● しっぽのうた ●
●アーティスト:坂本真綾 ●タイアップ:Napple Tale ●発売元:ビクター ●発売日:2000/08/23 ●クロレビ平均:6.43 ●収録アルバム:「ニコパチ」 −−− ●点数分布 10 * 1 09 * 1 08 *** 3 07 ***** 5 06 **** 4 05 ***** 5 04 ** 2 03 0 −−− <みみっか> 数ある坂本真綾さんのシングルの名曲の中で何でこの曲がベストソングなのか?と思う人が多いかと思います。確かに音楽性などの視線に立って、この曲を見たら、質としては高くはないのかもしれません。しかし、声優の歌う曲にはもうひとつの側面として、こういったテーマソング的なものがあります。その中でもこの曲の持つ独特の世界観というものは、非常にドリカンでもインパクトのあったものであったと思います。 この曲は「ナップルテール」というゲームのテーマソングですが、ゲームの方はどこのゲームショップに行っても見つからない私にとっては幻のソフトなので、このゲームをやったことはありませんが、この「しっぽのうた」にあるような不思議な絵本の様な世界を想像するのがどうにも楽しいのです。謎かけてきな要素を多分に含んだシュールなフレーズが案外現実にも通用したりして思わずうなづいたり・・・。「かがみのなかなくなってるしっぽ」→歌詞・・・ってどんなしっぽなんだろうとか考えてみたり…色々と想像を膨らませてくれるのです。 また、真綾さんが少し乱暴な唄い方(例えば、語尾を上げる…)をしているのですが、それが逆に歌詞を読み聞かせをしてくれているような感じの暖かさとなりこの曲のほのぼの感を引き立てています。普通に唄っていたらこの雰囲気は台無しになってしまうと思います。 ・・・というように、アニメソングというのは曲の音楽性の高さの他にも、タイアップのイメージを形作るものが必要なんだな〜と感じさせてくれたのが私にとってはこの曲です。ナップルテールを知らない人(私もその一人ですが)も、メルヘンチックな歌の世界を堪能してみてください。きっと新しい坂本真綾さんの魅力にとりつかれると思います。 −−− ●コメント てまるA:8点 不思議。この曲にこれ以上の言葉はないと思う。初めて聴いたときは全然印象がなかったのだが気がついてみると何回も曲を聴いていた。いい曲ということはなんとなくわかっているのだがどこかどういいのかわからず頭の中で疑問符があふれた。表現の仕方は悪いが物にたとえると麻薬みたいなもの? J-Wind:4点 他にないタイプの曲なので、一度聴いてみる価値はあると思いますが、合う合わないにはっきり分かれるだろうな…というのが正直なところ。僕自身は合わない方なので、そちらの立場から書かせていただくと、世界観についていけなかった…というのが正直なところですね。 へめへめ:5点 メルヘンチックな曲調が印象的だが、ディズニーの音楽でもあるまいし、対象年齢が低すぎるような・・・出だしあたりは面白そうな感じではあるが、サビで見事に裏切られてしまう。 プレクラスニー:5点 メルヘンというか、絵本の世界をイメージできる、かわいらしい曲です。教育テレビの小さな子供向け番組にぴったりといった感じで大きなオトモダチには、少々辛い曲だと思います。私もそのクチで、坂本真綾さんのシングルの中では一番評価が低い曲です。 hiro:7点 聞いていてとても不思議な感じのする曲でした。曲調もいつもの真綾さんの曲と比べると違う雰囲気で聞いていて良かったです。でもこのいつもと違う雰囲気が逆に好き嫌いを分けてしまいそうな気がします。でも個人的には好きなので評価は7です。 D.S.:9点 曲の雰囲気や歌い方が、とてもメルヘンチック。詞は、タイアップ作品に合わせているとはいえ意味不明な箇所も多く、その辺りで好みが分かれそうです。ただ、後半のサビでの繰り返しは非常に効果的で、曲の終わり方もすっきりしていて気持ちがいいです。曲としての完成度が高いので、一度この雰囲気に引き込まれると、すぐにハマってしまうのでは。 くぎ:7点 変に中毒性のある曲。歌詞、曲共に独特の世界観を醸し出してます。それを真綾さんがわざと語尾を上げたり歌い方をしていることで、この曲の雰囲気を壊さずに歌い上げていると思います。 ライスショップ:8点 NHKの「みんなのうた」とかで流れてそうな感じの曲。短い演奏時間の中にもA→B→サビの流れをしっかり作っていますし、彼女の曲の中では比較的メリハリのある方だと思います。歌い方なんかも含めてシングルの真綾さんとは全く別の一面を見せているというのが、普段彼女の曲をあまり聴かない僕には逆に良かったのかもしれませんね。 あやの:6点 歌詞などからも可愛らしさがでている、聴いていてほんわかと和む1曲。ただ終わり方などが独特な感じの曲なので、1回聴いただけでは掴みづらいかもしれないし、ずっと掴みづらいままかもしれない。好き嫌いが分かれる1曲。 |