修習日誌 特別版(8月24日掲載)

はじめに

このページは、最近たくさん来てくださる修習生の皆さんに感謝し、
このHPでは唯一、修習生向きに書いたページであります。

来てくださった修習生の方(特に僕と同じ※組の方)は
良かったら読んで楽しんでいってください(楽しくないかもしれないけど)

受験生の皆さんも、
よっぽど修習生活に興味があれば読んでもいいかもしれませんが、
基本的に有益な情報はないのでご了承ください。

○月×日
 
今日は後期修習最初の日。
また、あの※組の人たちと再開できると思うと、嬉しくてたまらない。
みんな全然変わってなかった。
変わっていたのは食堂のご飯だけであった。
以前よりおいしくなっていた。
よく見ると、明らかに冷凍食品とわかるメニューが増えていた。
 
○月×日
今日はクラスの焼肉パーティーであった。
肉がむちゃくちゃうまかった。
 
二次会にカラオケボックスに行く。
まさか、30人ほどが入れるパーティールームなどないだろうと思い、
ロビーみたいなところで大型モニターを見てくつろいでいると、
突然設営が始まった。
ロビーの周りに、次々と壁が組み立てられていく。
あっという間にそのロビーがパーティールームになった。
歌声、外にまる聞こえやん・・・
 
カラオケはとんでもない盛り上がりであった。
・・・・ながら「ローラ」を歌う方もいれば、
・・・・・・をすごい振り付けで歌う方もあり、
さらに・・・に・・・・するなどといったことも始まった。
すごい、すごいよ※組。
(なお、・・・部分はとてもここでは書けません)
 
○月×日
今日は起案。
10;00〜4:50までひたすら記録を読み、
準備書面や弁論用紙などといった書面を仕上げる。
書面の内容は原稿用紙400字詰で約10〜20枚くらいの量である。
 
僕は忍耐弱く、どうしても休憩が多くなってしまう。
ある時、起案中にたまらず10分くらい寝てしまって、
起きて思わず周りを見渡すと、
みんな一心不乱に起案をがーっと書いていた。
自分が恥ずかしかった。
 
ただ、これだけのパワーを他の方向に向ければ、
景気も回復しそうな、そんな感じがした。
 
○月×日
 
今日は散髪に行く。
和光市駅近くのスーパーの二回の散髪屋に行くことにした。
 
ここでは、1000円でカット、
プラス800円で顔そりとシャンプーがついてくる。
そうすると、当然全てやってもらう客が多いはずであるが、
なぜか1000円のカットのみを希望する客が目立った。
 
僕は1800円のセットを申し込んだが、
この時点で、怪しむべきだったのかもしれない。
 
カットが終わり、「こっちに来てシャンプーします」といわれた。
そっちに行くと、
頭に円いボールみたいなものをかぶされた。
 
あれ、何が始まるんだろう?
そう思う間もなく、頭にお湯がかけられた。
何度も何度も、上下左右から、水圧や水量を変えたり、回転を加えたり。
そう、機械で頭が洗われていたのである。
これじゃ、「痒いところはここです」とも、いえないじゃないか。
 
あたかも、洗濯機の中に頭が入っているような、そんな感覚を受けた。
 
それが、4〜5分続いたであろうか。
早く終わってくれ、最後の2〜3分は、まじでそう思っていた。
 
なるほど。みんなシャンプーは家でやるわけだよな。
 
○月×日
 
今日は民事弁護の小グループごとの発表。
3人で協議した結果、発表は僕がすることになった。
 
前に出て、いつものように「それでは、説明させていただきます」といって、
ややオーバーアクション目に身振りを加え、
抑揚をつけて説明すると、少し笑いが起きる。
教官に、「おぎはら節、さえてますね」といわれ、なぜか嬉しかった。
(ただ、発表の内容はたいしたことはなかった・・・)
 
○月○日
 
今日はついに後期修習のメインイベントのうちの1つ、民事交互尋問、
(あと二つは刑事模擬裁判、そして二回試験・・・)
その僕の尋問担当の日がやってきた。
 
僕は尋問などやったことがない。
不安で緊張していたが、まあ、原稿は出来ているんだし、
思い切ってやるしかない、と思った。
 
裁判官から、「原告代理人、どうぞ」といわれる。
 
僕は、
口紅みたいなのを厚くつけ、頭に布を巻き、
エプロンを付け、なぜか背中に布団たたきを指し、
主婦に扮していた
男性の原告に向かって、尋問を始めた。
 
「それでは」ここでやや首を上げる。
「これから」ここは声をやや低く、「尋問を」ここは高く、ゆっくりと、
「始めます」ここは優しい口調で。
「裁判官の方に向かって」ここで、当然裁判官の方を手で示す。
「話してください」ここで首を突き出すようにして、原告の目を見て、語りかける。
 
このように、尋問の1問ごとに、
大きく高い声で、オーバーアクションで、行っていった。
 
ふと気づくと、なぜかみんな笑っていた。
 
そのときはなぜみんな笑っているのかわからなかったが、
こうやって僕の行動を文章にしてみると、
確かに、面白いかも。あと、変だ・・・
 
終わった後、誰かから「弁護士になってもその尋問で行くの?」と聞かれた。
もちろんである。


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