GLORIA〜君に届けたい〜/林原めぐみ

 

 

☆担当者コメント

 シングルを含め、数多いめぐさんの名曲の中でも、おそらく一番好きな曲です。シングルのカップリング曲で、しかもアルバムに収録されていない。なのでめぐみさんのファンでないと聞いたことない方も結構多いかと。ただ、たしか映画「スレイヤーズぐれぇと」の挿入歌になっているので、そちらで聞いた方もいらっしゃるかと思います。

 まずこの曲を聞いて思うのは「メロディーがすごく綺麗!」。激しい曲でもなくバラードでもなく、聞いていると音楽の流れるような雰囲気にのみこまれてしまうような曲です。こんな曲をめぐみさんがとてもさらに綺麗にかつ強く歌っています。

 詩もどこがいいって言われると難しいほど全部いいです。特に挙げるとすれば、

  「君の心に この愛を重ね 聞かせたいよGLORIA」
   「『希望』は決して 死にはしない」
     「君の瞳に映った自分が一番スキでいられた」
      「扉も君と 一緒なら 軽く開いてしまうよ Days 不思議だね」
       「二人を乗せた地球(ほし)が 回り続ける でも追いついて見せるよ」
       「ボロボロの夜 明日への鍵もなく 震える肩に そっと声掛けてくれた」

などなど。この中でも一番好きなのは3つ目。一番大切な人、一番自分のことを見ていてほしいと思う人の前で、一番好きな自分でいられるっていいことじゃないですか。わたし自身そうでありたいと思ってますし、最近は一番好きな自分(ホントの自分)でいられるようになった気がします。そしてそういうホントの自分を見せられる相手がいることもいいことですけどね。そんな自分を理解してくれて、時には褒めてくれて、時には慰めてくれて、同じ想いをもって互いに助け合っていける人がいるってのは・・・。この曲の詩はそういうことを感じさせてくれます。

 「Give a reason」や「raging waves」のような、行け行けリナちゃん的な曲(笑)ばかりでなく、こういうめぐさん曲もぜひみなさんに知っていただきたいと思って、今回はこの曲を選びました。シングルを購入して聞くだけの価値は十分にあると思いますので、まだ聞いたことないという方々もぜひとも聞いてみてくださいね。

※シングル「Reflection」収録


●星美と愛花

 僕もこの曲はめぐさんの中でもかなり上位にくる曲です。 メロディやサウンドはめぐさんっぽいんですが、ボーカルが抑え目で切ないため、悲しげに聞こえますが詩は前向き。 めぐさん=「戦い」とか「突き進む」みたいな世界が結びついていますが、 この曲では「恋愛」の世界がムーディにかつ自然に表れていて、 勢いのノリではなく、純粋にメロディのノリが出来上がってると思います。

  評価「9」

●まさやん

 この曲はアルバム曲ではないため、あまり目立たない曲ですね。たまに録音したMDを聞くとつい聞き入ってしまうというタイプの曲です。前に隠れた名曲に上げた「想い」に似た感じの詞で、切なさと希望が混ざった曲と言えそうです。

 こういう乙女っぽいめぐさんの曲はかなり珍しいので興味がある人は一回聞いてみる価値ありです。個人的には『「希望」は決して死にはしない 永遠のエンブレム』という歌詞が好きですね。評価「8」

 作詞 有森聡美 作曲 松永和彦 編曲 岩本正樹