
口内炎とは何?
- かぜのウイルスが口の粘膜に炎症を起こし、赤くただれることがあります。
- 夏かぜなどの感染症では、口の中やのどの奥に小さな水泡ができて痛むこともあります。
- またヘルペスというウイルスの感染によって起こるヘルペス性歯肉口内炎でも、小さな潰瘍ができて痛みます。
おうちでのケアは?
- 口内炎ができると、食べ物や飲み物がしみて痛むので、食べたり飲んだりを嫌がることがあります。
- 脱水症の防止のため、水分は少しずつ、こまめに与えます。水分は十分とらせましょう。飲めるものなら何でもよいのですが、酸味の強いオレンジ果汁などはしみるので嫌がります。哺乳ビンで飲むのを嫌がるときは、母乳、ミルクもスプーンで少しずつ与えましょう。
- 離乳食は刺激の少ない食べやすいメニューを考えて、少しずつ食べさせましょう。口の中が痛いので、熱いもの、冷たすぎるもの、酸っぱいものは嫌がります。するっと口に入るゼリーや、かまなくて飲み込めるおかゆのようなものがよいでしょう。
- 口の中が痛いと、よだれが多くでるのでスタイや洋服がすぐビチョビチョになります。首のあたりがかぶれることがあるのでこまめに取り替えましょう。
- 病院で処方されるピオクタニンという口内炎の薬を使うときは、綿棒の先につけたものを両頬の裏側部分に塗ります。こうすると自然に口の中に薬が行き渡ります。
受診のタイミングは?
- 痛みが強くて母乳、ミルクや水分を受けつけなくなったり、元気がなくぐったりしているときは、脱水症が心配ですので、早めに受診しましょう。