観た日 | 2002/12/01 2002/12/22 |
原題 | K-19 THE WIDOWMAKER (未亡人製造艦 K-19) |
監督 | キャスリン・ビグロー |
これも飛行機の中で一度観た映画だったり。
ハリソン・フォード主演のサスペンスです。
原題の副題「WIDOWMAKER」は未亡人製造艦と訳されてましたが、
暴れ馬とか銃器とか、危険なものを総称してこう呼びます。
この話では、還れなくなってしまった人が何人かいたので確かに未亡人製造艦なのですが・・・。
話は実話にも基づいた話だそうで、ロシアの原子力潜水艦が舞台の話でした。
最近はどうにも核を扱う映画が多いような気がします。
もう最終的な恐怖を書く手段が核しかないのでしょうかね。
この映画は、全編を通して何度も緊迫した場面が来るので、最後まで緊張しつつ見られます。
緊張の中にも少々笑える場面なども入っていますし、よく出来てると思いますよ。
原子炉の事故が起きたのはまぁ許されないことなのですが仕方ないとして、
そのあと修理に入る人が纏う防護スーツが
品切れのため放射線の防護スーツじゃなくてケミカルスーツだったせいで
なんか死ななくてもいいはずの人が死んでしまったのはいただけないと思った。
タイタニックの事故で救命ボートの数が足りないとかいうのと同じで、
万全の準備をしていれば失わなくても済んだ人命が
整備の人為的ミスとか予算などの都合で失われるってのはけっこう後味悪いですね。
でもこの映画は、軍人の話によくある理不尽な終わり方をしなかったのでよかったです。
ハリソン・フォードのロシア訛の英語はアメリカでは少々不評だったらしいというのも聞いたんですが
私にはロシア訛には聞こえなかったのですけど?(笑)