観た日 | 2007/03/17 |
観た場所 | TOHO CINEMAS 錦糸町オリナス |
原題 | deja vu |
監督 | トニー・スコット |
宣伝からはサスペンスっぽいかんじの映画でしたが
見てみれば近未来SFアクション。
デジャヴなんてどこに出てきたんだろうか?
かなり強引なタイムトラベルものです。
以下ネタばれ。
4日の時空を越えたカーチェイスはアイディアとしては面白いけど強引。
一人の女性と543人の乗客の失われた命を取り戻すために対向車線を逆走で疾走。
めいわくです。
「スピード」を観たときにも思ったんだけど、
場面を盛り上げるために派手に周りを巻き込んでるシーンは
ハラハラして面白いという人も多いのかもしれないけど
私は観ていてあまり気分が良くない。
こういう映画は主人公=デンゼル・ワシントンに感情移入して観ると思うのですが
ずっとおっかけていたデンゼル・ワシントンは過去に飛んでラストで爆死。
代わりにその過去の時間軸に居たデンゼル・ワシントンが登場して
命を救われた女性のとこへ行って終わりってのはどうなんだろう?
その時間軸に居るはずのない人が居なくなったんで問題は無いかもしれないけど
その人は私が2時間見てた人とは別人なんだよ。
何か納得がいかないパラドックス。
船は爆破を免れたものの銃撃戦で絶対何人か死んでるし。
そもそもヤツはどうやって自分の時間軸に帰るつもりだったんだろうか?
過去を変えるつもりなんだから帰る気はなかったのかもね。
パラレルワールドが一つ出来たわけだ。
宣伝にだまされるものではない、と。