*徹底検証!こむちゃの未来はいかに!?*

 

 

 さて、ドリカンに変わって始まったこむちゃも、早4ヶ月が経過しました(2003年2月執筆)。そこで今回は、「こむちゃっとカウントダウン」が今後どうなっていくのかを予測してみたいと思います。まぁうちのサイトは、順位を予想したり、曲に点数つけたり、アホな略称つけたりと、まったくもって変わったことばっかやってるので、たまにはこむちゃサイトらしい(笑)こともやってみようかなと思いまして。なお、僕の主観が入ってしまうのは、ご容赦ください。あと、タイトルが三流ワイドショーっぽいのは気にしたら負けです(笑)

 

検証1:タイアップ重視への転換は成功したのか?

 ドリカンでは、2000年頃からランキングの停滞化が進み、動きがなさすぎておもしろくないという意見が多く見られるようになりました。また、これにリンクすることですが、99年頃まではだいたいベスト3までは上がっていたジャンプ・サンデー・マガジン系アニメのタイアップ曲がランクインしなくなり、結果アニメよりも、圧倒的にアーティスト(声優)人気が先行したランキングになっていました。こむちゃへの転換は、このようなことが背景にあったと思われますが、こむちゃに変わって、本当に変わったのでしょうか?

 まず、こむちゃでは開幕こそ奈々さんと林原閣下の3週連続ワンツーでスタートしたものの、その後は「ガンダム」「シスプリ」を中心としてアニメ系が上位に進出し、逆にドリカンでは7年半一度もベスト3を逃したことのなかったへきるさんがベスト5にも入れず、マリ姉に至っては10位2回で消えるという、ドリカンでは考えられなかった事態が起こりました。このように、声優系中心からアニメ中心への転換が成功したと言え、この点でドリカンと大きく変わったと言えますが、それでは、この転換は本当に理に適っているのでしょうか?

 まず、各曲の初動売上を見てみると、へきるさんのbelieveは7200枚(2週合算なので実質5〜6000)、マリ姉の空手は2400枚、まぼろしが11700枚、君がいた物語が11600枚、未来の記憶が3300枚、凛花は圏外でした。

 …と、こうやってみると、問題は買った人のうち何割がこむちゃを聴いているかということです。なぜならば、「こむちゃリスナーに対する売上」が、リクエストに直結すると考えられるからです。こむちゃ聴いてない人に売れたって、リクエストに反映するわけないですからね。

 そう考えていくと、確かにbelieveは未来の記憶や凛花より初動売上多いんですが、買った人のうち何人がこむちゃリスナーかというと、あまり多くない気がします。それに、活動が長いということは、昔からのファンが多いから、熱を上げるような時期は通り過ぎている割合が多いと考えられ、リクエスト熱があまり出ないのではないかと思われます。また、これは個人的な観点ですが、曲のレベルが全盛期に比べると落ちている気がするため、あまりリクエストする気が出ないというのもあるでしょう。これはマリ姉も同様だと思われ、ドリカン末期には林原閣下の勢いも落ちてきたというのも、その辺が原因と思われます。

 一方、アニメタイアップの曲というのは、ちょうど今放送してるアニメの曲なわけだから、まさに今が最高潮を迎えているわけです。だから、そっちの方が熱が入りやすいのは当然だと思います。よって、僕はタイアップ重視への転換は理に適っていると思います。99年までのドリカンと比べると理不尽な点が多い気はしますが、2000年以降のドリカンよりは理に適っているかなと。声優陣も、believeや空手の不振で苦しいと言われてますが、suddenlyはV3取ってるんだし、勢いのある声優さんなら、力を発揮できるんじゃないでしょうか。

 

検証2:ランキングの停滞化傾向は解消されたのか?

 では、ランキングの停滞化は解消されるかということですが、これは最初に結論出しちゃいましょう。解消されません。というのは、確かに番組当初はすさまじいほどの激しい動きを見せ、新曲も毎週2〜3曲出ていました。また、2月1日のランキングでも、一気に新曲が4つ登場して、ランキングを賑わわせています。しかし、その一方で、12月〜1月にかけては新曲が枯渇し、上位の顔ぶれがほとんど変わりませんでした。 このように、こむちゃでは改変期近辺では急激に動きますが、それを過ぎると、一気に停滞してしまうのです。

 では、なぜこうなるかと考えると、それは間違いなく、「タイアップ重視・声優系苦戦」の流れにあると思います。アニメ関連曲のリリースは改変期付近(特に1・4・7・10月の後半)に集中するので、アニメ重視だと、どうしてもこの時期だけ集中して、3・6・9・12月あたりは新曲がなくなってしまうんですよね。ドリカンの時は声優系、特にへきるさんやTWO-MIX、マリ姉などがノンタイアップで時期を問わず、しかもそれなりのペースでリリースしていたため、ある程度うまくいっていたんですが、こむちゃでは声優系不振のため、改変期を過ぎると動きがなくなってしまいます。だから、こむちゃでは明らかに、1・4・7・10月リリースが不利で、2・5・8・11月リリースの曲が有利です。その結果がまぼろしの独走であり、 全員の予想を大きく狂わせた、an Endless taleの驚異的な粘りにつながったと思われます。

 このように、改変期には、とてつもなく激しいランキングになることは間違いないでしょう。全体的に見ても、ドリカン末期よりは停滞化は少なくなったと思います。しかし、バランスが悪いという致命的な欠点があり、今後も上位停滞の動きは多く見られるでしょう。

 

検証3:こむちゃアーティストをドリカンアーティストに当てはめると?

 ドリカンでは、林原めぐみ・椎名へきる・TWO-MIX・國府田マリ子の4人(組)が「ドリカン四天王」と呼ばれ、ランキングの中心を担ってきました。それではこむちゃでは、どんなアーティストが中心になるのでしょうか?ドリカンとの対比という形で、示してみたいと思います。なお、ドリカンの方は2000年までと2000年以降で大きく力関係が変わり、全体にすると面倒なので、主に2000年あたりまでで見ることにしました。なので、2001年あたりから急激に人気が出てきたほっちゃん・ゆかりん・奈々さんは入れてません。ちなみに、基本的に上の方にあるアーティストほど、ドリカンでの合計ポイントが上になってますが、一部入れ替えてるところもあります。

●林原めぐみ→なし

 ドリカン最強のアーティストとして君臨してきた閣下ですが、こむちゃでは閣下のようなアーティストは出ないと思います。声優としても圧倒的な人気を誇り、売上もダントツ、毎回大型タイアップがつくなんてアーティストはとても思いつきません。こむちゃではアニメ重視ということもあり、このような絶対的なアーティストは登場しないでしょう。

●TWO-MIX→See-Saw

 ガンダムで衝撃の番組デビューを果たしたところや2人組であること、また曲の雰囲気も微妙にかぶるところがあり、これはかなり的確だと思います。TWO-MIXはその後タイアップなしでもランクインしたのに対し、See-Sawは声優じゃないし、タイアップなしでは規定外になるかもしれませんが、100%タイアップがつくようなので、問題なし。物語も間違いなく1位取りそうな感じだし、ガンダムのタイアップがなくても、こむちゃの中心アーティストとして活躍していくことでしょう。

●椎名へきる→水樹奈々

 活動内容的にアーティスト的な印象が強く、ノンタイアップでもリリースし、タイアップがつく割合が少ない。でも強い。という感じで、かなり類似していると思います。リリース数も安定してそうなので、ドリカンにおけるへきるさんのように、ランキングを常に盛り上げてくれると思います。

●國府田マリ子→堀江由衣

 ドリカンではパーソナリティ効果もあったと思いますが、売上もかなり高いし、こむちゃでもこのくらいの力はあるでしょう。ノンタイアップでは出さず、リリースが安定しないところが絶対的な違いですが、Love Destinyを除けば、フルバはカバーだし、キラリやALL MY LOVEはタイアップ効果という点ではあまりなかったような気がします。ラブティニ以降はリリース周期も安定してるし、違うと言われれば全然違うんですが、ポジション的にここしかなかったこともあって、強引に入れました(笑)

●奥井雅美→林原めぐみ

 ドリカンでは誰もが認める最強アーティストとして君臨してきた閣下ですが、正直こむちゃではそこまでは望めない気がします。アニメ重視の傾向から、スレイヤーズのような大きいタイアップがつけば別ですが、KOIBUMIがsuddenlyとの直接対決に完敗したのを見ると、ちょっとつらいかなと。売上から行けばダントツのトップに変わりないんですが、上にも書いた売上に対するこむちゃリスナー率がSee-Sawや奈々さんに比べると少なそうなのがきついところ。タイアップによって大きく変わりそうということも含め、奥井さんのポジションあたりかなと思います。

●坂本真綾→坂本真綾

 このリスト、唯一のそのままです(笑) 確実にタイアップがつき、セールスもかなり多いので、それほど力が弱まるとは考えにくいし、こむちゃでもドリカンの時と同じように活躍してくれることでしょう。

●丹下桜→Prits

 Private Emotion以来もう1年近くシングル出してませんが、ゲームも続編出るみたいだし、たぶんまた出すでしょう。こむちゃは声優不利の傾向ではありますが、Pritsの場合もとはシスプリだし、まぼろしによってシスプリの強さは証明済みなので、ドリカンにおける桜さんぐらいのパワーはあると思います。ちなみに桜つながり。

●米倉千尋→石田燿子

 ドリカン末期に「Sugar Baby Love」「永遠の花」でランクインした石田さん。いずれもアニメ系不利のドリカンでなかなかの好成績を収めたし、こむちゃでも期待できると思います。Funtaも考えましたが、米倉さんはWILLやButterfly Kissのような爆発曲があることを考えると、なんかFuntaより石田さんの方がありそうかなと。「永遠の花」と「真実の扉」を足して2で割ると「永遠の扉」になるなぁなどという強引なこじつけが最終決定要因ですが(笑)

●野田順子→榎本温子

 ドリカンではBe My Angelで衝撃のデビューを果たしましたが、その後はいまいち振るわず、ちょっと微妙な状況。ただ、ビクターの声優No.1が真綾さんなら、avexの声優No.1は榎本さんみたいなところがあるような気がするので、出演作うんぬんよりも、真綾さんでいうCCさくらみたいな感じで、avexがスポンサーについてるアニメで、またどでかいのが回ってくるかもということで。この辺はavexの戦略次第。ちなみに、なんで野田さんかというと…正直タイアップ次第な感が強 く、タイアップ次第で大爆発がありそうだから。ちょっとこじつけ(^^;

●飯塚雅弓→田村ゆかり

 正直、そこまでは望めない気がしますが、これで最高6位とかで終わったら、ドリカンのが90%パーソナリティ効果ということが証明されてしまうので、こむちゃでもがんばってほしいなと思います。期待料が大きいかな。

●高橋洋子→can/goo

 リリース数少ないけど、とてつもなく強いから。can/gooはまぼろしでこむちゃ引退かもしれませんが、まぼろしの時はシスプリのプロデューサー(?)がcan/gooに頼んで決まったらしいし、またシスプリの新シリーズなり劇場版なりがあったら主題歌担当する可能性も十分あるので、もしそうなったら強そうだなと。ぶっちゃけ、エヴァ=シスプリ。

●小松未歩→Funta

 米倉さんから漏れたFuntaはここに。そもそも小松さん完全なる一般アーティストだし、曲調や声質、タイアップ作品の系統までこれでもかというほどに一致しませんが(笑)、とりあえず出せば安定して、そこそこ強そうなので。 無色が3位まで行ったので、コナンが上位に来れるんだったら、倉木麻衣嬢の方が合ってるかな?という気がしますが、その後の傾向を見る限り、あれは番組改編時の特別事態みたいなもので、やっぱりダメそうな気がします(^^;

●藤崎詩織→テニプリのキャラクター

 男女の違いはありますが、キャラソンなのに強いし、リクエストしてる方がキャラにかなり熱入ってそうなところが、似てるかなーと思いました。キャラ単独ではランクインしてないし、この後リリースがあるかわかりませんが、あれだけ売れれば、また何かやろうと考えるでしょう。某娘のように、青酢とキャップと瓶でシャッフルとかし始めるかもしれません(爆)

●緒方恵美→飯塚雅弓

 男女の違いはありますが(オイ)、リリースペースはそれなりで、出せばそれなりの強さということで。緒方の兄貴は最高3位が限度でしたが、飯塚さんも君声が最高3位だったし、今後も2位の壁にぶち当たりそうな予感が…。

●金月真美→椎名へきる

 この辺になってくると、もはやどこに共通点があるのかよくわかりませんね。とりあえず、毎回150〜200ポイントぐらいになりそうなところでしょうか(^^; 正直believeの成績を見たら、このくらいにせざるを得ないです。君声には一度も勝てなかったので、飯塚さんよりは下で確定だし。ただ、believeはクロレビでも不振だったので、曲がよくなったらどうなるか…というのはありますが、あの枯渇時期に発売して最高6位では、かなり厳しいのでは…。

●小森まなみ→田中理恵

 適当です(爆) この辺からは、ただ強そうな順に適当に並べてるだけですね。で、理恵さんですが、ゲストにも来たことだし、それなりに活躍するんじゃないかなぁ…たぶん。アルバムがオリコン圏外だったのでここにしましたが、大爆発の可能性もありますね。未知数な分、爆発の可能性は飯塚さんやへきるさんよりあるかな。全然ダメな可能性もあるけど(^^;

●宮村優子→野川さくら

 適当2。ドリカンでは「星の降る丘」がなかなかの活躍を見せたので、もしかしたらこむちゃでブレイクするかも。ただ、大きいタイアップはつきそうな雰囲気ないし、声優系苦戦の傾向からすると、微妙かな。未知数でなんともいえないところですが、このくらいかなぁ…と。

●松澤由実(由美)→岡崎律子(メロキュア)

 Morning Graceもランクインしたし、メロキュアの1st PriorityもOPで流れて、さりげなく番組に定着してる感じのある岡崎さん。またフルバみたいなタイアップがつけば爆発しそうなので、ちょっと強引ですがフルバ=ナデシコの構図からこのようになりました。

●岩男潤子→國府田マリ子

 リリース数は結構多かったけど、結局ドリカンではブレイクできなかった岩男さん。空手はクロレビでも不振だったし、へきるさんと同じで曲のレベルが上がってくればもっと上行けるかもしれませんが、正直マリ姉もそんな感じになりそうな気がします。というか、OPでかかって、しかもあの時期に最高10位ってことは、次OPでかからなかったらランクインすら危ういかも…。

●やまとなでしこ→みっくすJUICE

 …にはならないと思います(^^;

だいたいこんな感じですね。適当なところもありましたが、結構的を得てるんじゃない?と思うところもあります。ちなみに、これ作るために2001年以降のランキングとアーティスト別ランキングを調べました。こういうデータ取ってると、便利ですね(^^)

 

 以上で、検証は終了です。「未来はいかに!?」という題名に対しての結論が出ていないような気がしますが、それは各自違うと思います。ドリカンの常連アーティスト(特に四天王と奥井さん)の曲が好きだった人や、おめっとサンバやエンジェル隊に「3」をつける人にはこむちゃの未来は暗いだろうし、See-Sawを初めとしたアニメ関連曲が好きな人で、おめっとやエンジェル隊の曲が、好きとまでは行かなくても楽しめるような人には、明るいんじゃないかなと思います。ちなみに僕は言うまでもないと思いますが、前者です。ランキングが理に適っているのと、聴いてて楽しいのとは、また別問題なので(^^;

 このテキストについては、みなさんの意見も聞いてみたいところなので、ぜひ掲示板までお願いします(^^) …ふぅ、ひさびさにまともなテキスト書いたな(笑)

 

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