観た日 | 2007/01/05 |
観た場所 | TOHO CINEMAS 市川コルトンプラザ |
原題 | 犬神家の一族 |
監督 | 市川崑 |
一つ先に書いておきます。
普段から邦画は面白くないとか邦画は観ないとか言ってる自分ですが、
今月は邦画でも韓国映画でも時間があれば観ます。
普段も全然観ないで「面白くない」と言ってるわけではなく、
たまには観るのですがやっぱりどれも面白くないので
邦画は好きじゃないんですが、今月は会員になってるシネコンのほうから
一ヶ月のフリーパスを会員特典としてもらっているので、
これを機会に今月は邦画もなるべく観ようと思っています。
それでやっぱり「面白くない」って結論になったらもう自分に邦画は合わないと思うしか。
とりあえずお試しの月間です。
で、市川崑監督のセルフリメイク作品。
自分は元の作品は観ていません。
だから元のとは比べられません。
金田一のシリーズもほかに一つも観ていません。
この作品の感想のみで書きます。
シリーズものにありがちなお約束のシーンというのは
やはりあるのでしょうね。
たぶんそういうお約束であろうと感じられる
わざとらしいシーンが多々ありました。
シリーズのファンへのサービスなんでしょうからまぁいいでしょう。
佐清の仮面はあれは戦後のあの時代にあんな材質のものがあるんだろうか?ってくらい
微妙な質感でした。
もっと硬い感じでもよかったんじゃなかろうか。
違和感が。
ほかの出てくる人たちもなんとなく現代の雰囲気が出ていて
下手ってわけじゃないのに役に馴染んでいないかんじ。
ヒロインの菜々子さんは綺麗でした。
髪型とか当時の女性っぽくないとか背が高すぎてミスキャストとか
批判がいろいろあるみたいですけど、私は彼女は好きです。
全体としては話がしっかりしているので悪くは無いのですが
わざわざ映画館で観るか?という印象がありました。
どうも映画館まで足を運ばせる魅力に欠けるんですよね。
終わった後、映画館で観て良かったと思わせる要素が無くて。
テレビの2時間特別ドラマでもよかったんじゃない?みたいな。
何故かはよくわかりませんが、もし通常料金だったら観には行っていないと思います。
リメイク元の作品とこっちを両方見ている人に
ぜひ感想を聞いてみたい作品です。