観た日 | 2005/05/14 145min |
観た場所 | TOHO CINEMAS 船橋ららぽーと |
原題 | KINGDOM OF HEAVEN(天国の王国) |
監督 | リドリー・スコット |
オーランド・ブルーム主演の歴史ロマン。
聖地エルサレムを巡る十字軍とイスラム教徒の攻防戦です。
長くて飽きた(またか
オーランド・ブルームは、ロード・オブ・ザ・リングに
エルフ役(名前忘れちゃったごめんなさい)で出ていた端正な顔の俳優さんです。
これが初主演とのこと。
話がかなり端折って展開するのは歴史大作の常なんだろうか。
壮大な話を2時間程度に凝縮するのだから仕方ないと言えば仕方ない。
でもパンフレットを読んでやっと意味がわかったことが多々ありました。
スリラーみたいにストーリーにどんでん返しを期待する類の映画ではないから
いっそもうパンフレットを先に買って、映画が始まる前に読破し
ストーリーと時代背景を把握してしまうと言うのはどうだろう。
次からこの手の映画はそうすることにしよう。
いや、面白くなかったわけではないんですが
わけがわからなかったためちょっと飽きたんです。
ちょっとでも話の概要を理解してから見ることをお勧めします。
なんで話の冒頭で主人公の一行は突然奇襲を受けたんだろうとか
イベリン卿ってのはいったいどんな地位なのか説明はあっただろうか?とか
ストーリーが飛ばしすぎで部分部分で意味不明なのはさておき
内容としてはごく普通にありがちな歴史ものでした。
こういうのに出てくる王国の興亡のパターンとしては
聡明な君主がいたのに斃れて強欲な人がパワーを持ってしまうか
君主が馬鹿で崩壊していくかのどっちかなんですがこれは前者のほうでした。
らい病はこの頃は不治の病だったようで。
最後までマスクを被せたままかなと思ったら
最後に妹がマスクをはずしたのはちょっと意外で驚いた。
なんつうかいつも歴史ものを見ると進歩がないことに同じ感想になるんですが
場面場面はスピード感もありそこそこ楽しめましたが
全体的なストーリーは把握できませんでした。
長さも2時間越えるのでちょっと飽きる。
でも悪役がきっちりやられてくれて後味は悪くないかな。
狡賢いのが生き残ったりすごいいい人が倒れたりするとちょっと気分悪いですから。
字幕はかなり頑張っていました。
時代的背景を全部理解しているわけではないので
正しいかという確証がないのですが
話される言葉や表示される英語の説明文に対して
かなり言葉を補って字幕にしていました。
おお。そこまで言ってねぇよ。とか(笑)
映画を観る前にでもパンフレットぱらぱら見るといいと思います。