観た日 | 2007/10/28 |
観た場所 | TOHO CINEMAS 市川コルトンプラザ |
原題 | tranceformers |
監督 | ニール・ジョーダン |
変なちからを持ったノートとか
非現実的な死神とか出てこないデスノート。
悪人を射殺するという行為は果たして赦されるか?
恋人と夜犬を散歩させていたところを暴漢に襲われ
恋人は殺されてしまい自分も三週間意識不明の重症を負った女性。
護身のために銃を買うんだけど・・・
以下ネタばれ
そもそも銃はライセンスがなくて買えなかった。
でも違法で売ってくれるという人から購入。
この時点で法を犯している。全ての元凶。
たまたま買い物に入ったコンビニで銃を持った男に襲われそうになって発砲射殺。
違法の銃なためか、そのまま証拠隠滅して逃走。
地下鉄の中でたちの悪いどあほう二人に
からまれてナイフを突きつけられ発砲、これも射殺。逃走。
通りすがりの車に、後部座席に女の子を乗せている怪しげな男を発見。
変態男から監禁されてた女の子を助けるも、男に轢かれそうになりこいつも射殺。
親身にしてもらっている刑事から聞いた
証拠がつかめないせいで刑事が手を出せない悪党のところへ出向いて撲殺。
恋人と自分に乱暴をした男たちを突き止め制裁(射殺)
この映画のキャッチコピーは
許せますか?彼女の選択を
選択というか、射殺したことに関しては限りなく正当防衛に近いので
やむをえないという気もするしやられたやつらは確かに正真正銘のどあほうなんだけど
問題は彼女の銃が違法に手に入れたものであることと
射殺してその場を立ち去ってしまった(剰、証拠隠滅までして)ことだよね。
自衛と制裁が紙一重どころじゃ・・・。
まぁあの銃では届け出るわけにいかないものなぁ。
おかげで世間では、デスノートのキラよろしく
殺されても仕方ないようなやつを葬ってくれる謎の「処刑人」扱い。
個人的には許せる境界線は最初の三件の射殺と
最後のほうの撲殺の間にあるかな。
自分が襲われて自分の命の危険から身を守るためならかろうじて可。
自分に殺意を持っていない人を撲殺したのは不可。それはもう自衛ではないので。
ほんとは護身のための銃の購入(違法)のとこに境界線を引きたいとこだけど
そこはアメリカ、銃社会。
安心を買うためには仕方ないのかなぁ?仕方ないとは思いたくないが。
名探偵コナンや金田一少年の事件簿じゃあるまいし
なんで次から次へと都合よく悪党が襲ってくるんだという
ご都合主義はひとまずおいといて
この映画をどう思うかとラストをどう捕らえるかは
上に書いた彼女の行動のどこに境界線を引くかに因ると思う。
早い段階で境界線を引いた人はラストどころか全体的にとても満足できないだろうし
おそらく不愉快にすらなると思う。
でも遅い段階で境界線を引く人ならまあまあハッピーエンド。
私は「ほんとにそれでいいのかぁ?ハリウッド的・・・。」となりました。
人によって感想が分かれそうな映画ではありますが
ジョディ・フォスターの演技が迫真なので
少なくとも最後まで飽きることは無いと思います。