● 禁忌の薔薇 〜Aphrodisiac〜

 

 

●アーティスト:フェロ☆メン

●タイアップ:なし

●発売日:2009/03/25

●クロレビ平均:6.36

−−−

●点数分布

   10  0

   09  0

   08 ** 2

   07 *** 3

   06 ******* 7

   05 ** 2

   04  0

   03  0

−−−

●コメント

N.T.:5点

 男の色気を醸し出す、妖しい印象の漂う曲ですが、どうも気味が悪いというか…男である私の耳には心地よく入ってくるものではありません。ただ、大半の男性声優が、爽やかな曲かしっとりした曲を武器としている中、あえてこうした曲を出してきたのは大変面白いとは思いました。これが歌い手自身の作詞だというのも地味に凄いですね。

麻由:7点

 メロディは普通かなあと思うのですが、サウンドの造り込みがハンパないです。イントロでの足音と風のSEに始まり扉を閉める音で終わらせる構成からして凝ってるなと。シンセやヴァイオリンの音色もそうですが、Bメロでボーカルを左右に振り分けていたり、間奏で女性コーラスを導入したりと、妖しげな雰囲気を上手く醸し出してます。ドラムが4つ打ちでほったらかしなのが残念ですが、単なるネタ企画ものに終わらない出来じゃないかと。

まさやん:6点

 歌詞や歌唱は妖しさ全開ですが、メロディラインは割と普通なのでそんなに気になりません。アレンジの完成度もなかなかですし、普通に聴ける曲だと思います。ただ、諏訪部氏のボーカルが色々な意味で濃いですので、初めて聴いた方は抵抗感があるかもしません。

QJ:6点

 諏訪部さん作詞なだけあって歌詞とボーカルが完全にマッチしているのは好印象。妖しさMAXの曲が持つ世界は一度ハマればとことん深みにはまってしまいそうなパワーを持っています。とはいえやはり人を選ぶ曲なので、一度聴いて無理だと思ったら厳しいかもしれません。

ライスショップ:6点

 本質的にはものすごくクセの強い曲だと思うのですが、ジャケットとか歌い手さんのイメージが既にインプットされていると、意外とすんなり聞けてしまったりします。ともすればネタソングと括られてしまいかねないものの、中途半端にならずキチンと突き抜けている点は、正当に評価されてもよいかと。

くぎ:6点

 イントロ・アウトロ・間奏どれをとっても作りが凝っているのに、こういうトランス風の曲なのに、音が軽快すぎていまひとつ物足りない。ただ、何といってもこの独創的な歌詞はネタ企画物にしてはレベルが高いですね。私的にはカラオケ等であの歌詞はちょっと歌えないですが。(苦笑)

零架悠+β:7点

 アクがかなり強いので、聞く人を選ぶ好き嫌いが分かれる1曲。……かと最初は思ったのですが、よくよく聞いてみると実際にアク強めなのは歌詞だけで、曲は普通にかっこいいです。Bメロを左右に振り分けているのは個人的に好印象。で、もちろん孕み声は健在。

SOW:8点

 歌い方や歌詞に癖があって聴く人を選ぶかと思いますが、足音、コーラスなど雰囲気作りも非常に上手く、お二人のボーカルも妖しさに溢れていて好印象。ネタとばかり思っていましたが、かなり凝っていて普通に1曲として高い評価が出来る曲だと思います

アクアフロート城也:8点

 妖しさと背徳感の漂う曲ですが、ネタだけで終わらせず弦楽器のメロディーとトランス風味のリズムを上手く噛み合わせいたり、ラスト前の盛り上がりなどしっかりとした曲作りをしており好印象です。扉が閉まるような終わり方もいろいろと想像をかき立ててくれます。

ふめい:6点

 イントロからややダークな印象を与えつつも、メロディラインに繊細さを感じることができる1曲。間奏のチェロっぽい音が奏でる旋律がとても印象的です。ただ、どうも個人的にこの手の曲は少し聴き飽きた感があるので、どうしても評価が伸びないところ。