番まであり2番と3番の間に間奏が入ります。順番に解説をしていくと、前奏がドラマチックな構成で、これから始まる大編成のメロディーを予感させます。Aメロはピアノの小刻みなバッキングに合わせて久石さんの歌声が響きます。Bメロはリズムが変わりメロディーラインと伴奏の兼ね合いが見事。バックのピアノが良いタイミングで入ってきてフレーズにアクセントをつけています。サビは2番3番ではストリングスのかけ上がりが入ってきてとても勢いよく盛りあがります。この曲は全体的に勢いと迫力が有り聴き飽きません。8分と長めですがその時間はあっという間に過ぎていきます。
作曲 編曲 演奏 ヴォーカル久石 譲
作詞久石 譲、Shota Namikawa
TIME7分52秒
楽器別解説
ベースベースラインがはっきりとしている。
ドラム乾いた音で力強く。
ピアノ伴奏のメイン。コード演奏中心。間奏は神秘的。
ストリングス曲の色を多彩なものにしている。かけ上がりなどで盛り上げ。
ディストーションギター間奏ではその存在を大きくアピール。
ヴォーカル本人(おそらく)中心にサビなどではコーラスが重なる。


Labyrinth of eden
この曲はピアノ中心のインストです。ピアノのふんわりとした旋律はゆったりとしていて耳にすっと入ってきます。心地よい旋律です。ストリングスがバックに入り盛りあがるところを盛り上げます。最後はとても神秘的な感じで終わります。
作曲 編曲 演奏久石 譲
TIME4分08秒

ぴあの(English Version)
この曲はNHK連続テレビ小説「ぴあの」のテーマを英語で歌ったものです。メロディーは知っている人ならお馴染みでしょう。透明感の有る旋律は耳に残ります。始めの部分のギターのアルペジオによる伴奏は何とも心地よいです。後半は転調し新鮮な感じで盛りあがります。全体的に洋楽のポップスのようなアレンジで原曲とは違った感じになっています。
作曲 編曲 演奏久石 譲
作詞Takasi Matsumoto
翻訳Tim Jenesen
TIME4分06秒

ミュージシャン、スタッフ等
後日記述

Written by HeeFoo at 2000.4.16 最終改訂2000.4.16
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