観た日 | 2006/03/19 21:40-23:30 104min |
観た場所 | TOHO CINEMAS 市川コルトンプラザ |
原題 | FEARLESS |
監督 | ロニー・ユー |
100年前の中国に実在した武闘家、霍元甲を描いた格闘映画。
お友達に誘われて観にいきました。
久しぶりに英語以外の映画を観た。
香港とアメリカ製作の映画ですが中国語だった。(一部日本語と英語)
まず何よりも字幕読むのに疲れたわけですが・・・
誘ってもらっておいてなんですが、はっきり言ってあまり好きじゃなかったです。
特に中盤の山場である、弟子がやられてカッとして報復に行ったときの
戦っているシーンでは途中でむかついて席を立とうかと思った。
何故店の中で戦う?
いろいろなものが派手に壊れるのを映画の演出の一部としているから?
実際に店の中で戦ってたから?
この時期の主人公が強さだけを誇り驕り高ぶった人間だったから?
迷惑だろうお前ら。
しかも長すぎだ。
この場面はこの時期の主人公の性格を考えるとどこもおかしくはないのですが
観ていて非常に気分がよくなかったのだから仕方ない。
ここで飽きてしまった。
格闘映画の山場で飽きるヤツも珍しいと思う。
それ以前に前半の櫓の上での戦いのシーンとかも
体の動きがなんだか不自然で観ていて醒めたんですけどね・・・。
「男たちの大和」で観た歌舞伎俳優の中村獅堂さんが出ていたのですが
彼はいい役をもらったなと思った。
正々堂々としてていいキャラクターじゃないですか。
日本人を描いた姿としてはちょっと意外。
彼とジェット・リーの異種格闘技戦のシーンはまあよかったかな。
アクションは獅堂さん本人じゃないみたいですけど。
このシーンがラストだったので、途中は飽きかけましたが
観終わったときはそんなには気分悪くなかったです。
映画の構成は上手いってことかな。
ただしエンディング・テーマ、最低。
なんであの選曲になったんだろう?
大和のときも思ったけど、
なにもエンディングでぶち壊してくれなくても良いんじゃないかと思う・・・。
オリジナル版で観たかったですね。
(日本で公開されているのは日本公開版)
私は好きじゃなかったけど面白くないという意味じゃないです。
格闘アクション好きな方は観て面白いんじゃないでしょうか。
以下ネタバレ
実在した人物を描いた映画って言ってるのになんか死因は違うらしいですよ。
この映画の最後で元甲は毒殺されるんですけど実際は喀血病による病死らしいです。
映画の最後に毒により死亡とか出てくるんですけどね。
三国志と三国志演義みたいに、史実と通俗小説が混ざっちゃって
一般的にも日本人毒殺説が通っちゃってるみたいです。
作り話なら作り話で構わないから、
それをいかにも史実のように字幕に出さないで欲しかったな。