深愛

 

 

●アーティスト:水樹奈々

●タイアップ:WHITE ALBUM

●発売日:2009/01/21

●クロレビ平均:7.20

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●点数分布

   10 ** 2

   09 * 1

   08 **** 4

   07 **** 4

   06 0

   05 *** 3

   04 * 1

   03  0

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●コメント

アクアフロート城也:7点

 「奈々さんのバラードだな」と言う感じの曲。それ以上でもそれ以下でもないのですが、持ち前の歌唱力の高さにオーケストラサウンドが重なってこの手の曲ではかなり完成度の高い曲に仕上がっています。また、聞くほどによく思えてくる面も。

麻由:4点

 曲自体は良い意味であざといバラードですが、歌詞は終盤が悪い意味で超展開です。Cメロで凄く別れたくなさそうに引くのに、間奏後には「今度巡り会えたら」と破局してるのに唖然。と思ったら直後のラスサビは「ずっと抱き締めていて。この想いは永遠なの」(要約)と今までの流れを全く無視した着地で呆然。終わり良ければすべてよし、という言葉がありますがその逆もまた然り。推敲していたらまず生じないレベルの矛盾があるのは作品として致命的です。

J-Wind:5点

 演歌っぽいというか、歌謡曲全開だなぁというのが第一印象。さすが演歌歌手を目指していたというだけのことはあり、ボーカルは非常に雰囲気が出ていると思いました。なので聴きどころはあると思いますが、僕には単純にあまり合わなかったかなと。とりあえず、これがアニメのOPと言われると、正直バッドエンドしか想像できないのですが…。

QJ:9点

 奈々さんのシングルA面の曲としては初のバラード。タイアップのアニメのテーマにあわせて、歌詞もいつもとは違い「私」や「あなた」を使うなど、切ない恋愛というものを表現できているかと。古めかしい曲調はボーカルと合っていて個人的にはいいと思いますが、いつもの路線だと思って聴くと肩透かしを食らってしまいそう。

N.T.:10点

 水樹さんの美声と、上松美香さんのアルパの音色が切なく心に染み渡る、芸術的な良さのあるバラードです。歌の全体を通じて水樹さんの声の伸びが素晴らしく、改めて彼女の声がバラード向きであることを感じさせられました。また、久し振りに水樹さん自身による詩も、普段の独特の当て字を排した素直なもので、心に伝わって来易いものなので印象が良いです。詩&曲の両面に隙の無い完璧な出来で、彼女の今までの歌の中でも、間違いなく最高クラスの傑作であると確信出来ます。

G-Breeze:8点

 タイアップの時代背景として昭和チックなところがあるのですが、それは省いて考えても、聞けば聞くほど味が出た曲。ただ、最後のサビだけが惜しいところ。終わり方が急だった感じが。ただし、それ以外の終わり方は?と想像し難いのも事実。

lyric:5点

 タイトルと曲の内容のイメージはぴったり。Bメロ〜サビ頭の流れは少し惹かれるものがあったのですが、サビ後半部がだらっとしている印象。またCメロ以降の展開もあまりぱっとせず。また、意図的なのでしょうが全体的にワンテンポ遅らせたような歌い方ですが、これに違和感を覚えたのでマイナスです。

ライスショップ:7点

 アニソンというより、演歌のような曲です。普段のエレガサウンドとは一味違う雰囲気であり、マンネリ打破という意味ではよいかもしれません。ただ、ここまで違うと別にエレガでなくてもよかったのではないかという疑問も湧いてきたりはします。

まさやん:8点

 最初に聞いた時はしっくり来ませんでしたが、何回か聞いていくうちに自然とはまりました。アレンジの完成度が高く特にアルバの演奏の技術の高さはかなりのものです。良いバラードソングのお手本と言える曲だと思います。

星美と愛花:5点

 盛り上がるでもなく、聴かせるでもなく、自然に流れていそうな感じがします。よく言えばそうなるんですが、逆に言うと至って普通で特徴もなく、何がしたいのかが分かりません。

零架悠+β:8点

 最近の奈々さんの曲とは明らかに違う、異色?な1曲。歌唱力はもちろん言うこと無いんですが、今回は曲が凄いツボに来ました。上松美香さんのアルパが非常に良い効果をもたらしてます。

くぎ:7点

 バラードにしてみてはアッパーで、演歌風というか中途半端な気がしましたが、これはこれで、奈々さんらしい個性が出ていて良いかなぁと。純粋に曲として好きなのでこの点数ですが、もう少し、まったりできるバラードも聴いてみたいものです。

地毛蔵:10点

 この曲は何回聴いても飽きませんね。僕はこの曲をバラードや歌謡曲としてではなく水樹奈々さんの曲として聴いていました。やはり聴き入ってしまうほどの歌唱力は圧巻です。切ない歌詞に対して曲が完璧に合わさっています。一番の聴き所はCメロとCメロの後の曲の流れですね。大サビに持っていく定番な流れですが奈々さんと演奏がとても綺麗でついうっとりしてしまいました(笑) こむちゃ史に残る名曲になったかなと思いました。