涙 NAMIDA ナミダ

 

 

●アーティスト:平野綾

●タイアップ:ヒャッコ

●発売日:2008/10/08

●クロレビ平均:5.29

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●点数分布

   10 * 1

   09  0

   08 * 1

   07 * 1

   06 **** 4

   05 * 1

   04 ** 2

   03 **** 4

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●コメント

ふめい:7点

 つんく♂氏プロデュースによるシングル。やはり長年の経験により洗練されたサウンドは流石といえると思います。聴きごたえがあり、リピート耐性がかなり高いですね。歌に関してですが、特にサビでの独特のクセがかなり気になるところ。でも、個人的にだいぶ気持ちよく歌ってるように受け取れるので、むしろファンとしては好感を受けてます。曲的には、緩急こそつけてますが、全体的に無難な構成かなぁと感じます。それと、2回目の転調は余計だったかなぁと感じます。もう少しスッパリと切り上げてもらったほうが好きだったかもしれません。

アクアフロート城也:8点

 平野綾としては珍しい「しっとり系」ですが、この方向でもやってくれると言うことを感じさせる1曲です。イメージとしては「感情を前面に出せない女性(女子でなく)」といったところでしょうか。4分5秒で盛り上げてまとめた曲作りは流石です(これ以上伸ばすとダレる危険性がありそう)。

SOW:3点

 個人的には平野さんの悪い部分とつんくさんの悪い部分が同時に出ているだけな気がします。自分にとってのそれぞれの苦手な部分(平野さんの歌い方+つんくさんそのものな曲)が好きな方にとっては分からないのですが、苦手なりに良い所を探そうと聴いてみても、個人的にはチグハグしているだけで、つんくさんが平野さんを生かせているとは思えませんでした。

地毛蔵:6点

 6点では異例な程リピートした曲ですwサウンドと歌い方がどこかリピートしたくなる曲でした。でも歌詞はちょっと自分には理解できなかったです。「母」という言葉を出す必要があったのかなと…この曲に「母」という単語は合わなかったというのが率直な感想です。

くぎ:4点

 楽曲(メロディー)は好みが分かれるだけになかなか評価が難しいが、少なくとも印象に残らない曲ではないがアニメのタイアップと合わせると歌詞のイメージ共に正直アンマッチと言わざるを得ない。特にファンではない僕の観点から言わせてもらうと、そもそもつんく♂氏が平野綾に手を出すべきではなかったかなと思う。

QJ:4点

 これまでの路線から変更してきたことは評価してもよい所だとは思いますが、つんく♂プロデュースは明らかに裏目に出たんじゃないかと。今までの平野さんの楽曲は「らしさ」が前面に出ていて、それが点数にもつながっていましたが、今回は既存のつんく♂曲とほとんど変わらずありきたりな曲だと感じました。

G-Breeze:6点

 今回の平野さんの曲ですが、初回の印象では本当に「イマイチ」としか感じなかったです。が、なぜかリピートする癖があります。どこにその要因があるのかな…と考えたのですが、たぶんサウンドかなと今は思ってます。リピート度を含めて、この点数で。

J-Wind:5点

 つんく♂だなぁとしか言いようがない曲。ボーカルを自分の土俵に引き込んでるだけで、魅力を引き出しているようにはまったく感じられません。ただ、ボーカルは感情とかはまったく感じられない(演技にしか聴こえない)ものの一応曲に合わせてるし、何気にアレンジはいい味出してるので、そこは評価できるかなと。極端な言い方をすれば、つんく♂以外は結構がんばってると思います。

lyric:6点

 正直、歌詞もメロディーも微妙だと思います。歌い方は、個人的には音量が大きすぎと感じていた今までよりは良かったのですが、ところどころの癖が悪い方向に感じてしまいました。それでも、この曲を聴きやすくしてくれたのがサウンド。しつこすぎず薄すぎず、ちょうどよい音になっており評価できます。

まさやん:3点

 この曲に関してはフォローすら出来ない位の評価となってしまいました。悪い点は幾らでもありますが、その中でも僕が一番不快と感じたのが歌詞です。曲調は至って普通な割に、歌詞がかなりふざけた内容で、その矛盾っぷりに疑問を感じられずにはいられませんでした。この曲はつんく氏が作詞、作曲の両方を担当しているのに関わらず、この矛盾を生じるのは不思議としか言いようがありません。また、つんく氏の十八番である、ハロプロの曲にしか聴こえないのも僕にとっては致命的でした。僕にとっては悪い所しか見つからない曲としか言えません。

零架悠+β:3点

 先に言っておきますが、僕は別に平野さんの歌い方は苦手ではないです。「MonStAR」や「unnamed world」などは癖があるからこそ好みですし。しかし、この曲に関しては癖が200%悪い方面に引き出ている気がしてます。ただそれは、『あ、今回の曲はあんまり合わなかったんだなー。』と考えることができました。フルを聞くまでは。フルを聞いて驚いたのは、この曲「余計な物」が多すぎます。最後の銃声に至っては何のこっちゃ。なんかタイアップともずれてる気がするので、ちゃんと考えて作詞作曲したかどうかさえ分かりません。歌い手さんの魅力ぐらい引き出しましょうよ、プロデューサーなら。

麻由:3点

 メロディーラインが派手なだけでしかない時点ですでに微妙ですが、何より致命的なまでにボーカルと合ってないような。彼女の歌唱が、私上手いでしょ?的なカラオケ自慢のようで正直イライラします。歌詞もやっつけ仕事かつ書かれている「私」が自意識過剰で自己中な女にしか思えなくてさらにイライラ。つか全体的にセンスが古過ぎて、いまどきこれは正直ないわぁ。ただ彼女と同い年の女としては、逆に歌ってる本人の心境を凄く知りたくなる、ある意味凄く興味深い曲です。

星美と愛花:10点

 「彼女のスタイルを壊すことなく、かつ音楽的にもハイクオリティ」を求めただけあって、歌い手の魅力が最大限に引き出され、他の誰かではなく、あーやが歌うからこそ完成する曲。これぞ突如舞い降りた奇跡のコラボレーション。個人的ポイントは2点。「間奏の"1 2 バキューン"」。ライブで一緒に撃ってみると楽しそうな仕掛け。「It's My 超 Lonely Heart」。活字にすると明らかに違和感がある"超"。最初"True"だと思っていました。むしろそう聞こえる方が自然でしょう。こういう遊び心がまた深みを増します。