プラダを着た悪魔
観た日 2006/12/20
観た場所 TOHO CINEMAS 錦糸町オリナス
原題 THE DEVIL WEARS PRADA(悪魔はプラダを纏う)
監督 デヴィッド・フランケル

水曜日に休みが取れたので、女性は1000円で映画が見られる日なので
錦糸町で観てきました。

出社すると職場に緊張感が走るファッション雑誌の鬼編集長ミランダと
ファッションに興味が無いのにアシスタントに採用された女性の奮闘を描いた
トレンディムービー。
タイトルとかポスターとかからコメディ的要素の多い映画を勝手に想像しまして
観てなかったのですが、安いからいいかと思って観たら普通に面白かったので
ちょっと得した気分になりました。

仕事をしている身としては仕事が出来る人を描いた映画はとても気分良く観られます。
ミランダ編集長(メリル・ストリープ)は貫禄があってよかった。
横暴なだけなら理不尽な上司ですが
決断の早さとか指示の的確さとか出来る上司として描かれていました。

アンディの変わりようもよかったです。
最初はファッション雑誌で働くのに、いくら興味がないからって
ガッバーナのスペルもわからんとかふざけたことになっていたのに
ひとたびやってやろうって気になったら
服装から顔つきからすべて変わって
もともとの頭の良さを発揮して出来る人材になってました。

こんなかんじでストーリーがわりと好感が持てるようになっていたのに加えて
絵的にも見応えがありました。
ファッションに興味の無い私でも
いろいろな一流メーカの服や靴やバッグなどは見てて面白かったです。
ブランド品に興味のある人にはとても楽しいのではないでしょうか。
一流のデザイナーが何人か本人役で出ていました。

仕事と私生活を天秤にかけたとき、どちらに重きを置くのかで
ちょっと感想というか印象が変わる映画かもしれません。
途中パーティーに出ることになって
恋人の誕生日パーティーに遅れてしまう場面があったんですが
自分的には雇われて働いている以上仕事のほうのパーティーが優先。
何時までかかるかわからないくらいなら
最初から恋人のほうを断ればよかったんじゃないかと思いました。
自分は天秤が仕事のほうに傾く人間なんですね、きっと。
恋人のほうを優先したい人ならかわいそうと思うはず。

ファッションに興味のある女性受けしそうな
コメディかななんて勝手に思ってて観てなかったので
ちょっと損してましたね。
たまたま安い日に時間が合ったので観られてよかったです。
もう公開が終わりに向かっていますが
もしまだお近くの劇場でやってたら
働く女性にはぜひ観ていただきたい映画です。
映画館での臨場感、というのはあまり関係ないのでDVDでも可。


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