観た日 | 2006/06/17 24:00- 189min |
観た場所 | TOHO CINEMAS 市川コルトンプラザ |
原題 | MAGNORIA(木蓮) |
監督 | ポール・トーマス・アンダーソン |
M:i:III公開記念 トム・クルーズスペシャルNIGHT 6週目。
リバイバル上映です。
劇場2回目。
観たのはこのホームページを持つよりも前なので
感想は書いていないので書くことにします。
群像劇です。
いろいろな人の人生が絡み合ってくやつ。
最近だと「クラッシュ」とかと同じジャンル。
私、群像劇というジャンルが嫌いなこともあって、
これを初めて観たときには、たしか、「なんだこれ???」と思ったんですよ。
なにしろ今回改めて観る前は、これが変な映画だったなぁってことと
ラストで意味不明な衝撃が降ってきたことしか覚えてませんでしたからね。
内容そのものをほとんど覚えてませんでした。
で、今回観た感想。
面白かったのは出だしだけ。
あとは、うるさい女とガキがギャーギャー喚いてるだけの果てしなくうざい映画でした。
群像劇としてその展開とつながりは悪くないとは思うけど
個々のエピソードがそんなに深くないからどうなんだろうねこれは?
少なくとも私の趣味にはとってもあわなかった。
トム・クルーズ演じる怪しげなセックス教祖が熱演で上手いなぁというくらいで
ほかは個人的にはうっとおしいと思う人ばっかりでした。
文句ばかり言う、消極的、ヒステリック、過去の栄光を自慢する、人を頼る、自分勝手、最低。
ネガティブな人キライなんですよ。
長い。とにかく長い。
群像劇は長くなりがちだけどそれにしたって189分は長い。
長くても長いと思わない映画も時にはあるので、
長いと思わせる映画はやっぱりダメなんだと思う。
途中めちゃめちゃ飽きました。
ラストを知ってるので、もうとっとと○○○降ってきて終われ。と何度思ったか。
(ネタバレ故、伏字)
長いのに加えてさらに不満な点。言葉が汚い。
聞いていて気分が悪くなるくらい汚い。
聞きたくない。うんざりする。
おそらくアメリカの普通の家庭で育った人なら
使ったら親にすぐに怒られるであろうレベルの言葉ばかり飛び出すんですよ。
別にね、私は汚い言葉を受け付けないわけではないんです。
役柄に合った言葉だったら汚い言葉遣いでもそんなに気にならないんですよ。
バイオレンスムービーなら普通に飛び出す言葉ですしね。
だから性の伝道師であるトム・クルーズの言葉遣いがものすごく汚くて卑猥だったのは
役柄的に合ってるので許容範囲だし、
貧しい階級の家庭の子供の言葉が汚かったのにもまぁ納得がいくとして・・・
ほかの登場人物。みんな揃いも揃って無意味に言葉が汚いのが
ものすごく感に障りました。
誰もが口を開けばF WORDS。いいかげんにしてくれと。
あ。聞かなきゃよかったのか?字幕だけ読んでればよかったのかしら?
日本語字幕にしたらあまり気にならないレベルになっていたかも。
ある意味実に有名なラストは2回観てもやっぱり意味不明でした。
どう考えてもヤツらが降ってこなかったら話が終わらないので
収拾つけるためにヤツらを降らせたとしか・・・。
何が起こるかわからない?
こういうことも起こり得る?
こんなんでまとめられても困るのだ。
誰か、説明を求める。
何が降ってきたかは映画を観てください。
いろんな意味で唖然とします。
あまり人に勧める気にはならない。
私の中ではかなり時間の無駄的作品。
もう少し短くてテンポ良く展開してくれてたらまた感想は違っていたのかもしれないけどね。
今回観直したことで感想が「意味不明」から「時間の無駄」に降格してしまった(笑)