目的意識論(勉強法総論)


PART 1

このページは、
すべての勉強法に共通して重要である、
目的意識の重要性と、
それに基づく勉強法について
述べていくページです。

内容の都合上、
非常に抽象的にならざるを得ないと思いますが、
御了承ください。

さて、すべての勉強方法は、
ある一定の目的を達成するために
行うものです。

その目的は、究極的には
司法試験合格ですが、
そういった司法試験合格、という目的では、
あまりにも漠然としていて、
具体的な勉強手段を導きうるものではありません。

「目的意識論」は、勉強の目的を
具体的に、明確に
検討、設定し、それを意識した勉強手段を
計画、実践することによって、
より効率のよい勉強手段を
実現させようというものです。

受験生はついつい勉強手段を重視する傾向があります。
基本書主義か予備校テキスト主義か、
ブロック主義か答案主義か、
そんな論争はまさに勉強手段を重視する最たるものといえましょう。

しかし、重要なのは、
「どのような勉強手段をとるか。」
ではありません。
「その勉強手段によって、何を身につけるのか」
これが重要なのです。
その身につけるべきもの、
克服すべき課題、
それが勉強目的に他なりません。

その勉強目的に添った勉強手段を
採用していく必要があるのです。

例えば、よく
「基本書を読もうかどうか迷っているんですけど」
という話を聞きます。
しかし、ここで重要なのは、
「基本書を読むか否か」という手段ではなく、
自分が今採るべき勉強目的はなにか、
そして、基本書を読むという勉強手段が
その勉強目的に添うものであるか、の
検討なのです。

この相談者が初学者ならば、
厚い基本書を読むという手段はお勧めできません。
なぜかというと、その人が持つべき勉強目的、
すなわち、各科目の基礎知識と全体構造をつかむという目的を
達成するための手段として、
合理性を欠くからです。
やはり、簡単な概説書や予備校テキストを読むか、
入門講座に行くことが、
勉強目的にあった手段になるでしょう。

これに対し、
その人が大谷説であり、大谷先生の考え方を身につけたいという
目的が明確であれば、
大谷先生の基本書を読むという手段はお勧めできます。
目的にかなった勉強手段であるからです。

ただし、この場合でも、
あくまで試験で必要な大谷先生の考え方を身につける、といった
目的意識を強く持つことが必要です。

このように、目的意識を強く持つことによって、
試験に出ない最初の150ページぐらいを流し読みするという、
合理的な勉強手段がとれるのです。

目的意識論の概要はこんな感じです。

この試験の難しいところは、
「これをやれば絶対受かる」という
方法論が確立されていないところです。
だからこそ、目的意識を明確にもって、
自分で勉強手段を計画し、実践すること、
また、常に目的を強く意識して勉強することが
必要なのだと思います。

PART 2 では、目的設定の方法、
いいかえれば課題の見つけ方、
自己評価の方法について、
述べていきたいと思います。

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