「自己評価と目的意識」
1.はじめに
僕が合格できた理由は、家族・友人等多くの人達の支援、励ましがあったことに尽きます。この方々には感謝の気持ちで一杯です。ただ、私が合格までにとってきた勉強方法について振り返ることも有益かと思い、以下述べていきたいと思います。
2.受験1年目
僕はまず択一に受かりたかったので、大学3回生のときから受け始めました。その時最初にとった勉強法は、基本書をざっと少し読んだ後、その該当部分の過去問を解いていくという方法です。ただ、模試が始まると、特に民法で伸び悩みました。入門講座に行かずに基本書(双書)を読むだけでは、知識の絶対量が足りなかったからでしょう。そこで、せめて過去問の知識だけは間違わないようにしようと、択一ノートを作成し、過去問で間違えた問題について足りなかった知識(特に条文知識)を、分野別に書いていきました。こうすることによって、ノートの作成段階で知識がついていき、また本試験直前にその知識を見返すことができました。こうして点数も上がり、択一には無事合格することができました。
しかし論文は、まだ答案の形ができていなかったことと、基本的知識の不足(特に商訴)から、総合E(憲G、民F、商G、刑A、刑訴E、国公B)で敗退しました。
3.受験2年目
論文試験の敗退を基本的知識の不充分と答案のイメージ不足と感じた僕は、次の年は定義ノートの作成や基本書の読みこみによって知識をつけました。また、合格答案のイメージをつかむべく、出題が予想される問題(各科目3〜9問)につき、優秀答案を参考に自分なりの合格答案をワープロで作成し、ファイリングしました。
ただ、その年は択一を突破したものの、予想答練の成績も低迷し、本試験の手応えも非常に悪かったです。
3.受験3年目
論文不合格を知った僕は、過去問つぶしにとりかかりました。敵に勝つには敵を知れ、と思ったからです。また、本試験の成績が予想以上によかった(総合B、憲E、民C、商A、刑A、刑訴E、国公D)ので、さらにやる気になって、6科目のおおよその過去問の構成をノート化し、それに伴って論文の実力は向上しました。
しかし、論文直前期に受験生活最大のスランプに陥ってしまいました。丙案最後であり、そろそろ受からなければ、というプレッシャーが襲ってきたからです。結局この時期は冷静な判断能力を失い、知識ばっかり詰め込んで答案をほとんど検討せず、疲れきった状態で試験に挑みました。手応えはあったのですが不合格。総合C、憲E、民F、商A、刑G、刑訴D、国公Aという、予想以上に悪い評価でした。
4.受験4年目
何がなんでも受かりたいと思った僕は、敗因を徹底的に分析しました。その結果、本試験でベストを尽くす体調ではなかったことに加え、答案はわかりやすさが命である(過去のA答案を読むと一目瞭然)にもかかわらず、わかりやすく表現する表現力が全然なかったことが敗因と気づきました。そこで、表現力を身につけるために、週4通のローラー答練など答案を週6通〜8通書き、復習の際に添削や優秀答案などを読んで、参考になる表現方法をノート化して、表現力を向上させました。また、本試験をベストの体調で受けられるように、特にメンタル面の疲れを癒す方法を10月から検討し、実践してきました。さらに論文直前期は、答案ファイルを多く読んでいた2年目のほうが評価はよかったことから、答案主体の勉強にしました。具体的には、択一発表前から答案を書きまくり、またいい時の自分の答案を繰り返し読んで、イメージトレーニングを図りました。
その結果、本試験では大体ベストを尽くすことができ、何とか論文に合格して最終合格に至ったわけであります。
6.おわりに
このように、自己評価によって自分の課題を明らかにし、その課題を克服するという目的意識を明確にして勉強方法を計画し、実践していったことが、最終合格につながったのかな、と思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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