HH式ハイエナ概論

基本的なハイエナに関する情報は「ハイエナ魂」をご覧ください。


◆ハイエナ絶滅へのカウントダウンか… (2006/01/20)
HHがハイエナ魂のページを作り、皆さんに「ハイエナ」して「勝つ」といった打ち方や基本を紹介して早1年が経過しました。
その間にスロット事情も変わり、ハイエナも絶滅の危機、むしろ絶滅へのカウントダウンが始まっているといっても過言では無いでしょう…

絶滅に追いやられている主な原因は…

1)みなし機撤去

4.5号機あたりの「爆裂機」と呼ばれる機種を撤去しようという動きです。

2)ストック機能禁止
5号機からはストック機能が使えなくなります。
意図的な連チャンやゾーン等による放出、天井機能が無くなります。
ハイエナにとってコレは致死問題です…

3)出玉率(機械割)の制限
射幸心を煽るような爆発的な出玉を制御するため、検定通過が厳しくなっています。 (詳しくはこちら
朝から終日勝負でも無い限り、高設定を狙う事にあまりメリットが無くなっています。
また、機械割などを算出する為の検定での試射は「成立した小役はすべて取得するものとする」という条件下で算出していますが、5号機では「連続演出」や「チャンス目」を発生させるため、リールで意図的に「フォローできない小役」を設けているのと、ボーナスのフラグを分ける事で「成立ゲームで揃える事が困難」になっています。
なので、ただでさえ低い機械割が「実際にはもっと下がる」事になっているのです…

っとまあ、コレだけでハイエナはおろか、今後のパチスロに対する考えが変わるのではなかろうかと思います。

5号機には「RT」は存在するので、ハイエナも出来ない訳ではありませんが、RT中の台を捨てるような人はいないでしょうし、そういったケースに遭遇するのは奇跡に近いかと…
また、小役とボーナスの同時成立等で成立したボーナスを見落とすなんて可能性も無くは無いですが、こちらも拾おうと思って拾えるものでは無いでしょう…


前回「ハイエナ魂」を書いた時点でハイエナという立ち回りはかなり一般的に知られるようになっていて、今ではかなり多くのスロッターがハイエナという立ち回りの存在を知っています。
また、目押しが出来ないような超初心者や年配の方ですら、「ヤメ時」と「天井」位は知っているケースが多いようです。

ハイエナは「数をこなしてこそ収支が残る」立ち回りだったので、ハイエナ出来る台が減り、稼動が落ちていて「数をこなす」のが難しい現状では、もはや生き残れないでしょう…


◆それでもハイエナに固執する
前日のデータと宵越しが可能な台を使えば、一応まだまだハイエナは出来ます。
ただし、昔のハイエナ機のような爆発力はあまりありません。
榎本、銭形、海物語のような優秀なハイエナ機のように「1発で逆転可能」な要素が少ないです。
なので「基準を厳しくする(狙い目を限定する)」「ヤメ時を厳守する」必要が増しています。


逆にギャンブル性の増している4.7号機末期台…
射幸心を煽らないようにと、機械割を削った結果、「アラエボ」のような「基本的に大ハマリ→奇跡の大爆発」といった感じの台が多くなり、「ギャンブル性」が増しているような気がします。
ハイエナ全盛期のように「知識で勝つ」事は難しくなっています…
皆さんも最近の台の解析を見る度と「この薄い所を引かないといけないのか…」と思う事が多いのでは?


今を生き抜くには…
「過剰な期待をしない」
「狙い目を厳しくする」
「打たない立ち回りをする」
「ヤメ時を厳守する」
「地味な勝負を繰り返す」

こういった事が必要なのでは?と思います。

HHは子とあるごとに言ってるのですが

「パチスロは勝てるようには出来ていない」

と言う事を常に頭の中に入れておいてください。

メーカーだって、ホールだって「商売」でやってるんです。
パチスロは「遊技機」なんです。
「遊戯」したのなら「遊戯代」は払って当然なんです。

遊戯料金を「割引」するために「ボーナス」が用意されているのです。
決して「還元」するために「ボーナス」があるわけでは無いのです。


では、パチスロにおける勝ちとはなんなのか?
そもそも「勝つ」という考え方でなく「負けを抑る」という考え方が大切だと思います。

ハイエナなら

「天井まで行けば必ず負け額が減る」
「ゾーンだけ打てば負け額が減るかもしれない」

という考え方で挑み、

「運良く連チャンしてくれた」
「運良くボーナスが引けた」

この「運良く」で手に入れた分が手元に残り、コレが積み重なって初めて「収支」が上向きになるものだとHHは思っています。


◆最近の負けてる人に良く見られる傾向「機械割や高設定に執着」

これに感しては意見が分かれる部分もあるかと思いますが、「高設定なら勝てる」という甘い考えはHHとしては是非「捨てていただきたい」と思っています。
昔の台ならば、高設定を掴み粘る事で「勝利」を掴む事が出来たでしょうが、最近の台は最高設定の6でも機械割が105%前後の台が多いです。
しかも、ストック機ならば「マグレ大爆発」を含めて算出した機械割な訳ですから、「マグレ」や「奇跡」が起らなかった時は…
そう、待っているのは「爆裂投資」と「大敗北」です…
「小役確率からして高設定だろう」と思い、終日頑張ると何故かえらい負けてしまっていた…なんて事はありませんか?
また、「ボーナスの初当りが良いので粘ったら全部飲まれて追加投資してしまった」とか…

もしマグレで設定6の機械割を越えたとしたら、その先に待っているのは機械割に近づくためのハマリだと思うのが妥当ではないかとHHは思っています。
また、105%〜110%位の機械割だと、1日で結果を残すのは正直難しいです。
PS2のソフト等を使って7000G程度でシミュレートを繰り返してみればそれがわかるのではないかと思います。
確かに30000〜50000G位回せばそれなりに機械割に近付きはしますが、7000G程度では全然安定はしません。
「掴むのは難しい上に安定しない」
これが高設定の罠なのでは?と思います。

毎回毎回打つたびに設定6が掴めるならそれはそれで良いでしょうが、6の機械割では取り返せないだけ「6を探す過程で負けている」事の方が多いのではないでしょうか?
また、6を打ったとしても必ず勝てる訳ではありませんし…


◆4号機・ハイエナと共に…
4号機とハイエナという打ち方と共に、パチスロ界から足を洗うのが「勝つ」為の最良の策ではないかとHHは考えています。
これでは「逃げ」ではないか、これじゃ「負け」と同じだ! …なんてパチスロを打とうという側の人から見ればそうかもしれませんが、パチスロをやめれば「世間的」には「人生勝ち組」になるのは間違い無いでしょう。
「パチプロ」と聞いて「すごい!」と思う人は少ないと思います。
また、自称「プロ」のように「パチプロ」をカッコイイと思っている若い人も多いようですが、一般的には「パチスロで毎日勝ってる」と言うよりは「コンビニで毎日バイトしている」と言った方が聞こえがいいのは確かだと思いますが…どうでしょうか?

HHは元々「サラリーマン金太郎」でスロットデビューしました。
いわゆる「爆裂機全盛期」のスロッターです。
パチスロの魅力は「短時間で大金が手に入るかもしれない」という所ににありました。
そしてストック機が登場してさらに時間効率が良くなり「仕事の前に、合間に、終わった後に一稼ぎ」というのが基本スタイルでした。
でも、最近はなかなかそういうわけには行かず…
4.7号機はコイン持ち悪いので打っても投資分を回収するのがやっと…
5号機に関しては論外。コイン持ちが良くてもボーナス1回の獲得枚数は少ないし、連チャンは無いに等しいし…

6月には「吉宗」と「みなし機」が、10月には「北斗」がホールから消えます。11月には現存のストック機はほぼ自主撤去の対象になり、5号機だけが残るとされています。
14年6月を最後にストック機は検定を通過しなくなっているので、17年7月にはすべてのストック機が検定切れになります。
パチスロ依存症に近い人は今の内から徐々にパチスロ離れをする努力をしたほうがいいのでは?と思うHHでした。

もちろん、遊びでやる分にはいいと思います。勝てることだってあるでしょうし。
ただ、それはあくまで「働いてお金に余裕があるとき」にするべきだと思います。
パチスロで借金がある人も世の中にはいるみたいですが、そうなる前に対策をとりましょう。


頭に叩き込んでおいてください。

「勝とう」
「勝たねば」
「取り返さねば」

と思って勝負をすると

「焦り」
「我を忘れる」

そして

「大量投資」

結果

「大敗北」

「パチスロは勝てるようには出来ていない」
「負けを極限まで抑えた時に残っているのが勝利」



2006/01/20 … 最近スロット熱が冷めてきた HH




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