山本さまに捧ぐ「他力本願なワールドガイド」


はじめに

これは9999HIT記念に、山本さまのリクエストに基づいたエッセイです。

AD&D2版のワールド全体を、ざあっと簡単に簡潔にさくっと(←しつこい)紹介していこうと思います。

また、山本さまからは「各世界での外道PCの作り方も示せ」とのリクエストもいただいております。

私のようなぬるい輩が「凄いクラスを紹介するぜ!」と意気込んだところでタカが知れているのですが(笑)

参考になればと思い、私の愛用しているサプリメントも書いてみました。

とは言え、「釈迦に説法」モードに入ってる気配がギュンギュンします!(笑)

その辺ご容赦の上、お付き合いください。

よろしかったら「ハイランスクラシックス」の中の「AD&D2版でキャラを強くする方法」も併せてご覧くださいませ。


ミスタラ (Mystara)

classic D&Dの時代から続くキャンペーンワールドで、新和の時代からサポートがされていた背景世界です。

(メディアワークスの出版したD&Dもミスタラを舞台にしていましたね。もはや絶版となっていますが。)

「オーソドックスなファンタジー世界」という感じで、突飛な設定などは見当たりません。

ここをキャンペーンの舞台にするなら「グラントリ」は外せない都市でしょう。

本馬小屋でも何度か紹介しましたが、ウィザードのあこがれの的とも言うべき魔法都市です。

この他にもミスタラには様々な国・設定があり、D&Dからのコンバートが望まれていましたが、

残念ながらサポート休止となっています。

・「Glantri」(ボックス)

グラントリのルールブックだけで十分、て感じがします。ぜひ読みましょう。

呪文は「Wizard's Spell Compendium」読めば載ってますけど、クラフトの紹介はここでないと読めません。

また、ここの技能「Monster Lore」は習得しておくと、冒険中に便利です。

「Spell Flash」を習得しておけば「青いファイアーボール」が撃てます(笑)

 

フォーゴトンレルム (Forgotten Realms)

KYUさまのキリ番記事で紹介しましたので、詳しくはこちらをご覧くださいませ。

お勧めのサプリメントを若干紹介しますと・・・

・「Hero's Lorebook」「Villains' Lorebook」

英雄・悪役大百科って感じのNPCのデータ集です。

(「こいつを倒せばこんなマジックアイテムが・・」と企んだりして)

読んでて楽しい上に、よくまとまっているのでDMには大助かりです。

・「Faiths & Avatars」「Powers & Pantheons」「Demihuman Deities」

スペシャリティプリーストという「新しく能力を追加された」プリースト用のデータ集です。

神様ごとに必要なデータがまとめられています。カラーページのイラストも参考になりますよ。

もっとも、読むところはルールのデータ部分に集中しがちですが(笑)

・「Cult of the Dragon」

思わずここの一員になりたいとも思ってしまう内容です。(笑)

「ここのメイジをぶちのめしたら、掲載されている呪文をゲットできるぜ!」と士気を高めましょう♪

・「Elves of Evermeet」「The Seven Sisters」「The Code of Harpers」「Secrets of the Magister」

読んでて楽しいシリーズですが、実用的かと聞かれると困りますね。(笑)

高レベルで何でも使ってよし!というレギュレーションだったら、迷わず候補に上げますが。

・「Warriors and Priests of the Realms」「Wizards and Rogues of the Realms」

新しいキットに加えて、レルムの地方別キットが多数紹介されています。

これを最初に読んで、そこから気に入った地域を探すのも良いと思います。

・「Aurola's Whole Realms Catalog」

オーロラさんのショッピングガイドです。ダークエルフ作「スパイダーシルク製水着」がお勧めかな(笑)

マジックアイテムは無いとはいえ、シーフスキルをさりげなく上昇させるグッズに溢れています。

使用許可が下りたら、金に物言わせてグッズを揃えておくと何かと役に立つでしょう♪

 

レイヴンロフト (Ravenloft)

ゴシックホラーのキャンペーンワールド、「霧に巻かれて」レイヴンロフトです。(笑)

舞台はイセリアルプレーンに浮かぶデミプレーンで、PCたちは元いた世界から霧に巻かれてこの世界へやってきます。

ここでは、邪悪になればなるほど「世界そのもの」から力を与えられ、強大になっていきます。

アンデッドを始めとするモンスターは強化され、パラディンを始めとする正義の味方は力が制限されてます。

しかし、邪悪になればなるほど、この世界に強く束縛されるようになり、元いた世界には戻れなくなります。

やがて、永遠にこのデミプレーン「レイヴンロフト」に閉じ込められてしまいます。皮肉な話ですが。

この世界で強くなる方法は簡単です。悪事を働き、パワー判定を行えばどんどん強くなります。

しかし、そうやって強くなったら「レイヴンロフト」から抜け出せなくなるのでPCとして成立しません。

キャラメイクの最中に異世界のダークロードになって終わっちゃってどうするんだ!って感じですね。(笑)

椿さまの「Der Phantastische Platz」に紹介記事がございます。

・「Domains of Dread」

「レイヴンロフト」の基本セットともいえるハードカバー本です。ボックスセットが1冊にまとまりました。

内容も初期の頃に修正が加わり、充実したものとなっています。資料としてもお勧めの作品です。

各世界でブイブイ言わせた悪党どもがこぞって「レイヴンロフト」に閉じ込められているので、

その章を読んでるだけでも楽しいですよ。かの高名なるソス卿もしっかりいらっしゃいます。

・「Van Richten Guide to 〜」シリーズ

PC作るときには読む必要はないと思います。でも読んでる人多かったりして(笑)

「Vistaniはまだ使用できるが、それ以外は不可不可!リッチなんぞもってのほか」とは師匠の弁

 

ダークサン (DarkSun)

太陽と砂漠の世界アサスを舞台とした異色のキャンペーンワールドです。

私はたとえに「北斗の拳」をよく使ってますが(笑)それほど遠くは無いと思います。

サイオニックの使用を前提としていたり、独特の設定があったりとちょっと取っ付き難い世界ではありますが、

それをカバーして余りあるパワー!があります。(笑) ハーフジャイアントのグラディエーターとかさ(ぼそ)

殺伐とした世界でこそ人間性が光るというもんです。(←と、取ってつけたようにフォロー)

・「The Will and Way」

強力なサイオニックの紹介です。これは絶対読みましょう。

時間を戻せたり、呪文を完全に打ち消したり、エナジービームを放ったりできます!

しかもフリーでダウンロードできるし必見の作品ですぜ、旦那!

・「Dragon Kings」

21レベルオーバーのキャラクター向けの追加スペル、サイオニクスが満載です。

初めてアサシアンドラゴンのデータを見たときは、鼻血が出そうでした。(笑)

 

プレーンスケープ (Planescape)

砕けた表現をするならば「元いた世界を離れ、異次元を旅しよう」というコンセプトに従って、

天国や地獄を駆け巡ってヒィヒィいう話です。(←砕けすぎ?)

冒険の舞台となる世界(マテリアルプレーン)や天国や地獄(アウタープレーン)、妖精界(デミプレーン)

精霊の世界(エレメンタルプレーン)などなどを1つの世界観に基づき統一した作品と言えます。

プレーンスケープの登場により、まったく別物扱いだった世界(例えばフォーゴトンレルムとドラゴンランスの世界)が

1つのルールにより厳密に決定されました。これによってクロスワールドが便利になりましたが(笑)

どちらかというとDM向け資料が多いですね。

・「the Planewalker's Hnadbook」「Warriors of heaven」

前者ではアウタープレーンを旅するPCを作ることができ、

後者ではアッパープレーンの天使を作ることができます。

ちなみに某馬小屋の管理人はこのルールを利用して

「我に道を示したまえ!」(←ディヴィネーション系呪文を唱えたプリースト(冴えない男))

ガガガガガガ(←混線) 

「????(あ、あれ?おかしいな?こんなはずじゃ?)」(←戸惑うプリースト)

『はい、こちらお助け女神事務所でございます』(←聞いたことない澄んだ女性の声)

「?(おや?)す、すみません!間違えました!」(←めっちゃ戸惑うプリースト)

ばばーんとゲートが開いて登場する女性(美人)

『あなたの願い事を1つだけ、かなえてあげます』

と、いう世にも戯けたPCを作ろうとしたそうな(笑) しかし、その無謀な企みはあえなく挫折したらしい。

なんでも設定に使った神様は、ディヴィネーションのスフィアーがマイナーにすらなかったからだとか(笑)

 

ドラゴンランス (Dragonlance) 

小説でおなじみドラゴンランスです。(最近、復刊活動が盛んですね。ぜひ復刊して欲しいです)

プリーストとウィザードに結構制限がかかっているので、他の世界と同様にとはいきません。

ここも舞台自体は「普通のファンタジー」という感じですが、

小説の影響が強く、世界全体がドラマに向けて動いている印象を受けます。

ドラゴンランスファンならこの世界で遊んでみると良いでしょう。

ちなみに小説では活躍の場の少ないトゥルードラゴンランスですが、セッションでは大活躍です♪

・「Dragonlance Classics」

ドラゴンランス15周年記念に1999年に発売されたシナリオ集です。

ランスサーガが1冊にまとまったお買い得作品です。とってもオススメな良品ですよ。

・「Tales of the Lance」(ボックス)

基本ルールブックです。ソラムニア騎士やミノタウロスのデータが掲載されているので重宝します。(笑)

某馬小屋の管理人はティンカーノームを使って、某北欧女神3女を再現しようとしていたそうです。(←バカ)

 

バースライト (Birthright)

領地経営をメインとしたシミュレーション色の強いキャンペーンワールドです。

PCたちは1国の王、司祭、ギルドマスター、マナソースの管理人となってプレイします。

「ロイヤルブラッド」「信長の野望」「三国志」「アンジェリーク」(笑)といった光栄のシリーズを再現できますぜ!

領地経営をうまくファンタジー設定とマッチさせており、見所の多い作品となっています。

宮本さまの「M's RPG Page」にプレイリポートがございます。

・「Birthright」(ボックス)

ボックスセットには軍隊戦闘用シート・カードが入っているので、必ず1つは必要になります。

基本ルールブックには重要な記述が盛りだくさんです。特に「ブラッドパワー」「宗教」は必見です。

・「Blood Enemies」

悪人リストですが、中々ショッキングな内容となっています。

新規ブラッドパワーも追加されているので、悪人に転びそうなPCは必見です。

国王役のPCが、自分のキャラシートとこの本とを熱心に見比べていたら、夜逃げの準備をしましょう。(笑)

・「The Book of Magecraft」「The Book of Priestcraft」

追加スペル・キットが掲載されているので、ウィザードとプリーストは必ず見ておきましょう。

この本を読むと、誰もが「Rain of Magic missiles」(軍隊用マジックミサイル)を冒険中に使いたくなります。(笑)

 

スペルジャマー (Spelljammer)

「魔力で動く船を操り宇宙を行く」という妖しさ大爆発のファンタジーです。

しっかりファンタジー世界を踏襲しつつ、舞台を宇宙に移した手腕は素晴らしいと思います。

基本ボックスセットには宇宙船カードやシートが充実しています。(現在は入手が困難かもしれませんが)

・「The Complete Spacefarer's handbook」

宇宙で活動するPC用のハンドブックです。新しい種族・技能・呪文が充実していてオススメです。

身体をサイボーグ化する技術を持つ種族がいるので、

それを目当てに読むプレイヤーもときどき見受けられます。(笑)

 

アルカディム (Al-Qadim)

中世アラビアを髣髴とさせる砂漠の世界、ザカールを舞台としたキャンペーンワールドです。

フォーゴトンレルムと同じく惑星フェイルーンにあるので、レルムとのクロスオーバーは何とかできます。

妖しさ大爆発の魔法使いが魅力的です。妖しさが強さを凌駕している感は否めませんが。(笑)

・「The Complete Sha'ir's Handbook」

妖しい魔法使い大集合の本です。キットや追加スペルが多数収録されています。

「呪文を星座に込めておき、合言葉で星から呪文が降ってくる」という屋外専用(笑)メイジ「Astrologer」

「様々なパーツを組み合わせてゴーレムを作ることができる」という科学者メイジ「Clockwork Mage」

「呪文を文字の羅列ではなく、方程式として記憶し、詠唱する」という算術師メイジ「Digitalogist」

「呪文を絹の織物に織り込んでいく」という鶴の恩返しかお前は!(笑)というメイジ「Mageweaver」

などなど、読んでて飽きません。1度は使ってみたいキットが盛りだくさんです。

 

カラ=トゥア (Kara Tua)

フォーゴトンレルムの遥か東に位置するアジアンテイストな世界、カラ=トゥアです。

東南アジア・中国・韓国・日本を足し合わせたような世界観です。

ケンサイ(剣聖)、ゲイシャ(芸者)、ウージェン(格好は山伏、でもタイの魔法使いらしい)などなど

もちろん、ニンジャもしっかり登場しますし、変化妖怪の類にも事欠きません。

Dragon誌の方でよく東洋系キャラを見かけるので、実はまだ人気があるのでしょうねぇ。

「Legend of the five Rings」のおかげかも?(笑)

 

グレイホーク (Greyhawk) 

G.ガイガイギャックス氏によるAD&D最古のキャンペーンワールド、グレイホークです。

・・・しかし、お恥ずかしいことに、私はグレイホークについてはほとんど知りません。

と、いうのも私がAD&Dにはまった1996年当時、グレイホークが休眠期にあったからです。

基本ルールブックも購入できず、結局「過去のもの」と考え、手をつけずにいました。

なので、この世界について知りたい方はALFさまの「ALFHEIM

サークル「A.D.D.A」のページを参考にしていただくと良いでしょう。


終りに

とりあえず私の知ってる範囲でワールド全体について紹介してみました。

Dragon誌の方はフォローできてない部分が多いので、物足りない方もいらっしゃるかと思いますが、ご容赦くださいませ。

興味をも持たれた世界がありましたら、「Dungeons & Dragons」に行ってダウンロードしたり、

その世界について調べられたりすると良いかと思います。

こんな感じでよろしかったでしょうか?>山本さま


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