硫黄島からの手紙
観た日 2006/12/29
観た場所 TOHO CINEMAS 錦糸町オリナス
原題 LETTER FROM IWO JIMA(硫黄島からの手紙)
監督 クリント・イーストウッド

クリント・イーストウッド監督の硫黄島二部作第二弾。
日本サイドの話です。

全編ほぼ日本語の、しかも戦争中の大東亜帝国軍人の話なのに
日本人が観てもまったく違和感が無いものを、
アメリカ人の監督がよく作れたものだと心底感心しました。
違和感無いどころか、下手な邦画よりよほど良く出来た映画です。
まわり、啜り泣きしてる人結構居ました。
日本の映画監督にももっと頑張って欲しいと思いましたよ。
これ、クレジットが出ていなくて知らなかったら
日本人監督の作品だといわれても疑わないかもしれない。

一作目のように話の時代が細かく移ることがないので
両方見た人はこちらのほうがわかりやすいという人が
多いのではないかと思います。
私はこういう映画はべつにわかりやすさを求めていないですし
一作目もわからなくはなかったので、どちらの作品もよかったのですけど。

渡辺謙はなかなかの熱演。
中村獅堂もそういう上官も居たかもしれないねってかんじで
とくに違和感なかったんですが、二宮(の役)が一人浮いてました。
戦時中の教育を受けているにしては考え方が現代風すぎて。
脚本のせいか演じ方のせいかはよくわかりません。

戦争映画として、戦争を知らない世代は
観ておくといい映画の1本ではないかと思います。

2006年はこの映画で最後でしたが、
自分が2006年に観た映画のなかで一番良かった映画として挙げておくことにします。


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