プロデューサーズ
観た日 2006/04/16 20:20-22:45 134min
観た場所 TOHO CINEMAS 船橋ららぽーと
原題 THE PRODUCERS
監督 スーザン・ストローマン

ミュージカル映画。
割と好きな女優さんが出ているのですが、
あまり好きじゃない(というか受け付けない)俳優さんも出ているので
観に行こうか迷っていたんですけど
お友達が観たいということで一緒に観にいきました。

そんなかんじで微妙に期待しないで行ったのも幸いしたのか
思っていたより面白かったです。
ただし後半限定で。

前半はぐだぐだでした。ちょー飽きた。
何もミュージカルのをむりやりそのまんま持ってこなくても
いいんじゃないかと思いました。
映画でのみ出来ることを上手くやってくれればよかったのにと思う。
ファントム観たときは映画自体はあまりよくなかったんですけど
最初の画面の色が変わっていく場面は映画ならではでいいなぁと思ったのに。
せっかく映画にしたのだからああいうのがちょっとは欲しかった。

でも、前半は飽きてましたが、
後半劇中劇が始まってからはまあ見られました。
主役二人はミュージカル版のほうのキャストそのままとのことで歌も上手いですし、
ゲイの二人も面白かったしね。

この映画はほかのいろいろなものがパロディ的に取り入れられているので
元を知っている人のがより楽しめるのではないかと思います。
話とか歌とかタイトルとかいろいろ。

あと、劇中劇がヒトラーの話で、それを書いた脚本家が壊れナチの設定だったこともあり
ドイツ語がかなりまざって飛び交ってました。
ドイツ語ちょっとわかると言葉だけでも面白いかも。
AND(アンド)の変わりにドイツ語のANDにあたるUND(ウント)を使っていたり。
発音自体微妙に似ているので、字幕は、
「それと」と書くところを「しょれと」なんて無理やり訳してましたけど。
ウィル・フェレルがプロデューサーの二人に銃を向けて撃ち殺そうとして言う言葉の
Auf Wiedersehen!はなぜか上手く訳せなかったみたいで
「アウフビーダーゼン!」なんてカタカナになってた。
英語じゃないのを表したかったのかも知れないけどちゃんと意味判ったほうがいいのになぁ。
「さらば!」とかとりあえず日本語に訳せばいいのに。
(Auf Wiedersehen=目の前の人に言う別れの挨拶)
耳から聞こえてくる言葉が二ヶ国語混ざっていると字幕がどうしているか結構気になります。

わざわざ映画として作った良さがあったとは思えなかったけど
後半が楽しめたのでよしとします。
前半ももうちょっとさくさく進めば面白いと思うんですけどねぇ。もったいない。
ミュージカル好きな人でちょっと下品な笑いのネタを気にしない人ならお勧めできます。


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