観た日 | 2007/01/28 |
観た場所 | TOHO CINEMAS 市川コルトンプラザ |
原題 | THE PURSUIT OF HAPPYNESS |
監督 | ガブリエレ・ブッチーノ |
実話に基づく感動サクセスストーリー・・・らしいけど
個人的にはあまり感動ものでもなかったと思う。
主人公はいろいろ不幸があって
家賃不払いで住処を追い出されたり、売り物をなくしてしまったりなのですが
最後には一流の企業に就職を決め、成功の人生となります。
それが、夢は諦めないで努力を続ければかなう、といったかんじではなく
才能がある人がそれなりに努力すれば何でも出来る、っていったかんじだったので
ちょっと共感するにまでは至らなかった。
ほかの人の感想もちょっとWEBで読んだけど、
主人公の幸せが他の人の不幸せの上に成り立っているのも
微妙に受けが悪い要因なのかもしれない。
主人公が自分勝手なんですよね。
親子愛もそんなにプッシュして描かれているわけではなかったし
過酷な生活と宣伝入れられててもそんなに過酷には見えなかったし
なにより「ほんとにそんなんでいいのか?」と何度か思ってしまったのは
完全に失敗なのではなかろうか。
サクセス後のシーンがもうちょっと欲しかった気がします。
就職決まってすぐに終わっちゃうので。
全体的なバランスが悪いよ。
エンドロールで文字でその後の成功を説明するんだもの。
最近ありがちなパターンですけど。
大々的に宣伝してるほどの「感動作品」とは思いませんけど
スミス親子初競演ということで、ウィル・スミスが上手いのはもとより
息子ものびのびと演技していて、そのあたりは映画好きなら見る価値はあるかなと。
ちなみに原題のとこのスペルのハピネスは間違いです。
私の間違いではなくわざとミススペルになっています。
理由は映画本編を観れば分かります。