観た日 | 2006/05/27 24:00-(二本立) |
観た場所 | TOHO CINEMAS 市川コルトンプラザ |
原題 | BORN ON THE FOURTH OF JULY(7月4日に生まれて) |
監督 | オリバー・ストーン |
M:i:III公開記念 トム・クルーズスペシャルNIGHT 3週目。
リバイバル上映です。
ビデオで観たことあります。劇場初見。
オリバーストーンのベトナム三部作の2作目。
ベトナム反戦を思い切り表に出した映画です。
1作目はチャーリー・シーンのプラトーン、
3作目はトミー・リー・ジョーンズの天と地だったかな。
7月4日はアメリカ独立記念日です。
この日は花火が打ち上げられアメリカのどの都市でもお祝いをします。
この映画の主人公は7月4日生まれ。
アメリカ独立記念日に生まれ、アメリカを愛してアメリカのためにベトナム戦争で戦い
怪我を負いつつも生きて戻ってきたベトナム帰還兵です。
テーマが重いので、これ実はビデオで観たときに一気に最後まで観られなかったんですよね。
3日くらいに分けて観た。
なので、今回初めて通しで観ました。
青春映画っぽいオープニングからベトナムコンサンとの激戦、
恐ろしく不潔な病院での療養、メキシコでの療養、反戦デモと
場面ががらりと変わりながらも重い雰囲気のまま145分の間続く、
なかなか観るのが大変な映画です。
今回も滅入りました。
しかも通しではなかったとはいえ一度観ているので
次にどんな不幸なことが起こるか知っている状態で観るのは精神的に厳しいものがあった。
あー、これ味方を誤射してしまうんだよな、とか、このあと転んで怪我悪化するんだったよな。とか。
この映画、何度も観るものじゃないと思いました。
内容は、アメリカの作った映画だけあって、結局被害者は
政府に騙されたアメリカ国民なんだ。と言っているようなものですが
それでもアカデミー主演男優賞ノミネート、ゴールデングローブ主演男優賞受賞だけあって
トム・クルーズの演技は終始とてもいいと思います。
熱演と言っていいと思う。
実話小説が元になっている映画なので、
アメリカの立場でのベトナム戦争とか世論、歴史の中の悪い事実を認識するのに、
一度くらいは観ておいてもいい映画なんじゃないかと思います。
一度でいいですけどね。