Ray
観た日 2005/01/30
観た場所 TOHO CINEMAS 市川コルトンプラザ
原題 Ray(レイ)
監督 テイラー・ハックフォード

昨年無くなったソウルミュージックの立役者レイ・チャールスの映画。
主演は「コラテラル」のジェイミー・フォックス。
映画中の歌はレイ・チャールズ本人の声らしいです。

前回のネバーランドもそうでしたが、私は誰かの人生の紹介のような
実話ドラマ映画は実があまり好きなほうではないんですが、音楽は好きなので観てきました。
ゴスペル(宗教音楽)とR&Bから始まってカントリーミュージックとかジャズとか
いろいろな音楽が聴けてそれなりに楽しめました。
ただ、すごく長いので途中で一瞬飽きかけました(笑)
映画の限界はやはり2時間くらいなんじゃないかと・・・。

次々とヒットを飛ばす成功の部分と、麻薬に溺れたり愛人を作ったりの影の部分、
常に引きずっている、弟を見殺しにしてしまった過去の呪縛が
それぞれ上手く描かれていて、作品の完成度としてはけっこう高いと思います。
ジェイミー・フォックスも上手いと思います。
レイ・チャールズを知らなくても大丈夫です。
むしろ知らないほうがいいかもしれません。
知っていて神格化してたりすると影の部分は知らなくてもいいと思う部分かもしれないので。

強い女性が描かれているのもよかったです。
お母さんと奥さん。
視力を失った息子をあえて突き放して強く育てようとするお母さんと
麻薬や愛人のことを知りつつも支え続ける奥さん。

ソウルミュージックが好きで何か感動するような映画が好きな人で
さらに時間がある人には勧めてもいいかなぁ。
いや、ほんと長いんですって。150分くらい。
でも損はないと思います。


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