アマルフィ 女神の報酬
観た日 2009/7/26
観た場所 TOHO CINEMAS 錦糸町オリナス
原題 -
監督 西谷弘

全編イタリアロケを敢行したという贅沢な映画。
1カットだけミスでフィルムが駄目になって日本で撮ったらしいですが。

映画レビューサイトでどなたかが面白い感想を書いていた。
イチローだけが活躍してチームが負けるけど
観に行ってるのはイチローのファンだからみんな満足。みたいな。
たしかにそんな感じの映画。
脚本たいしたことないし(去年公開の相棒とそっくり)
編集は素人の自主制作映画並にひどいし。
まともなのは織田裕二だけ?

その織田裕二にしても人によって演技が良かったって人と駄目って人と
はっきりわかれるんですが・・・
織田裕二という俳優を見たい人と、織田裕二が好きな人の差だと思う。
前者は演技を期待するので目が厳しくなるんですが
後者はきっと彼が出てさえいればいいんですよ。

だいたい「アマルフィ」がわかりずらすぎです。
かなりよく観て深読みをしないと
タイトルの意味するところがわからない。
アマルフィで話が展開するわけではなくローマが舞台なんです。
アマルフィはちょっと行くだけ。

編集が駄目だというのは、2回ほど暗転するとこがあるんですが
ブツっと音がするくらいの唐突さで映像が切れるんです。
で、無音で真っ暗な画面が2秒くらい?続いて
何事も無かったかのように場面が切り替わっているんです。
演出にしてはあまりにも不自然すぎ。
映写機が壊れたんじゃないかって思う人がかなり多かったみたい。
私もそう思ったし。
特に2回目のやつは観客が話の余韻に浸っているところを見事に断ち切る勢いで発生。
これが効果なんて思ってわざとやってるなら編集者馬鹿なんじゃないの?ってかんじ。

誰か公開前のゼロ号試写とかで不自然だって言えよ。
もうこの編集だけでぶちこわしです。

途中まではサスペンスっぽくてまあまあだったんですが
後半無理が出てきてからはちょっと飽きました。
展開が先読みが出来るし。

織田裕二のファンの方だけ観ればいいと思います。


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