〜それから〜/林原めぐみ

 

 

☆担当者コメント

 この曲はシングルで初めて聴いたときはそんなに評価は高くありませんでした。しかし年が過ぎるにつれて、評価が階段式にUPし、今ではドリカン外のめぐさんソングでは一番の曲です。

 歌の内容ですが、歌詞に「卒業式から随分たって」とある通りある女の子の学校(高校でしょうか?)を卒業してからしばらくたった時の心情を歌ったものですね。ちょうど4月後半ぐらいでしょうか?歌詞が普段のめぐさんソングよりも少しやさしめなのがポイントですね。

 僕は今年高校を卒業しましたので、まさにこの曲の状況と一緒ですね、僕がもっとも好きな歌詞はサビの、

  「今君の声が聞きたいよ 毎日会っていたのに」
   「これからはわざわざ会わなくちゃ もう逢えないんだね。」       

僕がもっとも注目して欲しいところは、「毎日会っていた」「もう逢えない」の『あう』の漢字の違いです。これは、今まで当たり前に毎日学校で会っていた男?友達が今は特別なときにしか逢えないという対比を表しています。この対比が上手く浸透していてこの曲のインパクトより高くしています。曲もめぐさんでおなじみであり、僕が一番好きな「佐藤英敏」さんですが、いつものスレイヤーズ系ではなく、比較的穏やかな曲調です。特にサビではめぐさんの詞と完全にマッチして、とても素晴らしく、綺麗なメロデイになっています。

 この曲はズバリ今年学校を卒業した人にはぜひ聞いて欲しいですね。ひょっとしたらこの曲で涙を流すかもしれません。そして、この曲に気に入ったら「ふわり」を聞いて欲しいですね、このアルバムは「〜それから」〜のような日常を書いた曲が多いです。評価はもちろん10(正確だと9.7)です。

※作詞「MEGUMI」作曲「佐藤英敏」編曲「小林信吾」
※シングル「question at me」、アルバム「ふわり」「VINTAGE S」収録


●TAX FREE

 卒業をテーマにした曲です。ゆったりした曲調が好きならまず気に入ってもらえると思います。わたしは曲以上に歌詞がいいと思います。卒業のときに聞くと泣けてくるのでは。そうでなくても今までは毎日会えていた人ともう逢うこともできないという、このときの気持ちがよく出ていると思います。

●ライスショップ

 この曲、Give a reasonをはじめとする閣下の代表曲を数多く手がけている佐藤英敏さんの作曲なのですが、曲の感じは全然違います。閣下のシングル曲って女性の強さを前面に押し出したものが多いのですが、この曲は自然体で肩の力を抜いた感じになっており、シングル曲しか知らない僕にはかなり新鮮に思えました。歌い方を激しい曲のときと変えているあたりはさすがです。