ティアーズ・オブ・ザ・サン
観た日 2003/11/01
原題 TEARS OF THE SUN(太陽の流す涙)
監督 アントワン・フークア

久しぶり(戦場のピアニスト以来)に見た娯楽映画じゃない映画。
内線下のナイジェリアから1人の医師を脱出させるという話。

医師としては当然患者を見殺しには出来ないでしょうから
1人だけつれて脱出して来いなどというのは最初から無理な命令だったんじゃないかと。
隊長は途中までは命令に従って医師を脱出させようとするんですが
途中、医師脱出後の教会の惨状を見て気が変ってか患者たちも一緒に脱出させることにします。

この映画、もともとはダイ・ハードのシリーズとして書かれた脚本らしいんですが
話的に独立した要素が強かったので別の映画にしたとか。
主役はそのままダイ・ハードのブルース・ウィリスですが。
台詞は多くないんですけど、ブルース・ウィリスの佇まいがいいです。
喋らなすぎて最初は信用できる人かどうか判断つかないくらいなんですが
命令を遂行していないという点で軍人としてはどうなのかわかんないですが
人間としてはいいキャラクターです。

軍隊を描いた映画って、後味の悪いものが多いのですけど
ちょっと凄惨な場面とかありますけど後味は比較的悪くないと思います。
メンバーがどんどん倒れていってしまうので悲壮感はありますが。
見ても悪くないとお勧めできる映画でした。重いですけど。


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