ロストシンフォニー

 

 

●アーティスト:新谷良子

●タイアップ:なし

●発売日:2007/06/27

●クロレビ平均:7.67

−−−

●点数分布

   10  0

   09 **** 4

   08 ******* 7

   07 ***** 5

   06 * 1

   05 * 1

   04  0

   03  0

−−−

●コメント

ZAN:7点

 今年のライブからも物語るように、歌い手が成長としたいうよりも進化したと言った方が適切なくらい別格。そこに至るまでにいろいろな背景があったんだろうなと思うだけでかなり深い曲かと。

くぎ:7点

 何といってもこの曲の見せ所はメロディーの転調。Cメロ後から最後のサビにかけては少し強引で不自然を感じるものの、なかなか壮大なスケールの楽曲になっている。今までの楽曲と似つかぬ印象を受けるが、何となく面影もあり、ZANさんが言う通り、変化というより進化したのが相応しいかと。ただし、個人的な感想としてサビのメロディーが好みにフィットしなかったということで、一個人の評価として7点とした。

ライスショップ:9点

 ちょっぴりダークな雰囲気で今までには無い感じの曲ですが、2番のラップに見られるような新谷節は健在。で、すごいと思うのが、ともすれば反発しかねないこれらの要素が一つの楽曲としてキチンと融合していること。今まで築き上げてきた部分と新しくチャレンジした部分が合わさることで見事な相乗効果が生まれており、そういう意味でこれまでの新谷良子の集大成的な楽曲と言えるかもしれません。こむちゃではかなり久々のランクインとなったので、音楽性の変化に驚かれた方も多かったのでは?

SOW:6点

 曲の変化が激しいですが、それでいて違和感が無く聴いていて飽きない曲だと思います。フルで聴いて良さが見えてくるような感じなので、是非フルで聴いてみてもらいたい曲です。個人的にはラップ部分が苦手だったのでこの評価ですが、自分のように今までの曲が苦手な人にも勧められると思います。

J-Wind:8点

 凄い曲。サビがやや破壊力に欠けるのが8点止まりな要因なんですが、全体としてはそれを差し引いても凄い曲という印象の方が強いです。普通Aメロ・Bメロ・サビで構成されていて、たまにCメロが加わる程度だと思いますが、この曲はEメロぐらいまであるんじゃないかというほど起伏が激しく、それでいて各パーツのつなぎにまったく違和感がないというのは見事としか言いようがありません。まさにアーティスト・新谷良子とコンポーザー・RONの集大成と呼ぶにふさわしい曲です。

hiro:8点

 今までの新谷さんの曲には無かった新しいタイプの曲だなぁというのが全体を通しての印象。新しい感じにはなってるものの、今までの曲にあった「バンビポップ」な部分も健在で新旧の要素がうまく複合して大幅に進化したという感じです。今までの新谷さんの曲が好きだった人も、新谷さんの曲をあまり知らないという人、両方におすすめできます。今後もこの路線での更なる進歩は可能だと思うので、今後の曲も期待したいです。

ファイモ:9点

 歌詞にも入っている「旋律」という言葉が、この曲を表すにはピッタリかと思います。サビのあとに別のメロディを加え、飽きがこないように上手く作られた曲だと思います。1コーラスだけを聴いていては勿体無い曲だと思うので、1度フルコーラスを聴いてみてください。

すなけん:9点

 従来の路線から楽曲の雰囲気をガラッと変えてきた感じのする曲。ロック調のサウンドなんですが、「バンビポップ」な感じも醸し出していて、コレは新ジャンル「バンビロック」だなぁ、なんて思いました。メロディラインも多様で、「1コーラス聴いただけで見切った人は損だなぁ」なんて思いました。あと、個人的にはこの曲、歌詞がヤバい、いい。心に刺さるようで、好きな歌詞なんだけど「好き」だけでは表せない感じ。「ロスト」の後に「新しい旋律」ってあって、個人的には救われた感もありますが。長く聴ける曲。オススメです。

川神:8点

 今までとは明らかにイメージの違うかなり真面目な曲。Bメロのコーラスや盛り上がりっぷりは物凄く良いですね。ただBメロが一番気に入ってるBメロがなくなりラップになってしまった2番以降の曲展開はやや残念でしたが、全編を通して今までとは違いシリアスで、万人受けしそうな良曲ですね。

ふめい:7点

 曲自体の完成度が非常に高いという印象。独特のサビのノリに新谷さん持ち前の明るいボーカルが絡み合って、最高のシンフォニーになっていると思います。しかし、間奏後のメロディはもうちょっと大胆なアレンジを加えちゃってもよかったんじゃないかなと思います。後半もあまり変わりが栄えがしないため、ワンコーラスで曲が完成されちゃってる感じがしてしまうので、リピート再生にはちょっと辛いかも。

lyric:7点

 凄まじい勢いを持って、曲全体を通して1つの物語のようになっていますね。特に2番においていろいろな要素の繋げ方がすばらしいと思います。ただ2サビ後の間奏の辺りから「流れ」を切ってしまっているように思え、その点が残念でした。

星美と愛花:8点

 ロック系のバンド主体ながら、ポップなメロディーでややソフトな感じが聴きやすいです。全体的に好印象ながらポイントが見つからないのが惜しいです。

地毛蔵:9点

 新谷さんの曲は久しぶりに聴いたけど、なかなか熱い感じで、飽きない曲調だったので好印象でした。個人的には、この人の歌声がツボに若干はいりました。しかし、突出していていい部分が見つからずこの点数にしました。

QJ:8点

 新谷さんの曲は初めて聴きましたが、かなりインパクトの強い曲だと感じました。曲全体に変化が多く、2番のラップやテンポの変わるところなど、聴く人を飽きさせない工夫が見られます。“バンビポップ”という独自の音楽がうまく表現されている一曲だと思います。

アクアフロート城也:8点

 ロック調の曲なのかと思っていたら途中いきなりいわゆるバンビポップを思わせる節が入って来るなど多種多様な要素が混ざり合った曲なのですが、何か1つの雰囲気(テーマ?)にまとめ上げられていて、奇妙な一体感を感じさせてしまうのはすごいなぁとしか言いようがありません。新谷良子の歌声をフルコースで楽しめる1曲といっても良いのではないでしょうか。