君がくれたあの日

 

 

●アーティスト:茅原実里

●タイアップ:なし

●発売日:2007/06/06

●クロレビ平均:7.17

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●点数分布

   10 * 1

   09 *** 3

   08 ****** 6

   07 ** 2

   06 *** 3

   05 * 1

   04 * 1

   03 * 1

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●コメント

G-Breeze:9点

 初めて聴いたときに、サビのものすごいスピード感に圧倒されました。メロディーから速さは変わっていないはずなのに。そこに行き着くまでの盛り上げ方がすばらしいのだなぁと思いました。全体としての完成度も、前作と遜色ない仕上がりです。

巣もリンク:8点

 いや、まー凄まじい中毒性がある曲ですね。初めて聴いた時はそれほどポジティブな印象を抱かなかったばかりか、「あー、またこんな曲か」と少々しょんぼりしたものですが。サビだけだとやや一本調子かなとも思いましたが、間奏やCメロへの繋ぎ方が綺麗で、全体として見ると逆に秀逸に聴こえる辺りが中毒性を生んだのか。メロ〜サビを通じた速いテンポも聴き易さの一因。

ふめい:9点

 いやいや、前作もそうでしたが、曲の完成度がすごすぎる。中でも2番サビの後の静寂の入り方、そしてつながる間奏が最高。リリース前にPV見てたので曲のイメージをつかみやすかったってのもあるかもしれませんが、暗さ・悲しみといった世界観がみごとにみのりんの歌声にマッチしています。歌声も力強く勢いがあり、かといってうますぎるわけでもない。声優アーティストとしては最高のなポジションにいるのではないでしょうか。正直サウンドはありきたりで古臭い印象も受けるんですが、時には過去を振り返ってみるのも重要なことかもしれませんね。

すなけん:9点

 最初のサビが明けるとすごくテンポが速い打ち込み系の曲になるので、一見歌詞も勢いのある感じかな、と思いきや。歌詞の方は切なさ全開の失恋ソング。自分がそんな境遇で聴いたら思わずやられちゃうんじゃないか、ってくらいの切なさ。私はそう簡単には飽きないような曲になっているんじゃないかな、と思いました。歌声ですが、曲の中でさまざまな表情を見ることができてすごくいいと思います。聴いているうちに「いろんな曲を歌ってほしい」と思えるのは珍しいかな、と思います。全ての要素がうまく混ざり合っていて、オススメの1曲。

lyric:3点

 前作に引き続き、この激しい打ち込みのサウンドが耳についてしまい、私には聞くのが辛かったです。その他の点で言っても、メロ部分は歌い方と歌詞・メロディーの合わせ方に違和感を覚えましたし、サビのメロディーも迫力があるだけで魅力を感じられませんでした。この評価とは直接関係ないことですが、「茅原実里」というアーティストとしての音楽性をこういうトランス系の方向だけに持っていってしまうのもどうなのかな…、と個人的に思いました。

川神:4点

 とりあえず「純白サンクチュアリィ」よりも色々な方向で進化した曲だとは思います。テンポも上がってるし、曲単体で見ればカッコイイし凝ってるなぁとは思いますが、ボーカル、歌詞共に完全なミスマッチだと感じました。歌詞がしつこかったり、テンポが速すぎて歌が攻撃的な印象を受けてしまい聞くのがつらかったです。自分の中ではアレンジの良さ以上にそういうマイナス部分が目立ってしまったのでこういう点数になってしまいました。

QJ:5点

 前作も十分アップテンポな曲でしたが、今回はそれをさらに上回る激しい曲になっています。特にサビはそれが顕著に現れています。途中、曲調が変化する部分がありますが、そこが中途半端な感じに聴こえたので、どうしてもアップテンポなだけの曲という印象しか受けません。そこでもっとメリハリをつけられれば、評価UPにつながったのですが。

星美と愛花:8点

 オルゴールぽい洒落たイントロが非常にいい味を出していると思います。間奏からアップテンポに変わりますが、ボーカルが一転して力強くなり、そこからもまたレベルの高い作品です。

地毛蔵:8点

 前作の純白サンクチュアリィよりこの曲のほうが茅原さんのよさがでてメロディーもさわやかな感じで透きとおった曲なのでオススメできます。特に「It's my destiny」の歌い方などがツボにはまりました。次作も期待できるような曲でした。

まさやん:10点

 前回と同じく菊田氏編曲のトランスサウンドとなっていますが、今回はさらに栗林さんやGRANRODEOなどの編曲を担当している飯塚氏のギターが加わり、サウンドにより厚みが加わりました。そして何といっても茅原さんの表現力が大幅にアップしました。詩の内容を表現した感情溢れる歌唱に、茅原さんの特徴であるクリスタルボイスが光ります。茅原さんの曲の方向性が定まったという証といっていいでしょう。メロディも非常に格好よく、特にCメロが神がかっています。5分30という長い演奏時間を全く感じさせない非常に中身が濃い名曲です。

ファイモ:8点

 2つのイメージを持った曲だと思います。そのイメージを崩さないように歌っている茅原さんの歌唱力が素晴らしいと思いますね。メロディも良くて、聴きやすい感じがあります。