観た日 | 2003/10/29、2003/11/24 |
原題 | KILL BILL Vol.1 |
監督 | クエンティン・タランティーノ |
クエンティン・タランティーノ節が炸裂してます(笑)
評価が分かれるところなんじゃないでしょうか。奇想天外映画だから。
少なくとも彼の映画と相性悪い方は見ないほうがよろしいかと。
あまり細かい内容を知らないで観に行ったのですけど、
なんでVol.1になってるんだろうなんて思ってたんですけど
続きは来年の春だそうです(笑)
二部構成かよ・・・。
復讐劇のバイオレンスムービーなんですけど
主人公と復讐相手が日本語で会話を交わしたりして
その日本語がまた下手で何言ってるかよくわかんなかったりで
日本人にはギャグにしか見えないんですけど。
ちっとも笑うとこではないのに笑い出しそうでした。
ブライド(ユマ・サーマン)はなんで日本刀を持って飛行機に搭乗できたんだろうとか
ヤクザの大ボス(ルーシー)を守るのにわらわら出てくる小悪党たちがどう見ても高校生集団とか
しかもなんで武器がみんな日本刀なんだろうとか
そりゃもうそこかしこにおかしな点があって笑えますよ。
(だから笑いをとる映画じゃないって・・・)
日本語が交わされている場面が多かったのですけど
これ、アメリカではどう解釈されたのか興味深いところです。
罵ったり啖呵切ったりするのが日本語だったりするんですけど
外国語でなんかカッコいいこと言ってる。って感じなんでしょうかね?
ちっとも流暢じゃないんで英語でキメてもらったほうがカッコよかったんですけど。
立ち回りのシーンは腕落とされたり足切られたり、首が飛んでたりするんですが
あまり凄惨なかんじはしませんでした。
ブライドも強いんですけど、一番強かったのは
実は夕張(栗山千明)なんじゃないかと思ってます。
バトル・ロワイヤルに出ていた女優さんらしいですね?
ブレザーの制服姿の女子高生なのに破壊力No.1でしたよ。
Vol.2は観に行くかって、たぶん見に行くと思います。
わりと好きなんですよ。この監督の映画は。
と言いつつ、感想が、けなしてんだか褒めてんだかわかんないですね(笑)
一言で言うなら映画オタクの監督が作ったちょっと壊れた映画。といったところでしょうか。
12/07 追記
11/24にアメリカで観ました。
日本で公開されたものと効果が違うシーンがあると聞いていたので興味があったので
たまたま時間が空いたときにやっている場所を見つけて。
もっとも凄惨なブライドとヤクザの子分集団との乱闘シーン、
切り落とされた手足が宙を舞い血飛沫が派手に上がるシーンですが
全部モノクロになってました。
そのほかはちょっとわかんないです。
差がわかるほど日本で何度も観たわけではないので。
日本語が交わされる場面では英語字幕が入りました。
でも結構読むのが大変でした。
すべてを訳していたわけではないのに。
日本語は漢字を使えますから、文字の持つ情報量は英語より多いわけです。
同じ文章を英語と日本語で書くと日本語は二分の一から三分の一になりますからね。
なので英語字幕は長くなるか全部訳さないかどっちかです。
バックのほうで喚いている脇役の悪態とかは当然訳されません。
当の日本語が下手で日本人が聞いてもよくわかんない、なんてのはこれっぽっちも感じさせないように
まともに英語に訳されていました(笑)