昼の月/新居昭乃
☆担当者コメント
今回紹介する「昼の月」という曲は、14才の少女の歌。せつないメロディにのせて歌われる、女の子の不安定な心。昼には見ることのできない月のように、私の心もまだ見えない。
新居昭乃さんの声は、大人の声であり、子どもの声でもあるような気がします。だから、こういった曲にもとても合うんですね。個人的には、「天使の声」と形容しても差し支えない、と思っています。
あと、この曲は詞も秀逸です。特に、
<なにげないこの思い
ねぇ、人はどんな名前で呼んでいるの>
というくだりにはグッときました。
「子ども」から「大人」になり始めた少女。不安定で、触れると壊れてしまいそうな心。壊れそうな物ばかり集めてしまう、ガラスの十代(それ違う)。そんな歌が好きな方には、お勧めの曲です。
※作詞・作編曲:新居昭乃
※コレクションアルバム『RGB』収録
※TVアニメ「星方武侠アウトロースター」エンディングテーマ