マチコ先生の機械割講座

▼HR
ここではスロットを打つ上で重要な「機械割」の計算のお勉強をしましょう!
ただ、機械割が分かったからといって設定を特定できるわけでもなければ、機械割の数字どおりに払出があるわけじゃないので、その辺はわきまえておいてくださいね!
あくまで「確率」の一部であり「絶対では無い」ので「1つの基準」としてとらえてください。

▼1時間目「機械割の計算」
機械割の計算
機械割=投入枚数に対する払い出し枚数の割合。

例)総プレイ数5000ゲーム回して獲得枚数が2000枚の場合

1ゲーム=3枚なので、5000ゲームで投入枚数は 
 5000×3=15000

獲得枚数が2000枚という事は払出枚数は 
 15000+2000=17000

機械割 =( 払出枚数 ÷ 投入枚数 )× 100

なので

機械割 … (17000÷15000)×100=113.33

なので、機械割=113.33%になります。

ちなみに厳密にはJACゲームは1枚で消化するので、正確に求めたい場合はボーナス中の1枚掛けゲーム数を計算して見ましょう。

BIG=JACゲーム30G=BIG1回につき投入枚数-60枚、REG1回につき投入枚数-16枚

▼自習時間

問1
22640枚投入した時の払出枚数が25600枚だった時の機械割を求めよ。
答え:113.07%

問2
13500枚投入した時の獲得枚数が127枚だった時の機械割を求めよ。
答え:100.94%

問3
4320ゲーム消化した時の払出枚数が12000枚だった時の機械割を求めよ。
答え:108.00%

問4
3200ゲーム消化した時の獲得枚数が1350枚だった時の機械割を求めよ。
答え:114.06%

問5
3600ゲーム消化して飲まれた時(獲得枚数0)だった時の機械割を求めよ。
答え:100.00%

問6
2200枚投入して飲まれた時(獲得枚数0)だった時の機械割を求めよ。
答え:100.00%

正解は『答え:』をトリプルクリック(3回クリック)

▼2時間目
機械割から出す獲得枚数の計算

払出枚数=(ゲーム数×3)×(機械割÷100)
獲得枚数=払出枚数−投入枚数

例)機械割105%の台を7000ゲーム回した場合の獲得枚数期待値

1ゲーム=3枚なので、7000ゲームで投入枚数は 
 7000×3=21000

払い出し枚数 = 投入枚数 × ( 機械割 ÷ 100 )
獲得枚数 = 払出枚数 − 投入枚数

なので

払出枚数 … 21000×1.05=22050
獲得枚数 … 22050−21000=1050

機械割105%の台を7000ゲーム回した場合の獲得枚数=1050枚になります。
▼自習時間

問1
北斗の拳の設定1(機械割96.5%)を3000ゲーム消化した時の獲得枚数を求めよ。
答え:-315枚

問2
吉宗の設定2(機械割97.76%)を4000ゲーム消化した時の獲得枚数を求めよ。
答え:-269枚

問3
押忍!番長の設定3(機械割102.2%)を5000ゲーム消化した時の獲得枚数を求めよ。
答え: 330枚

問4
エヴァの設定4(機械割104.1%)を6000ゲーム消化した時の獲得枚数を求めよ。
答え: 738枚

問5
南国育ちの設定5(機械割112.2%)を7000ゲーム消化した時の獲得枚数を求めよ。
答え:2562枚

問6
巨人の星3の設定6(機械割114.4%)を7000ゲーム消化した時の獲得枚数を求めよ。
答え:3024枚

問7
北斗の拳の設定1(機械割96.5%)を8000ゲーム消化した時の獲得枚数を求めよ。
答え:-840枚

正解は『答え:』をトリプルクリック(3回クリック)

▼放課後
仮に設定6の114%を終日打っても実際に計算してみると獲得期待枚数は3000枚ちょっとと、思ったより少なかったかな?
でも、これが現実。

よく5000枚オーバーとか時には10000枚オーバーなんてあるけど、本来ならそんなに出る事は無いはずなわけ。
でも、機械割といってもあくまで確率なので絶対ではありません。
だから、時には機械割を大きく上回る事もあれば下回る事もあります。

仮に「全台設定6!」なんてイベントがあったとして、「自分の台がハマっても隣の台の連チャン」や「自分が大爆発してても後ろの台の大ハマリ」と、すべてひっくるめての114%なんです。(極端な話)
勝つこともあれば負けることもあるって事です。
終わってみないとわからないって事です。

設定毎の機械割は「長い目で見ればその数値に近づく」という事で、安定して機械割通りにしたいのであれば、それこそ何10万ゲームと消化しないといけません…
ホールでは「最高設定多数投入!」なんてイベントで射幸心を煽ったりしてるけど、実際は期待獲得枚数で考えれば煽られるような事は無いんですよね…
さらにストック機であれば低設定でも一撃2000枚、3000枚は珍しくないし、反して1500ゲームや天井までのハマリも珍しくない…
これは機械割にしたら130%とか80%とかの世界になったりもする訳で…

要するにこれからのパチスロでは「引き際」が重要だということがこの計算からわかっていただけたらと思います。
調子よく連チャンするとついつい粘ったりしちゃうかも知れませんが、それは仮に設定6だとしたらせっかくの130%を115%に落されちゃう可能性があるわけで…
もちろんその逆もありますが、予想に反して連チャンなどした時は程よい所でサクッとやめるのがイイと思います。って事です。
まあ、この辺のさじ加減はその人次第ですけど…
最近の台は昔の台と違い「攻略要素」も少なければ「AT機能」も制限されているので、メーカー発表の機械割を上回ることは少くなっていると思います。
昔は検定を通す際に「ランダム試射」といって、押し順や小役狙いを適当に打った時の機械割を適用していたので、AT機能やDDT打法を駆使すれば機械割を上げる事が出来たのだけど、現在はほとんど「完全奪取」又は「ランダムでも取りこぼさないようにリール制御」してから検定を通しているみたいなので、小役の取りこぼし等で機械割が下がる事はあっても上がる事は無いです。
5号機に関しては、チェリー等、どう頑張っても配列上フォローできない小役があるのに、完全奪取で検定を通すので、実際には発表値より下がる事になります。

 「小役を取りこぼさないように努力する」
 「高設定だからといって無理に粘らない」
 「運良く連チャンして6の機械割を越えたら欲張らずにヤメる」

ハイエナスロッター(終日打てない人)のこれからのパチスロ(5号機)にはこういった【ヤメ時】に関する要素が重要になってくるのでは? っと私は思っています…
高設定とわかっていて終日打てるなら打った方がいいとは思いますが、昔のように死ぬほど高設定に執着することは無いと思います…

これからは「パチスロで食っていく」時代は終わり「パチスロは娯楽の一種」になろうとしているのです…
規制が緩和されない限りは…

(※マチコ先生は保健の先生なので、ひょっとしたら間違っている部分とかあるかも知れません…そんな時は教えてくださいね…


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