Silly-Go-Round

 

 

●アーティスト:FictionJunction YUUKA

●タイアップ:.hack//Roots

●発売日:2006/05/10

●クロレビ平均:7.35

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●点数分布

   10 ** 2

   09  0

   08 ******* 7

   07 ******* 7

   06 ** 2

   05 ** 2

   04  0

   03  0

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●コメント

ZAN:7点

 本人も雑誌のインタビューで春の陽気に毒された突然変異(大意)と言うだけあって、これまでの路線と違い、こういう事もできるという一面を見せると同時に新しい可能性を予感させます。

J-Wind:6点

 アップテンポな曲調の中に、「inside your heart」等のスロー系で使われるようなアレンジを入れてくるあたり、FJYの集大成と言えるかもしれない曲。構成力はさすがの一言ですが、サビの単調さが気にかかります。個人的には5回で飽きてしまい、これ以上の評価はしづらいなぁというところ。

アクアフロート城也:6点

 ボーカルやサビの印象など、部分部分では良いのですが、全体のつながりが弱くやや印象が薄くなってしまっている感があります。

hiro:8点

 サウンド、ボーカル共に完成度が高いなと感じました。また、コーラスもこの曲を良く引き立てているかと思います。FictionJunction YUUKAの曲は毎回完成度が非常に高いので次回作にも期待です。

ライスショップ:8点

 楽器、ボーカル、コーラスが絶妙のバランスで重なり合った、非常に完成度の高い楽曲。シングルでは初のアップテンポなナンバーということもあり、最初聞いたときは非常に新鮮でした。ただ、回数を重ねるごとに飽きてしまったこともあり、やっぱりこのアーティストの真骨頂はバラードなのかなぁとも思ってたり。

巣もリンク:8点

 安定して聴けるハイレベルな曲だと思うんですが、曲調の割にちょっと力強さが足りない気も。これがこの人の特徴だと言われたらそれまでなんですが。ただ逆に気になるのがその点だけなので、何気にかなりの良曲なのではと思う所もあったり。

すなけん:8点

 曲の世界観は漠然とはとらえられ、それをうまく説明できないのは心苦しいのですが、個人的には歌詞中の「僕」に結構感情移入(?)してしまいました。また、バラード系に映えそうな歌声が、意外とこのアップテンポな曲でも映えるのもいい点かと。ただ、そうした歌声だけあって、思いっきり勢いがある、というわけにはいかない点が難点かもしれません。それでも、その歌声がうまいこと曲や歌詞と溶けあって一つの歌を作り出しているように感じられ、十分満足のできる1曲となっています。

へめへめ:8点

 曲の完成度は高いと感じますが、強いて言えば雰囲気がちょっと落ち着きすぎているかなというのがマイナスポイントで、個人的にはサビあたりにもっとパンチが効いていれば・・・と思います。ただその無色な感じというか、良い意味での味気なさというのがこの曲の個性であり魅力でもあるなと感じます。

サンドぱん:8点

 2番後の曲が落ち着く所が「さよならソリティア」風な感じを受けたが、曲を作っいてる人が同じなので(同じというのが分かっていると余計に)そう感じてしまうのも致し方ないところ。ただ、筆者の推しはこの部分だったりもする。「Silly」という単語はあまりいい言葉ではないように記憶していたのだが、透明感のある楽曲がそれを感じさせない。歌詞は全体的にタイトルとあっていて好印象。筆者には「人生(恋愛)は失敗の連続である」みたいなことをもっと深い言葉で綴っているように感じた。

まさやん:10点

 アップテンポという事で以前から期待はしていましたが、その期待を遙かに上回る最高の曲となりました。スピード感溢れながらも何処か切なさも感じるメロディ、迫力があるギターベースのサウンドとどれをとっても素晴らしいですが、特にAメロが気に入りました。しかしそれ以上に感銘を受けたのは、所々にある梶浦さんのコーラスです。実に絶妙なタイミングでコーラスが入って来るので、聴いていて非常に気持ちいいですね。特に2番が終わった後の間奏のコーラスは圧巻の一言です。この曲における梶浦さんのコーラスは「神業」といって良いと思います。

ファイモ:10点

 入りの部分が少し違和感がある気もしましたが、曲を通して梶浦楽曲らしく流れるような旋律に多少パンチの効いた歌唱がうまく合っています。この曲で注目したいのは歌詞で、原作を意識して作ってあるのかゲームをしている様子が伝わってきて非常に好感が持てました。今回もさすがの一言に尽きる曲だと想い、最高点をつけました。