観た日 | 2005/05/01 |
観た場所 | TOHO CINEMAS 市川コルトンプラザ |
原題 | 阿修羅城の瞳 |
監督 | 滝田洋二郎 |
お友達に誘われて観に行きました。
珍しく邦画。
でもここ最近映画をはずすことが多くていかん。
ごめん、面白くなかったです。
市川染五郎映画初主演の時代劇アクション+ファンタジー+歌舞伎・・・っつうかよくわかりません。
スーパー歌舞伎ですか?
なんか美術効果が酷くて、もう最初から「しまった。変なのを観にきてしまった。」と思いました。
鬼を斬ると吹き出る蛍光緑の血(?)は一体なんなのかと。
鬼を退治しているシーンも、なんだか何も手を出さなければ何事も無かったところを
あえてかき回しに行っているみたいだったし。
鬼が悪行を働いているところへ退治しに来た鬼御門という図式だったらまだしも
平穏に栄えている夜の街に乱入して、鬼をわざわざたたき起こして殺戮しに来た鬼御門といったかんじで
もうここからすでに映画に入れませんでした。
あぁなんかもうアニメ映画にしたほうがよかったんじゃないですかこれ。
2時間なのに異様に長く感じました。
どうでもいい(と思われる)ところを引っ張りすぎなのも長く感じた要因の一つかも。
途中で外に出たくなった。
でも舞台は3時間半らしいですよ。舞台のが長い。
歌舞伎観たこと無いんで、病葉出門が天竺徳兵衛やってるシーンだけはまぁよかったです。
流石、本職の歌舞伎役者さん。
阿修羅王になったあたりから最初から意味不明だったつばきがますます意味不明な存在に。
そもそもつばきの説明が足りなかったんじゃなかろうか。
阿修羅として目覚めてからは阿修羅の像の顔の部分にだけつばきの顔が映し出されたり
何故か戦うときだけ人間の姿になったり(?)
しかも衣装。真っ白なんですよ。
羽衣天女じゃないってば。お姫様じゃなくて阿修羅「王」なんだからさ。
まだ阿修羅城出現後の美惨の衣装のがそれっぽかった。
無駄なワイヤーアクションとかへろへろの殺陣とか子供だましの美術効果とか、
ストーリーも全体的によくわからないままだらだらと進み、
最終的に、ラスト、阿修羅城崩壊してこれで鬼もいなくなったのかなと思ったら
四世鶴屋南北の傍らに笑死が残ってるというよくわからない状況で終わる。
3時間半の舞台のストーリーを上手く移行できなかったんじゃないかしら。
オペラ座の怪人もはずしたし、舞台を映画化した作品を観るのはやめといたほうがいいかもしれない。
特に舞台が人気のある作品は。