TRUST ME/TWO-MIX
☆担当者コメント
TWO-MIXの永野椎菜さんが「真夏に作った真冬の作品です」とおっしゃったように、真冬の雰囲気が存分に味わえる曲です。メロディは全体的にアップテンポでTWO-MIXらしさが出ていますが、ロシアの民謡(トロイカ等)のような冬の寒さが身にしみる感じもする不思議な構成で出来ています。中でもイントロや最後のサビの盛り上がりは凄いものがあります。
サウンドですが、永野さんが細部までこだわったとおっしゃったように、TWO-MIX独特の電子音が繊細さと切なさが交じった素晴らしいハーモニーを奏でています。また、TWO−MIXの曲はよく間奏に独特なメロディが入りますが、この曲はそういうメロディは一切なく、全体に綺麗なメロディですので非常に聞きやすいですね。
詞も、冬の寒さと切なさを感じさせます。中でも
「白く吹き荒れる風に身を投げて 地下鉄の出口をあなたへと駆け出す」
という詞にこの曲で伝えたいことのすべてが詰まっているといった感があります。その上ありったけの切なさを込めたボーカルが素晴らしい詞とメロディを最大限に生かして非常に完成度が高い曲に仕上がっています。TWO-MIXのアルバム曲の中でも1,2を争う名曲です。切ない曲が好きで、なおかつデジタル系が苦手ではない方には特におすすめ出来る曲ですね。
この曲が収録しているアルバムで特におすすめするアルバムは「BPM BEST FILES」です、このアルバムはこの曲の他に以前他の方が紹介した「ENDLESS LOVE」や「JUST COMMUNICATION」から「WHITE REFLECTION」までのシングル曲が収録されていて、TWO-MIXを知る上で最も重要なアルバムです。現在は中古CDショップでこのアルバムが安く売っていることが多いですので、こむちゃ世代の方にも是非中古で買って聞いて欲しいですね。
※作詞・作曲・編曲:TWO-MIX
※アルバム「BPM150MAX」「BPM BEST FILES」収録