@1999.4.29〜5.5 九州ツーリング
単車はこの年に買ったばかりのKLX250。
コースは、川崎⇒<フェリー>⇒日向⇒椎葉村⇒五家荘⇒矢部
⇒蘇陽⇒高千穂⇒阿蘇⇒鹿児島・桜島⇒宮崎⇒<フェリー>⇒
川崎。
今回も是非行ってみたい所があった。それは「五家荘(ごかの
しょう」。小学生の頃地図帳を見ていると、九州の真ん中あたり
にそれが記されていた。他の地名は普通の活字体なのに、そ
の地名だけは何故か毛筆体で記されていた。それが何なのか
その時は判らなかったが、子供心ながら妙に惹かれる思いが
あった。後に使うようになったロードマップ等にはその名は無く
ますます謎は深まるばかりだった。しかしその後に買ったツー
リングマップルにはその名があった!それまでにもおおよその
場所の見当は付けていたのだが、これではっきりした。あとは
もう行くっきゃないでしょう。
「平家落人伝説マニア」?(かみさん談)の自分としては、隣の
宮崎県・椎葉村と共にかなり興味深いエリアだ。ただ道が所々
かなり狭そうなので、慣らしが終ったばかりのKLXで行くことに
した。
で、椎葉村&五家荘は期待通り山深く、秘境ムード満点なエリ
アだった。椎葉村の「鶴富屋敷」では他に観光客がおらず、自
分一人のために受付にいたおばちゃんが案内テープを流すと
共に、直に解説してくれた。「鶴富屋敷」とは、山深く平地の少
ないその土地に家を建てるために考えられた形で、一本の縁
側のような廊下の片側に部屋を並べた造りで、細長く狭い土
地でもそこそこ間取りが取れる造りとなっている「並列型民家」
がそのまま残っているものだ。その屋敷は昔、源氏と平家の
悲恋伝説の舞台となったと伝えられているそうだ。
また五家荘の資料館「平家の里」は”伝説の地”五家荘につい
て詳しく解説されており、とても興味深いものだった。
ちなみに「五家荘」とは”五箇庄”とも書き、久連子(くれこ)・椎
原(しいばる)・仁田尾(にたお)・葉木(はぎ)・樅木(もみき)と
いう五つの集落の総称ということらしい。それもほとんど昔の名
で、いまではあまり使われないらしい。(地図にも椎原・樅木し
か出ていない)
また、椎葉村から五家荘へ抜ける「五家荘林道」(全面コンクリ
ート舗装)は曲がりくねっていて長く、九州の山深さを感じさせる
秘境ムード満点のなかなか壮絶なルートだった。
秘境好きな人には、この辺りは国内では数少ないお薦めエリ
アといえる。
@2000.4.30〜5.7 山陰・九州ツーリング
単車はニンジャ。
コースは東京⇒<東名-名神-北陸道敦賀IC経由>⇒舞鶴⇒
<丹後半島一周-鳥取-出雲経由>⇒浜田⇒<萩-下関-関門橋
経由>⇒小倉⇒<院内-由布院-やまなみハイウェイ経由>⇒
阿蘇⇒<熊本IC=高速=鹿児島空港IC-佐多岬経由>⇒霧島
・えびの高原⇒<えびの市-人吉-球磨川沿いに-八代-宇土経
由>⇒熊本⇒<小林-綾経由>⇒宮崎⇒<フェリー>⇒川崎。
この時はとにかく走れるところまで走ってやろう、と思っていた
ら結局南の果ての佐多岬まで行ってしまった。
総走行距離 2560km。フェリーで行くのと違い、九州までの具
体的な距離感が判った。
今度は宗谷岬まで一気に走ってみたくなった。
@2001.8.16〜20 東北ツーリング
単車はニンジャ&ゼファー。
ルートは東京-猪苗代-米沢-長井-新庄-湯沢-横手-角館-田沢湖-本荘-
鳥海山-尾花沢-飯豊-関川-新発田-栃尾-小出-十日町-栄-菅平-下仁田-
東京。(約1500km)
宿泊は久々に全てキャンプ。今回の最大の目的地は秋田県・湯沢市にある
河原毛地獄の温泉。ここは有名な北海道・カムイワッカの様に温泉が滝と
なって流れ落ちている。駐車場から少々歩くが、男女別の更衣室も用意さ
れていて、結構お気軽にダイナミックな温泉を満喫できる。(カムイワッカの様に
川や滝を登ったり下りたりという所は無い)
この時のツーリングは天候に恵まれて、レインウェアを着ることは1度も無かった。
(突然の夕立には1度出会ったが直ぐに走り抜け、走ってるうちに乾いた。)
hidezou 2000-2002