クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア
観た日 2002/10/16
原題 Queen of the damned(呪われし者の女王)
監督 マイケル・ライマー

アン・ライス原作のヴァンパイアクロニクルズ第2作目、3作目の映画化。ゴシックホラーです。
7年前に映画化された「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の続編です。
前作は、トム・クルーズがヴァンパイアを演じて話題になってました。

正直、2作分の話をいっきに映像化したので、話の焦点がぼけてしまいなんだかよくわかりませんでした。
小説では、2作目と3作目の主題が違うんですよ。
2作目はレスタト(シリーズの主人公のヴァンパイア)について、
3作目ではヴァンパイアの起源でもある女王アカシャについて書かれているのですが
どうもそれを一緒に映画化したらしく、展開になにか無理がありました。
1作目とも全然繋がってなかったし。
話が変わってしまっていたので、原作を知っている人としてはちょっと不満なのですが
それでも一つの作品として完成はされてるので、
続き物だとは思わないで、原作があろうが関係ないとして観れば、そこそこ面白いのではないかと思います。

1作目のときは、インタビュアー役に決まっていたリヴァー・フェニックスという役者がクランクインの前に死んでしまいまして
映画の最後には「リヴァー・フェニックスに捧ぐ」と書かれていました。
今回女王アカシャを演じたアリーアという女優はこの映画を取り終えた後事故で死んでしまいまして
今回もラストに「アリーアに捧ぐ」と書かれていました。
このシリーズ、呪われているのか?

主人公レスタトはヴァンパイアなのですが現代ではロックスターなので、コンサートのシーンとかありましたよ。
大音響のロックでした。ここらへんもうちょっと長くやってくれてもよかったのですけどね。
うーん・・・何もかもが期待してたのと比べ中途半端でした。
原作を知らない人で、映画を見てみようって人は、もし本も読む気なら先に映画を見るのをお勧めします。


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