レッド・ドラゴン
観た日 2003/02/23
原題 RED DRAGON(レッド・ドラゴン)
監督 ブレット・ラトナー

「羊たちの沈黙」の前作にあたる話です。
ハンニバル・レクター役は、「羊たちの沈黙」「ハンニバル」と同様に、アンソニー・ホプキンズでした。

「羊たちの沈黙」、「ハンニバル」、「レッド・ドラゴン」全てを観た感想としては
「ハンニバル」は面白くなかったので却下として、「レッド・ドラゴン」は「羊たちの沈黙」を観た人なら
見て損は無いと思います。
内容も面白かったし、次作へのつなぎ方も綺麗で自然だったので。
「羊たちの沈黙」とか観てなくても続き物ではなくて前の話なのでストーリーの理解には問題ないですけど。
3作の私の個人的な評価は「羊たちの沈黙」>「レッド・ドラゴン」>「ハンニバル」です。

サスペンスでは主役だけでなく犯人役が結構重要で、犯人役が主役に負けてると全然盛り上がらないのですけど
この映画の犯人役の方は十分主役と互角に戦ってました。
「羊たちの沈黙」は主役が抜群に良かったので「羊たちの沈黙」>「レッド・ドラゴン」と書きましたが、
主役(捜査官)V.S.相手役(犯人)を取ってみればこの「レッド・ドラゴン」のほうが上かな。
「羊たちの沈黙」は犯人役がちょっと負けてたので。
レクターは、観る前はもう少しストーリーに絡むと思っていたのですけど、あまりおもてには出てきませんでした。
メインはウィル・グレアム(元FBI特別捜査官)V.S.フランシス・ダラハイト(噛み付き魔と呼ばれる今回の犯人)
といったところです。
ウィル・グレアムはエドワード・ノートン、フランシス・ダラハイトはレイフ・ファインズが演じてました。

ラスト、子供を人質に取られたグレアムが犯人に対して投げかけた言葉は、
犯人の心情を掻き回して子供を開放させるのに絶妙な言葉だったけど、
もし子供のほうが、父親が本気で自分に投げた言葉だと思ってしまったら、あの子の心に傷が残ってしまう。
などと考えたのは私だけかしら。
いや、しかし、最後まで気が抜けなくて面白かったです。

サスペンス好きな方にはぜひお勧めです。


戻る